2024年11月13日水曜日

退職理由にFIRE達成が疑われる時代?

転職ではなくFIREかも?


FIREがある程度ポピュラーになってきたからか、
上司が部下の退職理由を「FIRE達成したのか?」
と疑う時代が到来したのでは?ということを言っている人がいました。

独身なのに飲み会にも一切参加せず、
お昼ご飯も自分で弁当を作る、
缶コーヒーなんて絶対買わない!
なんてスタイルの生活をしている人が会社を辞めると言ってきたら、
FIREを疑われる程度には、FIREが浸透してきるのかもしれません。

会社の引き留め策もFIREを意識したものに?


となると、退職を引き留める会社側の作戦も変わるかもしれません。

従来の他社への転職というパターンであれば、
「君の今の実力では他社では通じない」という脅し的なものや、
「君の希望があれば聞こうじゃないか!」という融和的なものが主流かと思います。

ただ、FIREでもう働く気がない人にこのようなことを言っても、
全く効く耳を持たれないかと思います。

なので、会社の引き留めの文言も、

「FIREすると時間を持て余すぞ!」とか
「FIRE生活の孤独に耐えられるのか?」とか
「株価が暴落したらサラリーマンに逆戻りだぞ!」と言った、
どこかで聞いたような、FIREをディスるセリフが並ぶかもしれませんね。

もう少し働いて完全FIREを目指せ!


私が部下がFIREするのを引き留める側だったらどう言うか?
まあ、本心では「おめでとう!」と言いたいところですが、
会社の都合で部下が辞められると困る場合なら

「もう少し働いて完全FIREを目指したらどうだ?」

と言ったところでしょうかね?

サイドFIRE的に少しは働くのでは?と推測しての引き留めですが、
「あと2~3年働けば、バイトとかの短期労働しなくてすむぞ!
  どうだ完全FIREを目指してもう少し働いてみないか?」
ということなら、少しは効く耳を持ってもらえるかもしれません。

ただ、数億円の資産で完全FIREとかだと、
まあ何を言っても会社は辞めるでしょうから、
引き留め策なんて無意味に終わるでしょうけど...

2024年11月12日火曜日

"FIREの為に若い内は節約"と”若い内にお金を使って楽しむ”はどちらを優先すべきか?

お金は有意義に使い切る!がトレンド


お金は有意義に使い切る時代になったというのは、
なるほどそういう部分はでてきな!と思った記事が下記のものになります。


ただし、お金の使い方というのは、
そこまでシンプルに考えて良いのか?
と思ったのが以下の文言です。

"「自分軸の金銭感覚の先にあるのが“お金は使えるときに経験へ投じたほうが有意義”という話題のマネー本『DIE WITH ZERO』に代表される価値観です。人生が終焉を迎えるときに数千万円の貯金があっても、使える額や支払い先は限られますよね。また、同じ100万円で旅行をするにしても、30代と70代では行ける場所やできること、旅先で感動する力も変わってきます。特にバイラ読者の年代は行動力も感性も高まっている頃。人生の思い出が節約&貯金だけになっていいのかよく考えて、バランスよくお金を使っていきましょう!」
ここにサラリーマンのストレス、FIREという要素を加えると、
ちょっと違った景色が見えてくるのでは?と思いました。

30代の旅行は70代の旅行より価値がある?


私自身も、30代と70代の旅行では質的な違いがあると思います。
旅行は若い内に行くべきというのはその通りだとは思います。

しかしながら、30代の旅行はサラリーマンの休暇として行くことになります。
となると、前日夜遅くまで働いて眠たいまま空港に向かい、
旅行中は旅行中で仕事の電話が掛かってくるとか、
PC持参で毎日メールチェックを義務付けられたりするリスクもあります。

それだったら、70代で心置きなく旅行を楽しむ方が良いかもしれません。

また、FIREという要素を入れれば、
40~50代でFIREしさえすれば、
航空券・ホテルの安いオフシーズンを狙い、
旅行期間は好きなだけ行くことができます。
そして、まだまだ身体はある程度元気です。

これだったら30代のサラリーマンの旅行に比べて、
量的・質的に凌駕すると思います。

私の経験から言っても、
サラリーマン時代の旅行は楽しさ半減だった時期もありますし、
逆に、FIRE後に1ヶ月弱、南欧へ旅行したのは、
過去最大級に楽しかった記憶があります。

仕事が充実していればね...


