2025年9月14日日曜日

”FIREは1ヶ月で飽きる”を考察 ① 経験上も1ヶ月で飽きるはやはりおかしい!

「FIREは1ヶ月で飽きる」は定番?


昔からちょいと感じていた事で、
何度か言及したこともあるのですが、
FIREを否定する方の多くは、
FIRE未経験者です。

ただ、実際にFIREを否定する方の中にも、
一応は無職を経験されたと言う方もいらっしゃいます。

その場合のFIREが飽きるのかかった時間ですが、
1か月というのが多い気が致します。

この1ヶ月という期間に真実味とか説得力があるのか?
気になったので考察してみたいと思います。

まずは、個人的な経験から、
1ヵ月でFIREが飽きるはちょいとおかしいのでは?
というのを見ていきたいと思います。

有給休暇消化期間への言及がない


FIRE否定論者で1ヵ月でFIREが飽きた!
と言う方で、有給休暇消化期間について触れている人は、
個人的には見たことがないかな?と思います。

私は有給休暇が40日間ありましたので、
サラリーマン最後の約2か月の期間、
給料を貰いながら仕事をしない期間がありました。

もしも1ヶ月でFIREが飽きるのであれば、
有給休暇前半が終了した時間で、
「やっぱり働かせてくれ!頼む!」
となるはずですが、そのようなことは一切ありません。

まあ、最終的にFIREを否定されるような方は、
有給休暇など消化せず、
最後の1日まで普通に出勤するのかもしれませんが、
最後の最後くらい有給休暇を取らせてくれ!
みたいなものを感じないのは気になるところです。

1ヵ月では何もできない...


実際に会社を辞めて無職になった場合、
色々と手続きをすることも多くて、
それなりに大変です。

健康保険関連、ハローワーク関連、投資関連(iDeCoや持株会)、
年金関連、勤務先が無くなることに関連しての諸手続きなど、
それなりに時間のかかる作業が多いです。

そういった作業をうだうだやって、
サラリーマン時代に溜まった疲れをとるべく、
たっぷりと睡眠をとったりしていると、
1ヵ月とかは飽きるとかを感じる前に過ぎてしまいました。

長期間無職でいるつもりが最初からない?


この辺りを考えてみますと、
FIREに1ヵ月で飽きたとか言っている方は、
最初からずっと無職でいるつもりはなかったのでは?
という仮説が成り立つかと思います。

よくよく考え見ますと、
40歳でFIRE、これから40年とか50年を無職で過ごそうと言うのに、
1ヵ月で飽きちゃったとか、普通で考えたらおかしいのでは?
と思ってしまいます。

この辺りの心構えについては、
次項で私の勝手な推測を展開してみたいと思います。

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2025年9月13日土曜日

無職のFIRE民は同窓会で劣等感を感じるか?

同窓会で同期との差を実感!


同窓会に出席し、同期との差にショックを受ける!
という内容の記事がありました。


私が比較的大規模な同窓会に最後に出席してから、
凡そ10年くらい経過していますが、
その時は既にFIREする目途が立っており、
実際にそこから2年も経たずに会社を辞めました。

もしも私がその時FIREとかとは一切無縁で、
単に出世的・給与的に同期に大きく差をつけられたサラリーマンだったら...
この方と同様、敗北感的なものを感じていたかもしれませんね。

それなりに出世しているヤツが多かった


10年程前の同窓会で主として話をしたのは、
新卒で同じ会社に入った同期でした。

会社に残っている人はそれなりに出世していて、
転職したヤツは外資系などでそれなりのポジションについていて、
客観的に見て、恐らく私が一番出世していないよな~
としみじみと感じたのを思い出します。

もしも私が、FIREとかを一切考えていなかったら、
多少なりともみじめな気持ちになったかもしれませんね。

FIRE民は現役サラリーマンとは比較対象外


同窓会当時の私の年齢は40代後半だったので、
既に10年以上は自分の主たる関心事はFIRE(当時はセミリタイア)することでした。

なので、出世しようとかそういう気は一切なかったので、
出世した人に対しては、
「何かよくわからないけどすごいな~」
くらいの感情しかなかったですね。

いわば、自分とは全然違う世界にいる人と言う感じで見れたので、
特に羨ましいとか屈辱感を感じるとかなかったです。

これなんかも、FIREすることによって得られるメリットと言っても良いのかな?
と思います。

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2025年9月12日金曜日

50代・やりたくない仕事をピックアップ → やりたくない仕事しかできないことが明確に!

