FIRE卒業 or FIRE失敗 ?
昨日はFIRE批判者がいう「仕事」というのは、
それなりのやりがいを持って成功している方の仕事をイメージしており、
FIREを目指す人のしていた仕事とは性格が異なるのでは?
という話を書きました。
その時に使った簡易的な仕事とFIREの関係ですが、
今年話題になった「FIRE卒業」にも応用できるかと思います。
FIRE卒業を主張する多くがFIRE失敗では?
と言われますが、その判定は以下のようになるのではないかと思います。
FIRE卒業は超困難
「FIRE卒業」というからには、FIRE生活よりもシアワセな生活である必要があります。
と言う事は、FIRE後の仕事は非常にやりがいが求められます。
そもそもそういう仕事につけないからFIREを目指したのでは?
と言うのが、私の根本的な疑問です。
もう一つの疑問ですが、FIREを達成して飽きるまで仕事のブランクがある、
恐らくはそれなりに年齢を重ねたであろう人が、
そのような理想的な仕事に巡り合うことができるのか?
客観的に見て非常に困難であると言わざるを得ないかと思います。
ただ、FIRE達成した時の資産が毀損していないという前提であれば、
給料を気にする必要がないので、
「趣味を仕事」でほとんど収益がでないような仕事をするなら
ハードルは低いかもしれませんが、
これを「仕事をしている」「FIRE卒業」と言ってよいかは微妙ですね。
FIRE失敗にも疑問はある
となりますと、一旦FIREを達成して無職になると、
自分の意にそぐわない仕事につく確率が極めて高い...ということになります。
経済的に破綻をしているのならともかく、
お金があるのにそんな仕事にわざわざ自分から飛び込んでいくものなのか?
そんなにFIRE生活はやることがないのか?
孤独な生活に耐性がなかったのか?
個人的には色々とクエスチョンマークがつきますね。
一部のサイドFIREの方にもあてはまりますが、
どうみてもきつそうな仕事を楽しいみたいな人が増えている気がしますので、
参考にする場合、仕事の内容をじっくりと吟味するとともに、
そもそも何故FIREを目指すのかを再考する必要が出てきたように思えます。
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自分はリストラされてFIREになってしまったので、しばらくは仕事をしていない焦りで毎晩うなされる状態で、ブログ主様の指摘するように理路整然と考えることが出来るまでに何か月かかかりました。今月になってようやく、給与がどうであろうと好きな仕事以外はしない、そんな仕事がないなら仕事は今後しないと決心がつきました。その状態になれたのには、「Die with Zero」と「Four thousand hours」という本を読んだのが大きいです。いずれも、人生の残り少ない時間を無駄なことに使わないよう説いている本です。
返信削除私は好きな仕事なんてできないだろうと諦めている部分は大きいですが、ご指摘の通り、残り少ない人生を無駄にしたくないとは思っていますね。
削除私の場合、孤独生活が続くと精神的にキツくなるのと、株などで利益が出た翌年は、節税のために社会保険の付く所でしばらくパートしてます。
返信削除良い所なら働き続けても良いと思っていますが、今の所そんな仕事に巡り合った事はないですね。
長い間働いても良い職場というのは、やはりハードルが高いのですね?私はなんかひどいめにあう気がして、短期でも仕事復帰は非常に怖い印象があります。
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