まあ仕事が充実していて、
旅行中に電話を平気で掛けてくる上司や同僚がいなければ、
老後の事など考えずに、お金を使って若い内にやりたいことをやれば良いのです。

ただ、仕事が嫌過ぎて早く辞めたいという要素が絡むと、
若い内にある程度の節約をしてお金を貯めてFIREしなければ!
となってしまいます。

この辺のバランスというのは、
私みたいな人間にとってはなかなか難しかったですね...

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2024年11月11日月曜日

お金が増えたら欲望が減少する? ~ 一般論は知らないが、私はそうかもしれない... ~

お金が増えたら物欲が無くなる?


Xのポストを何気なく見ていたら、

「お金が増えたら物欲無くなると言う人は多いけど、自分は全然違う!」

みたいな内容のものが流れてきました。

この問題については、個々人によって違うとは思いますが、
確かに、FIRE経験者からは同じような発言が多く聞かれるように思えます。

それでは私の場合はどうなのか?
この辺りについて、物欲だけに限定せずに、
欲望全般に対象を広げて雑感を述べてみたいと思います。

FIRE後に欲望は減少


結論から申し上げますと、FIRE後に欲望は減少しています。
FIRE生活をしていますと、特別な事をしなくてもそれなりに充実していますので、
特別な事をあえてしたくなくなるのが理由かな?と言ったところです。

ただ正確に言いますと、減少というよりは、
当初想定程の強い欲望はないかな~と言ったところです。

具体的には、旅行・豪華食事については、
FIRE前の計画に比べて、行きたくなる頻度が減っているということです。

また、もうひとつ強調しておきたいのが、
あくまで「減少」であって「皆無」になるわけではないということです。

いつでも買える・行けるというのが重要


なので、私にとっては、旅行でも豪華食事でも、
行きたいときにはいつでも行ける資金力があること、
これがとても重要になっています。

物欲についても触れておきますと、
元々物欲はそれほど強くはないですが、
PCやTVなど調子が悪ければすぐ買い替えができること、
この辺りも気持ち的には随分楽なのかな~と思います。

この辺りの気持ち的な余裕というのを考えますと、
こんなにお金を使わないなら、
もっと早くFIREすれば良かった!
とかそういう方向へは私は行かないですね。

2024年11月10日日曜日

FIRE実現の為の"会社をスパッと辞めるルール" ③ 引金となる会社の待遇悪化を事前設定

もう一つの会社を辞めるタイミング


前回までに述べた事ですが、

・事前設定した年齢で目標資産を達成した場合、強制的にFIREする
・事前設定した資産残価(FIRE目標以上)を達成した場合、強制FIREする

といったところです。

こちらは2つとも、自分サイドのFIREへの準備の問題と言っても良いかと思います。

それとは別に、会社の待遇面や労働環境が悪化した場合、
ある程度見切り発車でも会社をスパッと辞めた方が良い場合があるのでは?
ということを考えました。

会社の待遇・労働環境が悪化したらFIRE


私が見切り発車でも会社を辞めるべきタイミングとして、
以下の2つが挙げられると考えます。

① パワハラ等、労働環境の悪化が著しい
② 給料が想定以上に下がる

①については、私も流石に限界か...と思ったところで、
人事異動があって事なきを得たということがあります。

その時は、資産がFIRE目標金額に達成していませんでしたが、
自分の精神面・身体面を考えると辞めた方が良いと思っていました。

また、給料面については、私が事前設定していたギリギリまで下げられ、
その下げられた理由が到底納得のいくものでなかったということがありました。

実は今でも、その時に辞めるという選択肢はあったかも?
と思うことがあります。

減給を普通に受け入れたのが、
後々、なめられる原因にもなってしまったのでは?という疑いがありますし、
単純に今思い返しても頭にきます。

見切り発車でも大丈夫!


会社の待遇悪化があったとしても、
FIRE目標金額の半分も行っていないとかだと、
流石にそのままFIREというのはリスクが高いと思います。

ただ、大抵の方はFIREプランにそれなりのバッファーを設定しているでしょうから、
FIRE目標金額の8割くらいに達成しているのであれば、
実際はそのままFIREに踏み切っても大丈夫では?と思います。

もちろん、誰にでも当てはまる理屈であるとは言えませんが、
私の場合、上記の①②に近い状況になったタイミング、
すなわち実際の4~5年前にFIREしていても、
何とかなっていたかな?とは思います。

もちろん、その分資産は減っていたので、
今よりはゆとりのないFIRE生活にはなっていたでしょうが...

