2024年11月1日金曜日

富士通リストラ報道で思う事 ~ 間接部門の受難・軽視は止まらない ~

富士通が間接部門幹部社員をリストラ


富士通がリストラ策を発表しましたが、
対象は「間接部門の幹部社員」とのことです。

"富士通は31日、国内の間接部門の幹部社員を対象に、早期希望退職を募ったと明らかにした。募集人数は公表していない。すでに募集を締め切り、応募者の多くが10月末で退職したという。退職金の積み増しなどの関連費用として200億円を同日発表した2024年9月中間決算に計上した。
「幹部社員」というと、私のイメージだと本部長・役員クラスですが、
200億円という金額を考えると、
もっと下の人も対象になっている感じが致します。

間接部門の余剰


私は間接部門で働いていたので、
この手のニュースを見るとつい反応してしまいますね。

記事に戻ると、今回のリストラの背景には、
事業再編や関係会社の統合による間接部門の余剰があるとのこと。

この辺りは私がいた会社も同じようなもので、
例えば、私のポジションは組織再編で消滅したので、
あのまま勤めていたら私の配属はどうなっていたのか?

おそらく、一若手と同じようなポジションに実質的に降格になっていたので、
この辺の事情を改めて考えてみても、早いとこ会社を辞めて正解だったと思います。

間接部門軽視の風潮


この手のニュースを見ていつも思う事ですが、
間接部門そのものが無駄!みたいなニュアンスで語る人が多いのは、
ちょっといかがなものかな?ということです。

経理でも総務でもそうですが、
営業とか生産の人が片手間でできる仕事ではそもそもないんですが、
その辺に考えが及ばない人も結構います。

また、仕事が楽だと思っている人も多いのですが、
単純な労働時間としては営業や生産現場より長いですし、
上司とずっと一緒というのも苦痛材料です。

まあ、私が何を言ったところで世間の見方が変わるわけでもないですが、
こういった間接部門軽視みたいな流れというのも、
私の早期退職した理由の一つにはありますね。

4 件のコメント:

  1. AIが出てきたのでどうなるかだよなあ、間接部門総崩れになりそうな感もあるしな

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    1. 一部のモニター管理する人しかいらなくなるかもしれませんが、それでも、原理原則を理解しなければいけない人がゼロになるわけではないのでは?とは思います。ただ、必要な人員は大幅に減るでしょうね。

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  2. 今や生産現場はかなり危機的なので…AIを大胆に導入していく方向にアメリカは動いていますがうまく行くかどうか見物といったところでしょう。

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    1. 個人的にはAIに過度な期待を抱きすぎと思いますが、おっしゃる通り、どうなるか当面は見守るしかない感じですね。

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