1階店舗部分をリフォームしたい!
私の近所でも個人商店の廃業が相次いでおり、
比較的大きな商店だと跡地にアパートが建ったりしていますが、
主流となるのは店舗を閉めただけでそのまま住み続けるパターンです。
そんな店舗併設型住宅に住む方から、
商売をやめた後は1階をリフォームしたい!
という希望があることを聞きました。
この悩みは持家の方が高齢になってから直面するかもしれない悩みに構図は似ているかな?
と思ったので、本日はこの件について述べたいと思います。
2階・3階へ階段で行くのはシンドイ
現在、店舗併設型住宅にお住まいの方は85歳くらいのご夫婦で、
まだ現役で店舗は運営しています。
その住宅は3階建で、普段の生活は2階でしており、
3階は元子供部屋なので今は物置です。
築40年くらいの住宅ということで階段は急で登りにくく、
後付けした手すりがないと2階へは行けない状況とのこと。
なので、引退をした暁には、
1階の店舗部分をリフォームしてそこに住みたい!
というのが奥さんのご意見です。
ただ夫サイドとしては、
あと何年生きるかわからないので、
そんなものにお金を使うなら、
息子さん夫婦と旅行にでも行って豪遊しよう!
というご意見のようです。
ちなみに、リフォーム費用はざっくり1千万円程度かかるようです。
リフォーム費用予算化 & 年金はやはり大事
この話を聞いて、私がシンプルに思った感想は以下の2点です。
持家派の方の発言でやや引っ掛かることがあるのが、
とりあえずは住む場所は確保できたので安心!
といった類の話です。
確かに、10年~20年単位ではその通りかと思いますが、
30年くらいのスパンだと大規模修繕が必要なケースも多いと聞きます。
今回のケースなんかも、
足が悪くなってから店舗部分である1階に住む為のリフォーム費用を予算化する!
ということをしておくべきだったのでは?と思います。
もう一点は年金という要素です。
この方はずっと個人事業主だったということで、
年金は国民年金のみです。
一応、寿命までは手持資金で何とかなりそうとのことですが、
1千万円をポンッと出せるほどはないそうです。
ただ、年金で生活費が余裕で賄えるのであれば、
手持資金はリフォーム費用へ躊躇なく使えるのでは?とも思います。
まあ、実際問題としてこの論争はどう決着するかわかりませんが、
リフォームしなかったとしても、
それを豪遊に使うかどうかは微妙で、
「老後の為」にお金は使えないリスクもあります。
何が正解かなかなか難しい問題ですが、
私的には80代以降となったら普段の生活が大事と思うので、
このご夫婦はリフォームした方が良いのかな?
とは思いますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