年収1千万円でも質素な生活?
よくあるサラリーマンの悲哀を感じさせる記事ですが、
なかなか興味深い部分もありました。
年収額面は11.8百万円だが手取りは8.1百万円、
だが、月20万円の住宅ローンの支払いと子供2人の教育費で足りず夫婦共働き、
なのに、週末は家事と子育てで終わるという、
なかなか悲惨な生活に見えます。
教育費は底なし沼...
年収1千万円超で妻も働いているのであれば、
お金の使い方によってはかなり余裕が出るとは思います。
ただし、ネックは教育費ですね。
教育費はお金をかけようと思えばいくらでもかけられるので、
恐らくこの方は、教育費に相当な支出をしているのでしょう...
なので、他にしわ寄せがいくのはある意味必然です。
私の知人で、夫婦共に公立高校出身で名門大学卒業だからか、
私立に子供を行かせるのは金の無駄と言い張り、
かなり余裕のある生活を過ごしており、
それこそ、週末はゴルフなどに行って楽しんでいる人がいましたが、
これなど例外中の例外のような気がしますね。
自作弁当 & 小遣い5万円で足りないは疑問
ただ、この記事の内容に若干疑問が残る部分もありました。
まずは、毎日「自作弁当」という箇所です。
大企業部長という立場であれば周囲への見栄もあるでしょうから、
自作弁当を作って持って行くというのは、
ちょっと私には考えられない感じです。
私の周囲にはこのような人は一人もいなかったのでちょっと引っ掛かりました。
そして、小遣い5万円で足りないという話。
ランチ代が自作弁当で0円とすると、
小遣い5万円は余裕のような気がします。
私の周囲では小遣いはせいぜい2~3万円が多く、
しかも昼食代込みです。
また、部長クラスであれば、
会食の多くは接待費で落とせるでしょう。
まあ、「会社では何かとお金を出す側」と言っておられ、
部下に奢ったりもしてお金がないのかもしれませんが...
これまた、私の周囲には部下に気前よく奢る部長なんてのはいなかったので、
勝手に違和感を感じるのかもしれませんが...
独身FIREのが全然良い生活
まあいずれにしましても、大企業の部長さんでも、
妻子持ちはなかなか厳しい生活を強いられているようです。
この辺を総合的に見てみますと、
年間2百万円程度の予算でやりくりする独身FIRE生活の方が、
年収1千万円超で一見ブイブイ言わせている妻子持ちより、
少なくとも私にとってはですが、
断然余裕のある快適暮らしをしているというのを改めて実感しますね。
また、記事にある話ですが、
「うちの会社じゃ、役員にでもならないと(贅沢な生活は)無理だろ」
とありますが、これは私の会社の役員から同じようなことを聞いたことがあります。
ただ、そもそも役員なんて簡単になれるものではないし、
なれたところで、子育ても終わるような年齢...
それで高収入になったところで、
あまり意味ないんじゃないの?と思った記憶があります。
役員になったとしてじゃあ経営が楽かと言われるととてもそうは見えんもんね
返信削除役員になると、かえって会社が金を出すのが当たり前になって、よりケチになる印象があります。
削除首都圏だと私立中高一貫校を子供に狙わせることになるのかと思いますが、そうすると受験教育費が非常にかかります。中学受験は塾が必須(塾なしで受かるのはほぼ不可能)ですが、小5、小6で年間100万くらいは見とかなければなりません。中高一貫校に入学したら入学金、制服代で50万、学費は年100万以上かかり、塾代、部活など活動費などを加えるとさらに100万とか当たり前にかかります。大学受験は、私大メインの入試だと300万くらい必要で、理系で勉強が忙しくなると大学近辺の下宿が避けられなくなるので東京都心の大学への通学は相当金がかかります。これだけ金をかけてもGMARCHにも行けない子は多いし、今後は少子化で大学入試が加速度的に推薦重視になり、(今でも早慶上智ですら4割は推薦入学ですが)今年中学に入学した生徒が大学受験をするころには日東駒専以下は入学試験を止めて全員推薦入学になると予想されています。これで、中国人が中高一貫校の難関校に多く入っており、最難関男子女子校の生徒の一割くらいは中国籍を持っているというのは個人的に情けないと思わざるを得ません。
返信削除私立高校の夏休みに子供を短期留学させる費用が100万円単位だそうで、夫婦間で行かせるべきかどうかで意見の相違があった同僚がいました。周りが金持ちばかりだと、ちょっと収入が高い程度の家庭の人は、あまりこの手の学校に行かない方が良いという印象を持ちました。
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