2024年11月9日土曜日

FIRE実現の為の"会社をスパッと辞めるルール" ② 〇〇千万円貯まった時点で即退社!

強制退社のタイミングは年齢と資産


ずるずるといつまでも会社員を続けるリスクを避ける為に、
目標資産を達成しているのであれば、
ある年齢を設定して、その年齢を越えたら強制的に退社する!
というのは有効では?という話を昨日は致しました。

この強制退社(あくまで自分の心の中の話ですが...)のタイミングとしては、
ある一定金額を資産を越えたらというのもあるかと思います。

FIREの為の目標金額も2段階設定すべき?


FIREを目指す場合、目標金額を設定しない方というのはいないかと思います。
ここでは、「5千万円貯まったらFIREする」という目標を例として設定します。

おそらく多くの方は、5千万円に到達したその日に辞表を提出することはせずに、
改めて本当にこの金額で大丈夫か?
大丈夫ならどのタイミング(年末、年度末等)で辞めるべきか?
等々について色々と考えるかと思います。

そして、やはりこの金額では少々不安が残るとか、
今すぐ辞めると会社に迷惑が掛かってしまうと言った理由で、
退職を先延ばしにしてしまうケースもあるのでは?と思います。

これでずるずると会社員を続けない為には、
FIRE資金についても2段階の目標設定をするのが有効では?と思います。

例えば、

① 5千万円貯まったらFIREする。
   ただし、経済や仕事の状況次第ではもう少し余計に働くことも考慮する。

② 7千万円貯まったら強制的にFIREする。
 物価かどうとか仕事がプロジェクトの途中とか、
 そういった事情は一切考慮しない。

といった具合です。

準富裕層レベルでは不安は残る!


FIREを目指す場合、多くの人は準富裕層レベルにターゲットを置くと思われます。
もう少し上でも、富裕層の下の方のレベルではないかと思われます。

このレベルの金額であれば、インフレだ資産暴落だとか、
色々とリスクを考えれば不安を完全に払拭するのは不可能では?と思います。

なので、どこかの時点で強制的に退職するルール作りとかをしていかないと、
結果的に定年まで働くということになりかねません。

また、会社に迷惑をかけないようになんてのを気にしすぎると、
辞めるタイミングなんて会社にリストラされるときくらいしかなくなります。

お金貯めすぎ問題やDIE WITH ZEROの問題も鑑みると、
この金額を貯めたら強制退社だ!と心に決めるのも、
それなりに有効性のある考えではないかと思います。

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2024年11月8日金曜日

FIRE実現の為の"会社をスパッと辞めるルール" ① 年齢で区切る

「FIREできない」を避けるには?


昨日は、会社の組織変更・人事異動がなかったら、
私はFIREせずに、そのままずるずると働いて可能性は高かったという話をしました。

今の充実したFIRE生活を考えますと、
なし崩しで働いていたら、相当人生を損していただろう!
というのを改めて考えます。

ただ、いま改めて考えましても、
スパッと会社を辞めて無職になるのはなかなか勇気がいるもので、
会社を辞めるタイミングというのを、
もっときちんと考えておくべきだったと思う部分はあります。

年齢で区切る


FIREを目指す場合、
「何歳までにFIREしたい」
という目標は誰もが設定するかと思います。

例えば、「45歳で5千万円の資金でFIREする」といった具合です。

しかしながら、45歳で5千万円貯まったタイミングで、
仕事的にキリが悪く辞めにくいとか、
やはり不安なのでもう少し資金を貯めてから辞めたいと思うようになるとか、
色々な想定外の出来事や気分が発生する可能性は高いです。