やりたくない仕事を書き出す


昨日一昨日と同じ方に関連する記事なのですが、
なかなか面白いことを言っているので本日も取り上げたいと思います。

"50代、やりたいことを見つけるには「やりたくない仕事」を書き出す
やりたくない仕事を書き出したところ、自分が大切にしている価値観や信念に気がつきました。あなたも書き出してみると、大切にしている価値観や信念に気がつき、Will(やりたいこと)につながる作業になると思います。私の場合、全部で7つありました。” (引用元) 通信会社の執行役員だったが…まさかの懲戒処分、30年のサラリーマンに終止符。55歳男性が無職になっても「絶対にやりたくない仕事」
やりたくない仕事を書き出すのは有効かと思いますが、
その理由は、この方のいう文脈ではない気が致します。

「やりたくない仕事」は極めてシンプル


私は既にセミリタイア生活が8年以上経過しており、
あらゆる仕事がやりたくない仕事で、それでは話にならないので、
サラリーマン時代の最晩年の「やりたくない仕事」について考えてみます。

筆者は5つを書き出すことを推奨していますので、
一応以下の5つをピックアップしました。

① 会社員として自分がしていた仕事
② 営業職
③ 法律的にグレー・ブラックな仕事
④ 肉体を酷使する仕事
⑤ 低賃金な単純労働

①ですが、サラリーマン時代の私の仕事と言えば、
長年ずっと同じ仕事でうんざりしていました。

異動があったとて、役職定年的な扱いを受けて、
よりツマラナイ仕事をさせられていたと思います。

②の営業については、私は最初の転職の時に、
「営業職には絶対に就かない」
と心に決めたので、それを踏襲します。

③の法律的にちょっとヤバい仕事、
これは言うまでもないでしょう。

④の肉体労働系は私は体力がないので無理です。

⑤はできないことはないですが、
やりたいかと言われればやりたくないのが自然では?

50代で「低賃金・単純労働は嫌!」というと、
お前は何様のつもりだ!とか言われそうですが、
お金がなくて他に選択肢がなければやるしかないですが、
シンプルにやりたいかやりたくないかだけを問われれば、
やりたくないと思うのが自然ではないかと思います。

「やりたくない仕事」以外に選択肢はあるか?


さて、やりたくない仕事をピックアップした結果わかること、
それは、50代ともなると、「やりたくない仕事」以外に、
自分が働ける仕事はないことがわかる!ということではないでしょうか?

サラリーマン時代の私で言えば、
実質的には上記の①と⑤の選択肢しかないです。

それでは、やりたくない仕事をピックアップして、
そこからやりたい仕事は何か?と考えた結果、
「自分がやりたい仕事はこれだ!」
とわかったところで、その仕事に就けるのか?
というのは全く別次元の話だと思うからです。

FIREが有効な解決策


50代でやりたくない仕事以外の選択肢がない!となった場合、
50代以降の人生を有意義に過ごす為には、
FIREというのは有効な解決策になる!といいますか、
貧弱な私の頭ではそれ以外の解決策は思いつかないかな~という感じです。

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2025年9月11日木曜日

FIRE後の趣味は「暇つぶし」でもないし「ライフワーク」でもない

趣味は暇つぶしにしかならない?


昨日取り上げました下記の記事ですが、


その中で「50代を後悔してる理由ベスト10」というのがあり、
個人的にFIRE生活を考える上で重要と思うものがありました。

それが、

”地域デビュー、妻と旅行等、趣味は暇つぶしにしかならなかった”

というものです。

本日はこのことについて私見を述べてみたいと思います。

FIRE否定の論拠にもなりうるが...


「趣味が暇つぶしにしかならない!」のであれば、
やはり充実した生活を過ごす為には、
仕事に熱中するしかない!
というのが、FIRE否定論者の思考回路ではないかと思います。

ただ、私なんかからしてみますと、
仕事は苦痛でしかなかったわけですから、
趣味が暇つぶしになったのであれば、
残りの人生は趣味に生きた方がマシということになりますね。

趣味は暇つぶしではない!


しかしながら、今の私の生活において、
趣味は暇つぶしかと言われればそれはちょっと違います。

私はその日にやりたいと思った事をやるという生活をしており、
その結果、日中の時間帯は読書に充てることが多く、
夕食以降はスポーツ中継・動画を見ることが多いという感じです。

この辺りは広い意味で趣味という範疇に入れて良いと思いますが、
これが「暇つぶし」と言われると何が違うかと言いますと、
やりたい事が複数ある中で、実際にやることをチョイスしている点ですね。

特にやりたい事はないんだけど、
しいて言えば読書かな?という感じではなく、
より積極的に対象に向き合っている部分はあります。

ライフワークというほどではない...


ただこれらの趣味が、ライフワークと呼べるほどのめり込んでいるか?
というとそうでもないですね。

私はサラリーマン時代でセミリタイアを目指し始めたころは、
退職後の生活は旅行をライフワークとして取り組もうと思っていました。

世界の独立国すべてに行こうとか、
1年間くらい当てもなく世界をさ迷い歩くとか、
そういうことをしようと思っていたのですが、
セミリタイア生活が現実味を帯び始めてからそういう願望はなくなりました。

特に実際に退職してからというもの、
何かを成し遂げるみたいな事に全く興味がなくなり、
旅行なんかも行きたいときに行きたいところに行けばよいじゃないの?
別に行きたくなければいかなければ良いし...
という感じになってきたわけです。

FIRE生活もかなり自然体となってきた


そんなわけですので、
FIRE生活は暇でやることがないので趣味で時間を潰すでもなく、
ライフワークと呼ぶべき趣味に取り組んでいるわけでもなく、
自然体で趣味に向かい合っているという感じがします。

まあ、この辺の感覚はうまく説明するのが難しいので、
FIRE否定論者の方から見れば、
「お前の生活など暇つぶしの連続にしか見えない!」
と言われそうですが、
そう思うなら勝手に思ってもらって結構!
と言う程度には達観した気持ちにはなっていると思います。

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2025年9月10日水曜日

”やりたい仕事ならずっと働きたいか?”という質問に気をつけろ!

