2025年7月10日木曜日

50代転職増加を前向きに解釈するのは無理がある...

50代転職が12倍⁉


タイトルに釣られてつい読んでしまった記事ですが、
内容的には思っていたのと違いました。

"入社前に就業経験のある転職者は2023年の1年間で約320万人。このうち45~49歳は約47万人、50~54歳は約48万人、55~59歳は約38万人で、いずれも約10年前と比較すると5割前後増えた。リクルートの転職支援サービス「リクルートエージェント」を利用した24年の転職者数も、10年前に比べて40代が5倍超、50代は12倍超にまで伸びているという。リクルートエージェント・キャリアアドバイザーの秋吉侑美さんは「これまであまり活発ではなかった45歳以上の転職がここ5~6年ほどで急激に伸びてきた。役職定年や定年制度にとらわれず、強みを生かして働けそうな会社に40~50代のうちから移っておきたいと考える人が増えている」とみている。” (引用元) 老いる日本企業、中高年はリストラより活用で50代転職は12倍"
50代転職は12倍!そんなバカな!と思ったら、
リクルートエージェントを使った50代転職者が、
10年前に比べて12倍超になったという話のようです。

日本全体で50代の転職者がどのくらい増えたかについては、
前段にある数字である5割くらいのようです。

ただ、最後の解説にあるような、
50代で前向き転職者が増えている!というのは違和感がありますね。

同僚は耐えがたき左遷で転職


私は50歳でサラリーマンを辞めてセミリタイア生活に入りましたが、
同じような時期に50代前半の同僚が2人辞めています。

辞めた理由を直接本人に聞いたわけではありませんが、
辞めた理由は記事にあるような前向きなものではなく、
簡単に言えば左遷されたからということのようです。

2人とも花形部署からマイナー部署への異動したのですが、
それまでの経歴からみると意外な扱いで、
本人達にしてみれば屈辱的な扱いと思ったようです。

ただ、2人共50代なのにうまいこと転職できたわけで、
それなりの実力者ではあったということです。

こういう人をあっさりと転職させてしまうのは、
ちょっと組織としてはどうなのかな?
というのが私の感想です。

50代で強みを活かそうと転職?


彼らも50代で転職をしようとは思っていなかったのに、
いきなりはしごをはずされた形で、
流石にこれ以上この会社で働くのはムリ!
という形の転職かと思います。

記事にあるような、
「50代で強みを活かして転職しよう!」
みたいな方がそんなにいるとは思えませんね。

私の推測としては、50代で思ったよりもひどい扱いを受けるとか、
給料が大幅にカットされるとかで、
やむにやまれぬ事情で転職をする人が増えているだけのような気がしますが、
実際はどんなもんなんでしょうかね?

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2 件のコメント:

  1. 有能な人は直接ライバルメーカーに交渉したりヘッドハンティングされたりするだろうからリクルートで活動はしないかもしれないなあ

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    1. その点はご指摘の通りかと思います。私の知人ベースで転職で成功した人の多くは、取引先から引き抜かれているケースが多いですね。

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