そこで、この目標を2段階で設定するというのを考えてみました。
すなわち、

① 45歳までに5千万円を貯めてFIREするのを目標とする

② 50歳の時点で5千万円あったら、何があっても退社してFIREする

といった具合です。

何とかなる確率は高いと思う


上記の例で言えば、
「45歳で5千万円あれば何とかなる!」
という計算に基づきFIRE計画を設定しているかと思います。

恐らくは、何度も計算しなおしての結論であるので、
これで問題はないという確率はかなり高いかと思います。

もちろん断言はできませんが、
想定外・計算外の出来事など、
そうは起きないかと思います。

従って、5年間余計に働いて年金見込み額を増やし、
また、年金支給開始まで5年も短くなっているので、
50歳で5千万円なら何の問題もないと思うのですね。

私もこの辺りの期限を区切っておいて、
最悪でも〇〇歳にはFIREだ!と思っていれば、
もう少し気分的に楽にサラリーマン生活を過ごせたし、
ずるずると働くリスクを軽減できたのでは?
と今振り返ると思うわけです。




2024年11月7日木曜日

私もFIREしないでずるずると働いて可能性は高かった...

FIRE資産が貯まってもFIREしない


FIRE系のブログなどを拝見させて頂いていると、
FIREするのを辞めて当面は働くことにした方とか、
本当に会社を辞めるかどうかで今まさに悩んでいる方が散見されます。

この理由が単純にお金の問題であればシンプルなのですが、
FIRE資金には十分すぎる資産をお持ちでも、
最後の一歩を踏み出さない方も多いです。

この辺りをよくよく考えてみますと、
私もFIRE資産はそれなりにあるにもかかわらず、
実際に会社を辞めるまでには至らなかった可能性も結構あったかも?
ということを思いましたので、
この問題について改めてちょっと考えてみました。

私が最後の一歩を踏み出せたのはシンプルな理由


私がFIREへの最後の一歩、
すなわち、実際に会社を辞めることとなった最後の一押しというのは、
組織変更・人事異動により、自分の相容れない仕事体制になったからです。

今思い返してみても、この状態で仕事を続けるという選択肢は皆無であり、
辞めなきゃよかったという要素は1mmもありません。

ただそもそも論としてですが、
この組織変更・人事異動がなくても、
自分としては会社は同時期に辞めるつもりではありました。

とは言え、今現在会社を辞めるかどうかでまさに悩んでいる人を見ると、
私も元々辞めたいと思っていたタイミングでこういったイベントがなければ、
ずるずると働いていた可能性は結構あったかもな~
と改めて考えると思います。

あのままずるずるは怖い...


例えば、組織変更も人事異動もなく体制が変わらずであれば、
上司に会社を辞めると言うタイミングを逸してしまい、
また1年、そしてまた1年とずるずると、
つまらないけど何とか耐えられないこともないという、
実につまらないサラリーマン生活を続けたかもしれないと思うと、
ちょっとぞっとする部分もあります。

結果論的には会社を上手いこと辞めて、
今はそれなりに楽しい生活を過ごしているとは言え、
ずるずると働いていた事態を回避するような対策というのは、
今振り返ると不十分だったと思いますね...

2024年11月6日水曜日

「スマホを見ながら飯」は良くない? ~ 最悪は嫌なヤツと食事では? ~

「スマホを見ながら飯」は良くない?


スマホを見ながらの食事は良くないですよ!
という内容が書かれているのが以下の記事です。


まあ、一人で食事するのならスマホくらい見るとは思いますが、
「ついだらだら食べてしまっている」
「満腹感を感じにくく、つい食べ過ぎてしまう」
「味わって食事ができていない」
などのディメリットを感じている方が多いようです。

最悪は嫌なヤツとの食事では?


私はセミリタイア中の一人暮らしなので、
食事はほとんど一人で食べております。

朝食は5分以内で済ませるので関係ないとして、
昼食・夕食はYouTubeやスポーツ中継などを見ながらで、
それなりに楽しみながら食事をしているという実感があります。

むしろ、食事だけに集中!なんてのは、
ちょっと難しい気が致しますし、
それがベストとも思えませんね。

最悪は嫌なヤツとの食事では?


まあ、気の合う仲間と楽しいトークをしながら食事の方が、
そりゃ楽しいとは思いますが、そういう機会はそうそうあるものではありません。

ただ、サラリーマン時代を振り返ると、
食事時間が地獄的な様相を呈している時代もありました。

上司と昼食に行くのがマストの時代には、
一番ましなのがどうでも良い子供の話など聞かされるで、
大抵は仕事の話、最悪は説教や叱責といった感じで、
その時代に比べると今の昼食時間はパラダイスです。

なので、この辺りの事情を鑑みますと、
スマホ見ながら食事できる時点で、
それなりに恵まれた環境のような気がしますね。

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2024年11月5日火曜日

自分の勤務先の倒産を予期できるか?