やりたい仕事ならずっと働きたい?


FIREを思いっきり否定する方の仕事に関する下記の問いかけが、
個人的にかなりの違和感を覚えました。

"嫌な仕事なら早く辞めたいと思うかもしれませんが、やりたい仕事ならずっと働きたいと思えるのではないでしょうか。あなたにも、無職の生活は漠然と想像がつくと思います。しかし想像と現実は違います。何事も自分が体験しないとわからないことが多いでしょう。” (引用元) 55歳で無職になった通信会社・元執行役員の男性が断言…「FIRE」は、ただの“地獄”への片道切符
私もFIREについて考える前であったら、
筆者の意見にある程度同調していたかもしれませんが、
今となっては、この問いかけ事態がちょっとどうかと思います。

FIRE希望者はこの手の質問には気を付けた方が良いと思いますので、
本日はこのことについて述べてみます。

「やりたい仕事」なんてありません!


私は新卒で入った会社においては、
「やりたい仕事」について明確なビジョンがありましたが、
実際にそういった部署に配属されることはありませんでした。

そこで転職に活路を見出そうとしましたが、
そこでも希望するような部署に配属されることはなかったです。

そういう状況で20年以上も経過しますと、
「やりたい仕事」なんてものはなくなります。

筆者は、無職生活において、

”やるべきことがないと、本当に1日は長く、つらい時間です。”

と述べられております。

しかしながら、このことはむしろ、
多くの50代サラリーマンに当てはまるのでは?

すなわち、やりたい仕事なんかないのに、
会社にしばりつけられて監視されながら働くというのは、
本当に長い一日でつらい時間じゃないのか?
ということです。

「やりたい仕事」ができる確率


仮にやりたい仕事があったとて、
サラリーマンがその仕事に就ける確率がどの程度あるのか?

私の周囲を見回してみても、
例えば、営業一筋で営業の仕事が好きだった人が、
50歳を過ぎて事務部門で単純作業の仕事をするなど、
意に反した仕事をさせられるケースは山ほどあります。

そりゃ~やりたい仕事ならいつまでも働きたいさ!
でも、リストラやら役職定年やらでそれは無理!
という人は結構多いと思います。

もちろん、転職や独立でやりたい仕事を継続すれば良いのですが、
ごく普通のサラリーマンではハードルが高過ぎます。

50代にもなってやりたい事が仕事だけ?


これ以外にも、以下のような問題が考えられます。

・やりたい仕事ではあるが、上司がパワハラ気質で最悪
・やりたい仕事ではあるが、役職定年・嘱託で給料が激安
・やりたい仕事ではあるが、労働がハードで拘束時間が長すぎる

まあ、よほどの実力があって替えが利かない人材とかでもない限り、
やりたい仕事とて、50代で理想の条件で働ける確率は低いのでは?

それよりも、50代にもなってやりたい事が仕事だけなんてどうなのよ?
と私なんかは思ってしまいますけどね...

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2025年9月9日火曜日

5年早く会社を辞めていたら... ③ 週に2~3日雇われ仕事をしていた”リスク”

雇われ仕事に就いていたリスク


前項では、私が仮に5年早くセミリタイアしていた場合、
足りないと考える資産を補うべく、
デイトレ等の不確実な投資に手を出して、
資産が大きく毀損していた可能性について言及しました。

これと並んで自分的にはリスクと思われる行動というのは、
定期的な収入を求めて雇われ仕事に就いて、
週に何日か働き続けていたというものです。

私がこれをあえて「リスク」と呼ぶのかについて、
自分の考えをまとめてみたいと思います。

週に2~3日働くというリスク


仮に私がサラリーマンを辞めてから、
週に2~3日程度、派遣社員のような形で働いていた場合、
今ほどの満足感のあるセミリタイア生活は過ごせていないと思います。

週に2~3日と言えども、今の全く働いていない状況に比べれば、
仕事に取られる時間はかなりのものになります。

しかも、一応働くともなれば、
仕事の前日は夜更かし等はセーブするでしょうし、
仕事の後は疲労も残るので活動に制限が出てきます。

今の私が冷静に分析するとこんな感じになりますが、
サラリーマン時代に比べたら週2~3日程度の労働はパラダイスです。
そこと比較することによって、
まあ、サラリーマンよりましだよな...
とずるずる働いていた可能性は否定できません。

