2024年4月7日日曜日

無計画セミリタイアのススメ ⑤ 計画的FIREを勧める負のファクターについて

FIRE計画を完全にすることの弊害


FIRE後の生活について真剣に考えることは重要かと思いますが、
この計画に完璧を求めてしまいますと、
マイナスの影響をもたらすこともあると私は考えます。

その大きなマイナスの影響とは、

① 緊急避難的に辞めるべきタイミングで辞められない
② 完璧な計画ができていないことを理由にずるずると働き続ける

の2つが挙げられます。

本来は会社を辞めるべき惨状だが...


労働環境が最悪の状態に陥っており、
すぐにでも会社を辞めないと鬱病になる!
という状況に陥ったと致します。

でも、FIRE後の生活についてはまだ漠然としたイメージしかない...
このまま会社を辞めても生活がうまくいかないのではないか?
などと考えてしまうと、
本来会社を辞めるべきタイミングを逃してしまうかもしれません。

私も自分のサラリーマン生活を振り返ってみますと、
本来辞めるべきだったタイミングというのはいくつか思い浮かびます。

そこで辞めずに何とかなったのは、
今思い返すと、単に運が良かっただけだったような気も致します。
(そもそもそんな状態に陥るのが運が悪いとも言えますが...)

完璧な計画の完成を待っていると...


また、完璧な計画ができるのを待っていたら、
いつまで経ってもFIREなんてできないという問題もあります。

おそらくFIRE目標金額を準富裕層レベルに設定している人は多いかと思いますが、
このレベルの資産であれば、何が起こっても絶対大丈夫!
という感じにはならないのではないかと考えます。

FIRE生活に踏み切るには、ある程度のリスクを許容するのも大事なのでは?

また、個人的に怖いと思うのは、
FIRE後の生活に対する完璧なプランができてないことを理由に、
ずるずると退職が遅れてしまうということですね。

まあ、私なんかもこのパターンに近い形で退職が遅れたとも言えます。

結果的には、FIRE資金が増えるなどプラスの要素もありましたが、
その間の不快な経験など考えると、やはりもっと早く辞められたよな...
と若干の後悔を感じることもありますね。

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