計画的なセミリタイア礼賛が圧倒的だが...
セミリタイアやFIRE系の記事・ブログを拝見させて頂きますと、
仕事を辞めてからのきちんとした計画とか理念がないと、
セミリタイア生活はうまくいかない!
というような意見が多く、
また、それを支持する意見も多いように見受けられます。
例えば、
・セミリタイア後に趣味等やりたいことを明確にしておく
・FIREはスタートライン。これからどう生きるか?それが大事!
みたいなご意見です。
計画通りのセミリタイア?
それでは私自身のセミリタイア生活というのが、
彼らのいうような形に沿ったものなのか?
まずは、セミリタイア後の趣味的な時間の過ごし方ですが、
「旅行と読書」を軸にするというのは概ね計画通りとも言えます。
しかしながら、旅行については数か月単位の未知の国への旅行みたいなものは、
サラリーマン時代によく夢想していたのですが、
実際には行ってないし、今現在は全く行きたいと思いません。
実際には旅行期間は2週間~1ヶ月くらいで、
行ったことがある国ばかりです。
読書についても、対象とする本の内容が想定とは随分と異なります。
今は推理小説の古典を中心に読み進めているのですが、
これはサラリーマン時代には思いもつかなかったことです。
そして、FIRE後にどう生きるか?みたいなことですが、
正直そのようなことはほとんど考えたことがありません。
(まあ、この辺は20代~30代でFIREした人と、
50歳で会社を辞めたおじさんの違いでは?と言われれば、
有効な反論はできないかもしれませんが...)
それでセミリタイア生活がうまくいっていないか?と問われれば、
そんなことはないといった感じです。
念のため
今までもセミリタイア生活にきっちりとした理念や計画が必要だと言う意見には、
個人的にはちょっと違うのではないか?ということを述べてきましたが、
新しく違和感を覚えた要因などもでてきましたので、
改めてこの辺をまとめてみたいと思います。
なお、本項のタイトルは「無計画セミリタイアのススメ」としていますが、
お金がないのに会社が嫌だからとりあえず辞める!
などいう無謀な行為は推奨していません。
本項で述べるところの無計画セミリタイアをするに当たっては、
少なくとも下記の3つの要件は満たしている必要があるとは思っています。
① 仕事がしんどい
② 仕事面・人間関係で好転する見込みがない
③ 何とか寿命まで賄える資産を確保した
この条件が揃っているのであれば、
特別にどう生きようとか、
仕事を辞めて何をしようとか、
特別なことを考えなくても、
セミリタイア生活が上手くいくのではないか?
といったところについて、
次項以降で見て行きたいと思います。
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そういうブログにはその都度指摘してるんだが、聞く耳もたない。思想から習慣から感性からすべて別人になるから意味ないっていってるんだが
返信削除全く働かなくても良いという未知の領域に足を踏み入れるわけで、すべて計画通り行くと考えるのは無理があると思いますが、きっちりと考えないと気が済まない人は多いですね。
削除初めまして、今回の記事は共感したのでコメントさせて頂きます。
返信削除よく無計画FIREを批判するセミリタイヤブロガーの方がいますが、切羽詰まって会社を辞めざるを得ない人たちのことを理解していないと思います。そういう人たちに、このぐらいまで貯めておけば安泰なのに・・・なんてアドバイスはまったくナンセンスです。もしその金額が貯まるまで我慢して会社に勤めることが出来るというなら、最後まで勤められるのでは?と思うからです。ギリギリの資産でも、自分はこれでやって行くしかないと思えば、節約だって苦にはならないのではないか?と思います。
切羽詰まって会社を辞める方とか、突然のリストラで強制的にセミリタイア生活に入る方のが、セミリタイア生活はうまくいくのでは?という事についても触れたいと思っています。
削除30代とFIRE時では自分の傾向が大きく変わっていることも考えられるので、若いころFIREの計画することは資産を貯めること以外はあまり意味がないのではと思います。
返信削除大きく変わるのは旅行ですかね?私は長期の旅行を考えていましたが、大病を患い体力がなくなったので一週間で十分となりました。仕事で国内外出張に散々行ったので今更自腹で旅行というのもあまり気がのらなくなっています。旅費も昔とは比べられないくらい高くなっているし。
趣味嗜好は確かに変わりますね。私はセミリタイアを目指し始めた頃は、1年くらいの超長期旅行に行きたかったのですが、今は気力体力的にも無理です。また、1年単位の旅行だと予算的にかなりの貧乏旅行になりそうですが、それも今はちょっと...という感じです。
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