ただ、本来セミリタイア生活はサラリーマン生活と比較するものではなく、
比較するなら完全リタイア生活と比較するべきでは?
と今の私なら思うわけです。

トラウマ級に嫌な職場に当たるリスク


もう一つ、私が個人的に恐れるリスクというのは、
トラウマ級に嫌な職場に当たるリスクです。

多少なりとも自分の得意分野を活かそうとして、
万一、そこが企業とマッチングした場合については、
正社員に近い役割が求められる可能性が高いです。

そこで、パワハラ気質の上司などに当たって、
サラリーマン時代と同様の思いをする可能性は、
確率的には低いと思いますがゼロではありません。

私が働いていた職場には、派遣社員に怒鳴るような人もいましたので、
どうしてもそういう可能性を考えてしまいます。

まあ、派遣社員とかなら、怒鳴られたら翌日から行かなければ良いし、
実際来なくなった人も過去いましたが、
一応3ヵ月の契約期間は満了させる人がほとんどでした。

責任感に駆られて3ヵ月とかは我慢して働くとかしていたら、
相当メンタルをやられると思うのですよね。

充実したセミリタイア生活になった可能性も?


もちろん、純粋な可能性としては、

・週2~3日の労働が良いアクセントになってセミリタイア生活がより充実する
・職場の方々と良い人間関係が築けて孤独が紛れる
・仕事上のスキルが認められて承認欲求が満たされる

みたいなものもあるかもしれませんが、
正直申し上げてそういう仕事が見つかる気が全く致しませんね。

まあこれにつきましては、
そもそもこういう懸念のある仕事は見つからないでしょうから、
心配するだけ無駄なのかもしれませんが....


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2025年9月8日月曜日

5年早く会社を辞めていたら... ② デイトレに手を出して大損していたかも?

投資行動が変化していた可能性


私が仮に5年早くセミリタイアしていたとしても、
同じような生活をして、同じような投資行動をしていれば、
今現在でも特に大きな問題が生じてはいなかったかとは思います。

しかしながら、5年短いサラリーマン生活により総収入減で
資産は2~3割減からセミリタイア生活を開始、
無収入の期間が5年増えて、年金見込額も減少という状況を考えると、
同じような気持ちでセミリタイア生活をスタートできたかは疑問な点もあります。

そこで、一番大きな違いとなっていかもしれないのは、
投資行動である可能性はあります。

今より資産が増えていたかも?


私は今でも無リスク資産の資産比率が5割程度と、
セミリタイア生活者の中では保守的、
というよりチキンな運用形態をとっております。

より少ない資産でセミリタイア生活をしていれば、
もう少しリスクをとっていた可能性も高いです。

仮にそうであれば、S&P500でもTOPIXでも何でも良いですが、
無リスク資産分をインデックス投資に普通に投資していれば、
今よりも資産が増えていたかとは思います。

ただ、それはあくまでも結果論ですし、
リスク資産100%の資産形態であれば、
何度か訪れた暴落時に資産を一旦整理するとかして、
実際は全然資産が増えなかったという可能性も否定できません。

デイトレとかで大損をしていた可能性


ただ、この件で私が一番恐れるリスクというのは、
デイトレとかで日銭を稼ごうと思った結果、
資産を大幅に毀損してサラリーマンへ逆戻り!というものです。

セミリタイア生活において足りない(と考えていた)生活費分を、
日々の投資収益で賄おう!と思った可能性というのは、
それなりにあったかな?と思います。

それで、月2~3万円稼げればよいとか思っているうちは、
そこまで大きなリスクではないでしょうが、
そのうちもっと大きな金額で勝負をしたくなって、
結果として大損をしていたというリスクはあったかもしれません。

デイトレする時間とかもったいない!


もちろん、デイトレで得をしていた可能性もあるのですが、
仮にそうだとしても、その収益が労力に見合うものなのか疑問はあります。

そもそも、デイトレに時間を使うという行為が、
セミリタイア生活を有意義なものにしたかと言えば、
それは私にとっては全然違うかな?と思います。

この辺りのリスクを総合的に考えますと、
5年早くセミリタイアしなくて良かったのかも?
と思ってしまう部分もありますね。

2025年9月7日日曜日

5年早く会社を辞めていたら... ① 基本的には問題ないと思うのだが...

もっと早く会社を辞めていれば...


昨日取り上げた記事では、

”40代で仕事を辞めていたら”

ということを考えるシーンが出てきますが、
FIRE経験者で同じような事を考えたことがある方は多いかと思います。

私なんかも同様の事は何度も考えましたが、
その過程で考慮していない要素も多かったのでは?
と最近思うようになったので、
本日はそのことについて述べてみたいと思います。

5年早く会社を辞めても問題なし!が基本


私は50歳で会社を辞めてセミリタイア生活に入りましたが、
45歳で退職をすることを本気で考えていたので、
例として「45歳で会社を辞めていれば」というケースを考えてみたいと思います。

結論的に言えば、5年間前倒しでセミリタイアしても、
金銭的に全く問題なかったのではないか?
というのが基本的な考えになります。

5年間前倒しで退職していたということは、
50歳で退職していた時に比べて、
資産は2~3割少ない状態だったと考えられますが、

・実際のセミリタイア生活費は当初想定より少なく推移している
・運用益が当初想定より出ている

と言ったのが理由により、
セミリタイア生活が破綻していた可能性は低いと考えます。

となると、サラリーマン時代の最後の5年間の非常につまらない生活、
あれがなかっただけでも人生の充実度合は全然違うよな~
しかも、45歳~50歳なんて、今に比べればまだまだ大元気!
旅行なんかももっと楽しめたはず!
まだ円高だったし...ということになります。

抜け落ちている要因はないか?