船井電機破産、その時従業員は?


船井電機が破産したのはショッキングな出来事でしたが、
その時現場の従業員はどうしていたのか?


上記の記事を読むと、破産は予期できたはず!とも思えますが、
実際は内部にいる方がわかりくいものがあったりもするのかな?と思います。

日本撤退の噂が流れる...


破産とはちょっと違いますが、
私が勤務していた外資系企業では、
「日本から撤退する!」
という噂が流れたことがありました。

日本での業績を考えればありうる話でもあり、
この噂を聞いて、結構な数の人が退職をしました。

ただ、実際は噂は噂で終わり、
かなりのリストラ的組織変更はありましたが、
日本から撤退することはありませんでした。

結局、上で考えていることはわからない...


ちなみに、私もその噂が流れている間に退職をしましたが、
私が所属していたユニットは事業撤退致しましたので、
私的には噂が本当だったとも言えます。

まあ、破産の話はかなりこれとは随分違うとは思いますが、
実際の会社の資金繰りとか銀行支援体制とか、
また、簿外債務があるとかないとかになると、
上の方の話なのでなかなかわかりにくいとは思います。

ただ、退職金とか給与・賞与が貰えないみたいな事態を避ける意味では、
こういった情報にもアンテナをはっておくべきなんでしょうね。

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2024年11月4日月曜日

”老後働かなくても豊かに暮らせる社会”は来ない!

定年後も無理なく働ける社会


”老後働かなくても豊かに暮らせる社会”なるものが今まであったのか?
という疑問はさておき、今後そのような社会が到来する見込みはありません。

ただ現在のトレンドとして、消費者が増えて労働者が減少する、
そして労働者の価値が上がっていけば労働環境も変わっていく可能性はあります。

その辺りを上手くまとめた記事が以下のものになります。

"純粋消費者が増えて働き手が足りなくなる現代の日本社会においては、生産者と消費者の関係は必然的に変わってくるだろう。つまり、消費者が過剰に存在していて生産者が足りない労働供給制約社会においては、主権は生産者に移るはずなのだ。働き手に気持ちよく仕事をしてもらえる環境をいかにして作り上げるか。また、その結果として、いかにして多くの人に働いてもらえるか。日本に住むすべての消費者にとって、こうした考え方はこれからますます大切になっていくだろう。
定年後も働かなければいけないけど、
その仕事が良質な仕事で無理なく働けるならば、
まあ働いても良いかな?と一般的にはなっていくかもしれません。。

その方向性を社会が目指すという理屈はわからんでもありません。

高齢者の仕事内容が変わるのか?


しかしながら、理想論をいくら語ったところで、
この筆者の語る ”定年後の幸せな生活と両立できる「小さな仕事」"なるものに、
高齢者が従事できる確率はどの程度あるのか?

清掃・警備などが中心の高齢者の仕事が、
今後劇的に変わっていくなんてあるのか?

もうちょい具体的に言って頂かないと、
私なんかはイメージできない感じです。

FIRE的思考は重要性を増す


まあ正直申し上げまして、
老後も活き活きと働き続けることができて、
仕事と老後生活が両立できる社会が到着するとは思えませんね...

となると、対策は個々人で行う以外はないかと思います。

自分自身は何歳で仕事を辞めたいのか?
その為にはいくら必要なのか?

この辺をきっちりと計算しておかないと、
定年年齢も年金支給開始年齢も、
政府の都合でずるずると後ろ倒しになって、
なし崩しで生涯現役を強いられることになりそうです。

従って、FIRE的思考というのは、
定年まで働くつもりの人にとっても、
結構重要な意味をもってくるんじゃないかと私なんかは思いますね。

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2024年11月2日土曜日

FIREすると「誰からも必要とされず、誰からも愛されない」のか?

久しぶりに凄いFIRE批判を見た!


