FIREで失敗する人の特徴
All Aboutに、「FIRE(早期退職)で失敗する人の特徴」という記事があって、
FIREで失敗する人の特徴として、以下の2つを挙げておられます。
1. FIRE(早期退職)が早すぎて失敗する
2. FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず失敗する
これ自体はまあそんなものかな?と思いますが、
結論としての文章が個人的に引っ掛かる部分がありました。
"結局、FIRE(早期退職)は人生の目的にはならないようです。夢を持って、前向きに全力を尽くしている日々のほうが、目的もなくのんびり暮らす毎日と比べると、幸せになりやすいということなんだと思います。 (引用元) " FIRE(早期退職)で失敗する人の特徴"
この文章についても、多くの人が同意するところと推測しますが、
私がこの文章の何にひっかかったかについて述べたいと思います。
私の仕事には夢などなかった...
記事の結論部分を簡潔に述べますと、A > B ということかと思います。
A: 夢を持って全力で仕事に取り組む生活
B: 目的もなくのんびり暮らす生活
この2つの比較であるならば、確かに私もAの方が良いと思います。
ただ、私のFIRE前にやっていた仕事に夢などあったか?
全くありませんでしたね...
確かに、自分の希望がある程度通り、
その仕事でそれなりの結果をだせていたならば、
まあ、Aほどではないけど、方向性は同じかな...と思ったかもしれません。
しかしながら、自分の希望しない仕事を延々とやらされ、
おまけにろくな評価も受けてないとなれば、
仕事に夢なんて持てるはずもありません。
世の中の仕事の多くに夢などない
だったら転職するなり起業をするなりすれば良い!
と成功者は語ることが多いのですが、
成功できる人間の数は限られていると思うのですね。
皆が努力したら皆が夢のある仕事につけるか?
今の日本は残念ながらそんな世界ではないと思います。
なので、FIRE VS 仕事 で個人的にしっくりくる比較は、
B: 目的もなくのんびり暮らす生活
C: やりがいもなくただしんどいだけの仕事をこなす生活
であって、B > C となるということになります。
ただ、この比較にも違和感があります。
FIREをさらっと、
「目的もなくのんびり暮らす生活」
と言い切るのはいかがなものでしょうか?
この件については、次項に述べたいと思います。
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目的ないけど毎日楽しいけどな。なんでそんな目的が重要なのかよくわからんよな
返信削除おっしゃる通りかと思います。目的が大事というのは、子供の頃から思いこまされていたからではないかと思いますが、本当のところはよくわからないところがありますね。
削除働いている人、家族がいる人は自分から見ると皆「夢を持って前向きに仕事に取り組んでいる人」に見えてしまいます。それがFIRE開始時に気分が落ち込む大きな原因となりました。今でもそう感じますが、そういって自分にそんな仕事は出来ないので、今は楽な仕事以外は興味がなくなりました。
返信削除働いている人の中で、どれだけ夢があるとか前向きに働いている人がいるのか?私なんかには結構少ないんじゃないか?という風に映っていますね。私はそういった仕事につくことは完全に諦めていますが、「楽な仕事」というのも、同じくらい見つけるのが難しい気がしています。
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