「もっと早くセミリタイアすべきだった!」と考える人は、
上記の私と同じような思考回路の方が多いのではないか?
というように推察されます。

ただし、この思考回路の前提というのは、
「5年前にセミリタイアしてもおなじような生活をした」
というものがあるかと思われます。

ただよくよく考えてみますと、
5年間前倒しでより少ない資産でセミリタイアする場合、

・生活費が超緊縮モードになる
・運用を積極的に行う
・労働収入を得るべく働く

といった行動に出て、
少なくなった資産分を補う行動にでていたのでは?
と言うことが考えられます。

このうち、生活費が超緊縮モードになるだけであれば特に問題はないですが、
運用を積極的に行った結果、資産が大幅に減少していた!
労働収入を得るべく働いて非常に不快な思いをした!
といったリスクは否定できないかと思います。

この辺りについては次項で述べてみたいと思います。

2025年9月6日土曜日

54歳で資産1億円のFIRE希望者はいつ会社を辞めるべきだったか?を勝手に考えてみた

正解がわからない?


潤沢な資産がありながら会社を辞められないFIRE希望者は多いように見えます。
今回取り上げるのもそんな方の一人です。
保有資産経緯などを要約すると、

・資産5千万円を達成したらサイドFIREを計画、
 40代で目標達成するも退職できず
・54歳で資産1億円を達成するも退職できず
・独身で年収は1千万円

と言ったところで、彼はしみじみとこう語ります。

"「40代で仕事を辞めていたら、どんな人生だっただろうと思います。お金が足りなくなったら、また働けばよかったかもしれない。でも今ほどの収入は、もう得られないでしょう? 何が正解なのかわからなくなってしまって。こうやって、ただ年を取っていってどうするんだと思うのに、まだ踏ん切りがつかないんです」” (引用元) まだ足りない、まだ…。脇目も振らず蓄財に励み「資産1億円」を突破した54歳会社員、早期退職が夢なのに「結局サラリーマンを辞められない」ワケ
何が正解かわからないと彼は言いますが、
FIRE希望者で会社を辞めてやりたいことがあるのに、
54歳で1億円も持っていて会社を辞めないのが正解とは思えません。

何が正解か?を勝手に考えてみる!


それではこの方はいつの段階で会社を辞めるべきだったのか?
これについて私が勝手に考えてみたいと思います。
いくつか曖昧な部分もあるので、
その部分は私が推測で補います。

まず、5千万円に到達した時点で会社を辞めるべきだったのか?ですが、
これについては、会社を辞めなくて正解だったと考えます。

というのもこの方は、
”5,000万円を貯めたら運用益とゆるい労働で暮らす「サイドFIRE」を目指していた”
とあるのですが、40代以降でゆるい労働で稼ぐというのは、
実際はかなりの困難が伴うと考えるからです。

なので、5千万円を貯めた時点で目標を変更、
完全FIREを目指すのが正解かと思います。

この方のサイドFIRE計画の資金面を勝手に推測すると、

∴ 200万円 (= 5千万円 × 4%) + 100万円 (ゆるい労働) = 300万円

といったところになるかと思います。

まあ独身なら年間300万円も使えば十分では?
と思いますので、このくらいの計画であったとします。

仮にこの方の5千万円到達が45歳とし、
65歳までゆるい労働をするとするならば、
サイドFIRE後の労働収入は合計2千万円ですから、
この2千万円をサラリーマンとして稼げばよいと思います。

となると、この方は年収1千万円なので手取りは750万円、
年間300万円を生活費として使うとすれば、

∴ 2千万円 ÷ 450万円 (= 750万円 - 300万円) = 4.4年

ということで、50歳手前くらいで資産7千万円で完全FIRE!
私の価値観的にはこれが正解だったと思われます。

お金は使い切れない!


上記計算は運用益やインフレなどは考慮していないので、
かなりアバウトな計算になるとは思いますが、
一つの目途にはなる気が致します。

ただ実際問題として考えれば、
この方が5千万円達成した時点で、
仕事が超絶きつければ辞めているでしょうし、
会社を辞めなかった理由が仕事がそれなりに面白いからとか、
役員を狙える位置にいるとかであるなら、
実は資産額は全然関係ないのかもしれません。

とは言っても、この方がこのままずるずると65歳まで働くとなったら、
お金は普通に考えて使い切れない状態になるでしょうから、
かなりもったいない話にはなるでしょうね...

