市場乱高下と物価高騰でFIREに逆風
FIREムーブメントに逆風が吹いてきた感じですね。
市場が乱高下しているのに加えて、
物価高騰も目に見えるようになってきていますので、
ギリギリでFIREを名乗ってきた人たちの中には、
流石にFIREを名乗るのは無理だろう...ということで、
フルタイムワークへ戻った人も見受けられます。
これはこれで「低資産でFIREは極めて困難」というのが、
わかりやすく提示されたということなので、
図式としては極めてシンプルです。
しかしながら、FIREの実効性が困難になったのを追い風に?
FIREを軸にした仕事に対する見方の趨勢も変わってきたように思えます。
「自分らしく」とかはどこにいったのか?
そもそもFIREを目指す動機というのは、
仕事が忙しすぎるとか、職場のパワハラとかで、
このまま仕事を続けても自分らしく生きられないとか、
自分のやりたいことができないからというのが多数派だったと思われます。
そんな自分を取り戻すためのFIRE生活だったはずが、
FIRE生活で自分を見失い、
結局仕事に自分らしさを求めていく...
これが昨今のFIRE卒業ムーブメントのような気がします。
再びFIRE生活へ戻る人も出てくる
まあ、FIRE卒業ムーブメントで仕事に復帰した人達のかなりの部分が、
本当に資産が毀損したからではないのであれば、
一定数は再びFIRE生活に戻ってくる気がしますね。
世の中、そんな自分らしさが追求できる仕事は多くないし、
職場にはパワハラ上司だったり、シンプルに嫌なヤツもいるでしょうから、
仕事を辞めたくなるファクターはうなるほどありますから...
ただ、私が気になるのが、FIRE卒業みたいな話がでると、
世の中のFIRE生活を過ごしている人達が、
本当はみんな退屈しているとか、仕事に戻りたいと思っているとか、
そんな風に決めつける人が一定数出てくることですかね?
私としては、FIRE卒業ムーブメントに惑わされて、
これを口実にFIREを断念する人がでないことを祈りたい...
と個人的には思う次第です。
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承認欲求を満たせると勘違いしてFIREするやつが減るのはいいことかもしれんな
返信削除ここにきて、FIREと呼ぶのは無理のある形態が徐々に淘汰されているのが今のような気がします。
削除ぶっちゃけ「自分らしさ」なんて他人との関わり合いの中でしか見つけられないと思います。
返信削除ただ主さんの場合、職場で尊厳が大きく傷つけられたので、そこから逃げる事で「自分を守った」と考える面が大きんじゃないでしょうか?
みんな仕事に戻りたがってると決めつける訳ではありませんが、人間は群れで生きる動物ですから、誰しも必要とされたい本能があると思います。
そのためには起業でもボランティアでも地域貢献でも良い訳ですが、仕事がいちばん現実的で、辞めて初めて分かったという事じゃないでしょうか?
個人的には、仕事をしようが引きこもろうがどっちもキツく、どうすれば幸せとは言えないのが本音です。
確かにどうするのが幸せで正解かというのは難しい問題かとは思います。FIREして退屈して、仕事に戻って良かったという人もいると思いますが、やっぱり違うな...と思う人も多い気がします。この辺は、また、1~2年後に色々な感想が出てくるんじゃないかと思います。
削除いつも参考にさせてもらってます。
返信削除私は大病を患い、会社をリストラされてアーリーリタイアに至りました。良い仕事があればまだ働きたいと思ってましたが現実は厳しく仕事はおろかバイトすら受からない。考えてみればもうすぐ役職定年になりそうな年齢の独身男性なんて雇いませんよね。
早期リタイアを希望して蓄財してきたので予定通りと言えばそうなんですが準備不足を痛感しています。でも、十分に時間があり運動、自炊が出来て十分な睡眠も取れる。朝早起きしてラッシュアワーの出勤の必要はない。考えてみれば非常に快適で、何らかの収入が稼げればその分の金は気にせず散財出来る。これからコミュニティも探して充実したリタイア生活を送る事に集中したいと思っています。
私も50代でそれなりの仕事というのはハードルが高いと思っていたので、定職に近い形の仕事はしないセミリタイア計画を立てました。
削除おっしゃる通り、ラッシュがなく、早起きする必要もなければそれだけで快適な生活じゃないでしょうか?
無職にも適性があるということなんでしょう。適性のある人は無職が理想の状況であり、就労しようとは1ミリも考えないわけです。この適性の有無で卒業問題の見え方が随分変わってくると思います。
返信削除おっしゃる通りですね。私は無職に適正があったようです。
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