2022年12月28日水曜日

”FIRE”の定義をそろそろキチンとした方が良いと思う理由について

自分がFIREと思ったらFIRE?


自分がFIREと思ったらFIREで良いではないか?
という主張には一定の説得力があります。

ブログでもtwitterでも、基本的には自分の考えを主張する場でもあるので、
何を言ったところで文句を言われる筋合いではないでしょう。

また、「これはFIREとは程遠いな...」と個人的に思ったからと言って、
それをわざわざコメントに書き込むのも、
問題提起的な内容であるならまだしも、
タダの悪口になってしまうのであれば問題かと思います。

自分の知りたい情報に辿り着けない...


しかしながら、個人的にはそろそろFIREの定義については、
ある程度きちんと定義した方が良いのではないか?
というように思うようになりました。

そう考えるようになった一番の理由としては、
FIREの幅が広がり過ぎた結果として、
FIRE関連で情報を収集しようと思っても、
自分の知りたい情報に辿り着くのが困難になったのでは?
ということです。

例えば、先般話題になった「FIRE卒業」ですが、
これだけ聞いて何を連想するのか?
ざっと考えただけでも以下が挙げられます。

・低資産でのFIREで運用に失敗したのだろう
・お金はたっぷりあっても暇に耐えかねたのだろう
・一時的に離職したのをFIREと言っていただけだろう

実際に、FIRE卒業に関して言えば、
オリジナルのtwitterの内容から離れて、
各々が勝手にFIREについて述べるという事態になり、
あまり建設的な議論にはならなかったような気が致します。

FIREの定義がきっちりしていれば...


1,000万円程度の種銭を作って、
あとはバイトで毎月数万円稼いで暮らすことを
「FIRE」と言っている人にとっては、
1億円貯めて労働は一切しないのを「FIRE」という人に興味はないでしょうし、
逆も当てはまるかと思います。

しかしながら、1億円貯めたら一切労働をしないFIREを目指している人が、
とある自称FIREの人が「FIREして良かった!」という文章を見て、
この人がどんな生活をしているのか気になって色々見た結果、
この人が資産数百万円で毎日数時間働いているとしたならば、
自分の理想とするFIREとは全然違う...
となると、結構な時間をかけてチェックしたのがすべて無駄になったかも...
なんてケースが増えている気がするのですね。

過去の発言を見ればわかる!と言っても...


まあ、ブログでもtwitterでもプロフィールである程度の事はわかるし、
過去の発言をトレースしていけばその人のスタンスはわかるでしょうけど、
忙しい現代サラリーマンとかがいちいちそれをチェックするのは面倒です。

なので、FIREの定義がもっときっちりしたならば、
この辺りのことがすっきりするのでは?と思います。

と言っている私も結構FIREをいい加減な定義で使っているかも?
と思う事はあります。

ただ、FIREがきちんと定義されて、
自分がその定義から漏れるのであれば、
別にFIREにこだわりがあるわけでもないので、
今後は自分がFIRE生活をしているというのは一切言うのをやめようかとは思います。


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5 件のコメント:

  1. もともと労働しなくても一生生きていける状態をFIと呼んでいて、趣味など贅沢のためになら労働はしてもいいけどというのがFIREだったと思うよ。

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    1. おっしゃる通りですが、「生活費を全額労働による収入で賄う」FIREみたいな方が出てきて、話が全然違う方向へ行っているのが現状かと思います。

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  2. セミリタイアと言っていた頃は分かりやすかったですが、FIREと言う言葉が出てきた頃から曖昧になりましたね。
    ただ定義がどうこうより、実感しているデメリットを正直に書いてあれば情報としては有難いと思うのですが、皆さん「俺の生き方は絶対に正しい」ばっかりで、なかなか本音を書かないですからねえ。

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    1. 実感しているディメリットこそ必要な情報だと思うのですが、「毎日幸せ過ぎる...」とか言われるとどうしても真実性に疑問を持ってしまいますね。

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    2. 幸せは幸せだが、それが正しいかとか誇れるかというとそれは誇れないという自分のなかの感情

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