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2025年9月5日金曜日

退職して肩書きがなくなり虚しくなる?いや、解放感しか感じなかったけど...

〇〇課長という確固たる居場所?


定年後に嘱託として働くも、給料が安いのと仕事がつまらないので2年で辞めるが、
3カ月後には社会とのつながりをもとめてハローワーク通い、
そして、介護施設のスタッフとして働くことになった!
という比較的お馴染みのストーリーがネット記事になっていました。

その中で、ちょいとこの方とは、
個人的には全く相容れない部分があるな~と思ったのが以下の部分です。

"現役時代は、誰よりも早く出社し、深夜まで部下の指導や取引先との折衝に明け暮れる毎日。厳しいながらも、目標を達成したときの高揚感、部下から頼りにされる喜び、そして「田中課長」という自分の確固たる居場所がありました。しかし、今はどうでしょう。会社用の携帯が鳴ることも、部下から相談を持ちかけられることもありません。しかも給与はゼロ。近所の人と会えば「田中さん」と呼ばれるだけ。その響きが、自分が何者でもなくなった現実を突きつけてくるようで、ひどく虚しくなるといいます。「肩書きがすべてだなんて思っていませんでした。でも、いざ失ってみると、自分が空っぽになったような気がするんです。嘱託でいた2年間は、まだ会社との繋がりがあった。給料は下がりましたが、それでも『田中さん、これお願いします』と頼られることがあった。それすらもなくなった今、本当に孤独です」” (引用元) 会社に戻りたい…定年後に嘆く62歳元課長、〈月収28万円〉の嘱託社員時代を忘れられず「ハローワーク通い」
「田中課長」という肩書きがなくなって虚しくなる...
これまた良く聞く話ではありますが、
私なんか会社を辞めた時には真逆な感想を持ちましたけどね...

肩書きがなくなってスッキリ!


私は会社を辞めたことによって当然肩書きはなくなったのですが、
感じたのは「解放感」とか「スッキリした!」という気持ちですね。
この方のように”自分が空っぽになったような気がする”なんてのは皆無です。

というより、私は現役のサラリーマン時代から肩書きで呼ばれるのが大嫌いでした。
その理由を改めて考えてみますと、
否が応でも組織の一員であることを自覚させられること、
個人的に就きたい役職でもなんでもなかったこと、
この辺りではないかと思います。

超準備不足!


まあ、肩書きに誇りを持つのは自由ですが、
60歳になったら課長職から嘱託に変わる事、
そして嘱託の仕事内容であるとか、
それとて5年しかないことなど、
すべては事前にわかっていたことなのに、
この方は絵に描いたような準備不足!

流石にここまで準備していない人は、
今ではほとんどいないような気もしますが、
こういった人は今でも多いんでしょうかね?

役職で呼ばないと怒る人もいたな~


また、この記事を読んで思い出しましたが、
「〇〇さん」というと「〇〇部長と呼べ!」と怒る人がいましたね。

まあ、呼べっていうなら呼びますけど、
そんなに部長って呼ばれたいのか?
と非常に不思議な気持ちになったのを思い出します。

今となれば、こういう面倒くさい人との付き合いが一切なくなったのも、
早期退職をした大きなメリットの一つであるとは言えますね。

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2025年9月4日木曜日

【気持ちは分かるが...】FIRE志望者に多い「あと1年」症候群について

FIRE志望者に多い「あと1年」症候群


昨日も取り上げました、海外の方のFIRE関連の記事の中で、
もう一つ気になるテーマがありました。

それは、FIRE志望者でよく見られる、
「あと1年」症候群です。

"4. 退職するのが遅すぎる
「あと1年」症候群は、私がいまだによく目にする間違いだ。人々は退職資金が足りないのではないかと心配して、仕事を辞めたり新しいことを始めたりするのを遅らせる。そのほとんどの場合で、資金はすでに十分すぎるほどで、人々は保守的になりすぎているだけなのである。人々は、人生には限りがあることを理解していない。この地球上で80年か90年生きられれば本当に運がいいほうで、健康でいられる期間はさらに短い。1日、1日と、必要以上に長く働くごとに、取り戻すことのできない唯一の資源である「時間」を無駄にしていることになる。” (引用元) FIRE達成者が犯しがちな"間違い"は4つある。経済的自立系ポッドキャストを9年運営してきて、私はそれに気づいた(海外)
これについてはその通りだとは思うのですが、
FIREの為の目標金額を達成したのでスパッと会社を辞めた!
という人の方が少数派な気も致します。

この件に関しましては、それ程心配しないでも良いのでは?と言う点と、
対策が必要な点と、2つのポイントがあると思っています。

辞めるタイミングはやってくる!