FIREを批判する文章は定期的に出現しますが、
ある程度想定の範囲内の論理展開に納まることが多いです。

想定の範囲を越えてなかなかパンチが効いており、
私個人とは100%考えが違うな~と思いました。

この記事の結論部分に筆者の考えが凝縮されているようで、
この文章について、私の感想を述べてみたいと思います。

"労働しない人生は確かに楽だろう。だが「楽=楽しい」ではない。体が楽なだけで、何の達成感もなく、何もやりたいことや欲しいものがなく、誰からも必要とされず、誰からも愛されない。たった一度きりの人生をそのように使ってしまって後悔しない人は少ないだろう。後悔しない人がいるとすれば、無人島で一生一人暮らしでも楽しく生きられる特殊能力の持ち主だけだろう。

「楽 = 楽しい」です!


まず最初に申し上げたいのは、「楽 = 楽しい」ということです。

FIREしても、やりたい事が明確でないと失敗する!
というのは多くの人が唱えている説ですが、
最近の私の考えでは、ちょっと違うんじゃないかな?と思っています。

というのも、基本的にFIRE生活というのは、
何もせずまったりするのが一番楽しいのでは?
と思うようになったからです。

何もしないといっても、実際は何かしらはやっています。
ゲームでも動画でも、楽しいコンテンツが溢れているのが今の世の中なので、
基本的に嫌な事をする義務さえなければ、
それなりに楽しい事はいくらでもあります。

やりたいことがあるからFIREした!


また、「何の達成感もなく、何もやりたいことや欲しいものがなく」とありますが、
これも全く逆の発想かと思います。

そもそも、やりたいことがあるからFIREしたという部分があります。
私の場合は、「旅行と読書」です。

そして、それをする為に最も欲しいものが「自由時間」ということであり、
私なんかはそれを得ただけで達成感がバリバリにありますけどね~。

駒として必要とされて嬉しいですか?


そしてある意味一番すごい発言と思ったのが
「誰からも必要とされず、誰からも愛されない」
という文言ですかね?

FIREすると誰からも必要とされず、誰からも愛されないのでしょうか?

まあ、仕事をしていれば会社からそれなりに「必要」とはされるでしょうが、
それはあくまで一つの駒として必要なレベルでしょう。

会社の「駒」「歯車」「奴隷」として君が必要だ!と言われて、
それで嬉しいかと言われれば、むしろやめてくれ!というレベルでしょう。

誰からも愛されないと言う点については、
仕事すると誰かから愛されるのかな?
ちょっと私にはご趣旨がよくわかりませんでした...

2024年11月1日金曜日

富士通リストラ報道で思う事 ~ 間接部門の受難・軽視は止まらない ~

富士通が間接部門幹部社員をリストラ


富士通がリストラ策を発表しましたが、
対象は「間接部門の幹部社員」とのことです。

"富士通は31日、国内の間接部門の幹部社員を対象に、早期希望退職を募ったと明らかにした。募集人数は公表していない。すでに募集を締め切り、応募者の多くが10月末で退職したという。退職金の積み増しなどの関連費用として200億円を同日発表した2024年9月中間決算に計上した。
「幹部社員」というと、私のイメージだと本部長・役員クラスですが、
200億円という金額を考えると、
もっと下の人も対象になっている感じが致します。

間接部門の余剰


私は間接部門で働いていたので、
この手のニュースを見るとつい反応してしまいますね。

記事に戻ると、今回のリストラの背景には、
事業再編や関係会社の統合による間接部門の余剰があるとのこと。

この辺りは私がいた会社も同じようなもので、
例えば、私のポジションは組織再編で消滅したので、
あのまま勤めていたら私の配属はどうなっていたのか?

おそらく、一若手と同じようなポジションに実質的に降格になっていたので、
この辺の事情を改めて考えてみても、早いとこ会社を辞めて正解だったと思います。

間接部門軽視の風潮


この手のニュースを見ていつも思う事ですが、
間接部門そのものが無駄!みたいなニュアンスで語る人が多いのは、
ちょっといかがなものかな?ということです。

経理でも総務でもそうですが、
営業とか生産の人が片手間でできる仕事ではそもそもないんですが、
その辺に考えが及ばない人も結構います。

また、仕事が楽だと思っている人も多いのですが、
単純な労働時間としては営業や生産現場より長いですし、
上司とずっと一緒というのも苦痛材料です。

まあ、私が何を言ったところで世間の見方が変わるわけでもないですが、
こういった間接部門軽視みたいな流れというのも、
私の早期退職した理由の一つにはありますね。