2025年6月6日金曜日

「仕事は引退資金を稼ぐための手段」で何か不都合があるか?

FIRE希望者へのキャリア形成の面での違和感


昨日コメントさせて頂きました下記の記事ですが、


個人的に色々と考えることが多かったのは、
「キャリア形成の面での違和感」という箇所です。

重要なポイントは以下の2点だと思います。

・早期リタイアが真の目標なら仕事は引退資金を稼ぐための手段になる
・そういった心持ちは同僚や取引先にバレる

これについて考えてみたいと思います。

早期リタイアは「やむをえず」と言う面がある


まず、早期リタイアというのは、最初から目指す人が大多数なのか?
という素朴な疑問を抱いてしまいました。

確かに、FIREをしている人の中には、
高校時代からFIREを目指していたとか、
入社初日に仕事を早く辞めようと思った!みたいな人もいます。

ただそれよりも多くは、
結局希望の仕事に就けそうもないとか、
仕事はそれほど嫌ではないが上司・同僚が最悪とか、
仕事がハード過ぎて60歳まで働くのは無理と悟るとか、
キャリアの途中からFIRE方面へ舵を取る人かと思います。

そうなった以降は確かに仕事は
「リタイア資金を稼ぐ為の手段」になるかもしれませんが、
早期リタイアを目指し始めた初期とかは、
良い部署に異動するとか予期せぬ出世とかによっては、
早期リタイアを撤回する可能性も考慮するでしょうから、
そこまで仕事をドライに割り切らないケースも多いかと思います。

仕事はきちんとやってくれればそれでよい


そういった「仕事はお金を稼ぐための単なる手段」みたいな心持ちが、
同僚や取引先にバレるみたいな話ですが、
まあ、バレても良いんじゃないかと思います。

仕事さえきちんとやってくれれば、
それがお金の為なのか自己実現の為なのか、
はたまた社会正義の為なのかとか意識する人はあまりいないと思います。

お金以外の為に働く人のが少数派では?


まあ、そもそも論で言ってしまえば、FIREとか関係なく、
仕事はお金を稼ぐための手段としか思っていない人は山ほどいるかと思います。

それだけ今の世の中、ツマラナイ仕事に溢れているわけで、
むしろ、充実した仕事についてバリバリ働いている人のが少数派ではないか?
とさえ思ってしまいます。

この手の批判の裏には、
誰もが努力すればやりがいのある仕事に就けるみたいな認識がある気がして、
私なんかからすると、こちらの方が違和感があるという感じですね。

2 件のコメント:

  1. 確かに、社会人デビュー時にFIREのことを考えている人はいなかったですね。自分の場合、FIREを目指すというよりは、仕事がなくなっても生活できるように準備していただけです。仕事が好きだったけどFIREしたという人は現実に見たことがありません。

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    1. リストラに備えてFIREの準備をするというケースはあるかと思います。最初からFIRE一択はむしろ少ないのではないかという疑念を私は持っています。

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