まずは、退職が遅くなりすぎるリスクをそれ程心配する必要はない点ですが、
FIREしたくなるほど嫌な会社であるならば、
それなりの資産を持っていれば絶対に会社を辞めてやる!
というタイミングが来る可能性は極めて高いのでは?
と思われることです。

私の例で言えば、仕事がシンドイのでFIREを決断、
10年以上の時を経て目標金額を達成、
ただ、最も仕事がシンドイ時期に比べれば仕事はまし...
ならばもう少し働いて資産を増やそうか...とずるずる仕事を継続。

しかしながら、組織変更に絡んで仕事がきつくなる、
一緒に働く社員も変わり、これ以上働くのは絶対無理!
と辞表を提出という流れでした。

既に数億円の資産を持っている方とかであれば、
こういった働いている期間はまるっきり無駄だと思います。

ただ、資産額に一抹の不安があって、
FIRE後も多少のバイトくらいはしようと思っていたのであれば、
退職後に最低賃金に近い労働をするよりは、
正社員としてより高い時給で働けた!
お陰様で完全FIREできた!みたいな解釈も成り立つかと思います。

年齢で切るしかないか?


とは言っても、FIRE目標金額を達成した後に、
一番きつかった時期に比べればなんとか耐えられるけど、
ツマラナイ仕事がずるずる続く、みたいな状況もあり得るかと思います。

その場合は、40歳とか45歳とかの年齢を設定し、
大きいプロジェクトの途中であろうがなんだろうが、
その年齢に達したら会社を辞めるというのがよいのかな?と思います。

会社によっては役職定年であるとか、
この年齢で課長になっていなければずっとヒラとか、
そういった会社独自の区切りの年齢を、
一つの目安にするのも一案だと思います。

なかなか難しい問題...


まあ自分が退職を申し出る時を考えてみても、
本当に大丈夫なのか?という不安はありました。

そして、実際は(今のところ)本当に大丈夫ではありましたが、
それは相場の好調に支えられている部分もあったりするので、
結果論的な部分もあります。

なので、「あと1年だけ働く」をずるずる続ける気持ちもわかりますが、
会社を辞めて本当に良かった身からすると、
最後は自分の覚悟や計算を信じるということなのかな?
といったところかと思います。

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2025年9月3日水曜日

FIRE志望理由は「仕事から逃げる」だけで全然良いと思う理由

FIRE達成者が犯しがちな"間違い"は4つ


海外の方のFIRE関連の記事ですが、
個人的にちょっと違うのではないか?
という箇所があったので、
本日はそれについて述べてみたいと思います。

筆者はFIRE達成者が犯しがちな"間違い"は以下の4つと述べています。

1. 何かから逃れるために退職する
2. 実験が足りない
3. 経済的に自立できたことに誇りをもっていない
4. 退職するのが遅すぎる

そのうちの1は以下のような内容です。

"私が目にする大きな間違いのひとつは、単純に退職後の人生で何をしたいか、自分でもわかっていないことだ。2013年から2017年ごろにかけて、経済的自立とは、できるだけ早く目標額に到達することばかりを意味し、ほかの側面はほとんど重視されていなかった。状況は改善されつつあるが、「仕事から逃げているのではなく、自分が生きたい人生に向かって進んでいる」という考え方への転換が必要だ。もしそれが単純にスプレッドシートで特定の数字を超えることだけを意味していたなら、そして翌日に目を覚まして、人生が最高になっていることを期待していたなら、私は本当にがっかりしていただろう。” (引用元) FIRE達成者が犯しがちな"間違い"は4つある。経済的自立系ポッドキャストを9年運営してきて、私はそれに気づいた(海外)
仕事から逃げるだけではダメ!というご意見ですが、
それはどうも違うのではないか?
という方向へ私の考えはどんどんシフトして言っている感じです。

結局働かないで良いことが一番うれしい!


その理由の第一ですが、
サラリーマンを辞めて8年以上経過している私がしみじみと思うのは、
今何がうれしいかと言えば、会社に行かなくてよいことです。

どういう事かと言えば、
今の私は、日々の生活がそれなりに楽しくて充実してはいますが、
それよりも、仕事をしなくてよい、会社に行かなくて良い、
もうよくわからない理由で怒られることもない、
ここから生じる喜びのが遥かに大きいということです。

会社員の延長線上に目指すものはない


もう一つの大きな要因というのは、
会社員の延長線上に自分の目指すものはなかったということです。

あのままサラリーマンを続けていたとしても、
自分が理想とする仕事に就いていた可能性はほぼゼロであるので、
会社を辞めたディメリットは定期的な収入を失っただけです。

それと最近思うようになったのは、
仮になんかの間違えで出世するようなことがあったとて、
やはり今のFIRE生活のがどう考えても良いということです。

軽々にお勧めできる話ではないが...


まあ実際には、「FIRE卒業」「FIREは地獄だった」みたいな人もいらっしゃり、
それはまさに、単に仕事から逃げた結果だったからかもしれません。

ただ、サラリーマン生活に心底ウンザリしており、
仕事も特別好きでもないと言う人が、
経済的不安を払拭してFIREした場合、
「サラリーマン時代のが良かった!」
みたいに思う確率は相当低い気がしますね。

なので、FIRE後に何をするか?という明確なビジョンがなくても、
お金に問題なければFIREでよいんじゃないかな?

この辺をあまり考え過ぎると、
上記4のリスク、「退職するのが遅すぎる」というのに、
違う理由から陥ることになるかと思います。

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2025年9月2日火曜日

”サラリーマンは無理!”という自営業者、だが実態はサラリーマンより不自由?

自分にはサラリーマンは無理?


昨日は「自分のペースで働く」とは程遠いのではないか?
という自営業の例として知人の税理士の例を挙げて、
理想的なサイドFIREは困難だと私が思う理由を述べました。

その過程で一つ思い出したことがあるのですが、
この方にしみじみと言われた言葉で印象に残っている言葉です。
それは、

「自分にはサラリーマンは無理!」

というセリフです。

サラリーマンより不自由なのでは?


私はこのセリフに違和感を覚えて、今でも時々思い出すことがあります。

と言うのも、この方の仕事ぶりとしては、

・顧客からの電話は営業時間外もかかってくる
・場合によっては急遽、顧客の元へ駆けつける必要あり

といった場合も多々あるものでした。

この辺は、営業担当のサラリーマンと変わらないかな?
と思ったので、私はちょっと違和感を感じたのですね。

特にこの方は一人でやっている自営業でなので、
本人の休暇中とかにも直で携帯に電話が掛かってくるなど、
休暇中は業務を代替する人が一応はいるという
サラリーマンと比べてのディメリットも多いです。

確かに、常に上司に監視されている状態で仕事するわけではないなど、
サラリーマンより良い部分はあるでしょうが、
「サラリーマンは無理」と宣言するほど自由に仕事をしているようには見えないわけです。

結局「無職」に行きつく


まあ、この辺りは、
サラリーマンでしか働いたことがない私と、
自営業でしか働いたことがない税理士さんとの間で議論なので、
お互い違う立場に立っていたのであれば、
私がやはり自営業はサラリーマンと違って自分のペースで仕事ができるとか、
先方がサラリーマンも思ったより気楽と思うかもしれません。

ただ、仕事をする以上は自営業だろうがサラリーマンだろうが、
それなりの責任も伴うでしょうし、
嫌なヤツというのはどこにでもいるものでしょうから、
自分の自由に働くとかはハードルが高い気が致します。

なので、仕事がしんどくてFIREを目指すというならば、
やはりサイドFIREよりも「無職」である完全FIREに行きつくのではないか?
というのが、現時点での私の実感となります。

2025年9月1日月曜日

”FIRE後に自分のペースで働くのは困難”と考える根拠の一人の近況を聞く

知人の税理士の近況を知る


私は自由業型FIREとかサイドFIREについては、
かなり懐疑的な立場を取っています。

基本的な理由としては、
世の中、楽な仕事なんて簡単には見つからないと思うからです。

サイドFIREで言えば、最低賃金に近い単純労働で稼ぐなら、
サラリーマンをもう少しだけ継続、
その何倍かの時給でより短期間働いた方が良くないか?
というのがあります。

また、自分の得意分野で自分のペースで働くと言う人もいますが、
これができれば確かに良いのですが、
一般人にはかなりハードルが高いですし、
それなりのエクスパティを持っていても難しい気がします。

その根拠の一つが、
自分のペースで働けていない自由業の方を何人か見ているから!
なのですが、そのうちの一人の方の近況を聞く機会がありました。

その方は税理士として独立しているのですが、
「自分のペースで働く」とは程遠い部分がある印象です。

嫌な客だけ切るのは無理!


まず第一に、どんな仕事でもそうですが、
嫌な客、横柄な客が存在するということですね。

かなり無理難題を吹っ掛けるとか、
本来有料でやる仕事も無料にしようとかするとか、
そういう苦労は相変わらずあるようです。

それでは、FIRE後とかなら、そういう客は全部断り、
優良顧客だけを囲い込めば良いと思いきや、
そういうわけにもいかないようです。

顧客自体が他の顧客からの紹介だったりするとか、
そういった評判はすぐに広まったりするので、
単純に嫌な客だけ切れば良いみたいな話にはならないのだ!
という話を以前聞きました。

それ以外にも、何かあるとすぐ電話が掛かってくるとか、
今すぐ来いみたいなこともあって、
「自分のペースで働く」
というのとは程遠い部分があるようですね。

サイドFIRE向きの仕事はあるのでしょうが...


もちろん、税理士さんすべてがこのような仕事ぶりなわけではなく、
時間的にも経済的にも、かなりゆとりのある生活をしている人も多いです。

ただ、そういった方と言えども、
サイドFIRE的に働きたいと思って業務量を1/3とかにして、
優良顧客以外は仕事を全部断るみたいなのができるのか?
かなり難しい気が致します。

まあ、私が知らないだけでサイドFIRE向きの仕事も多いのかもしれませんが、
どういう仕事がサイドFIRE向きなのか?
興味本位的に知りたい気は致します。