「働かない老後」は贅沢?
”「働かない老後」は贅沢?”というタイトルに惹かれて記事を読んだら、
改めて高齢者の就業率が結構高いことに気が付きました。
"年齢階級 就業率・60歳〜64歳 74.0% ・65歳〜69歳 52.0% ・70歳〜74歳 34.0%・75歳以上 11.4%総務省の調査によると、65歳〜69歳の約半数以上が働いています。一般的な定年退職は、60歳もしくは65歳となっているため、定年退職後も多くの人が再雇用や再就職で働いているのが実態です。さらに、70歳〜74歳でも約3人に1人が働いています。定年退職したら、働かずに老後生活をスタートするというのが当たり前ではない時代になろうとしています。” (引用元) 「働かない老後」は贅沢?60歳代・70歳代で働く人の割合は?年金だけの老後生活は厳しい傾向に。"
上記の数字は私の実感と一致する部分も大きいですが、
ちょうど先日、同世代の人と会合があって、
何歳まで働くかという話題もちょっと出ましたので、
それも踏まえた上で、この記事を読んで感じたことを雑感的に述べてみたいと思います。
65歳まで働くのは当たり前になってきた
先日の会合の中でも、
60歳で仕事を辞めるつもりの人は皆無でした。
中には私と同じ50代独身という属性で、
私なんかより確実に高い給与を得ていたので、
年金受給額もそれなりでしょうし、
退職金だけでも65歳の年金受給まで食いつなげるでしょうから、
60歳でのアーリーリタイア?を考えても良いのでは?と言う人もいましたが、
そういう発想は頭の片隅にもないようですね。
ちょっと前までは、60歳から仕事はどうするかみたいな話がありましたが、
今現在だと多くの会社で、給与は減少するものの、
仕事は用意されている感じになっているようで、
それに合わせて労働者側も65歳まで働くのが当然!
という流れができてしまったという感じです。
65歳以上でも5割以上が働く?
若干の違和感があるかもしれないというのは、
就業率の”65歳〜69歳 52.0%”という箇所ですかね?
前述の会合でも65歳を過ぎて働くつもりの人は皆無、
既に50代後半でも通勤が辛い現状では、
流石に65歳以降も働くのは無理という意見が大勢でした。
ただ、理論的には75歳まで働けるという会社の人もいたりして、
実際は65歳を過ぎて、経済的に問題がなくとも働く人は一定数いるかもしれません。
ずるずると働いてしまうリスクは高い
「働かない老後」は贅沢?という問いかけについて再考すると、
60歳~65歳はそもそも老後と捉えている人が極めて少なくなったという印象ですね。
65歳以降で、経済的に問題がないのに働く人がどの程度になるのか?
私の同世代の友人・知人でも5割とか超えるのか?
ちょっとなさそうには思えるのですが、
この辺が不透明な感じです。
いずれにしましても、60代・70代でも働くのが当然!
みたいな流れが出来てしまっているのは確かかと思います。
なので改めて、ずるずると働いてしまうリスクの高さを実感、
仕事を辞める年齢は自分のライフプランに合わせて決めることの重要性、
この辺りを改めて感じる調査結果だと思いました。
まあ、働かない老後は贅沢とかいう文言を見て、
老後働くのは当然だよな...とかは絶対に思わない方が良いですね。
欧米の元同僚たちは、だいたい60才前後で仕事をリタイアする人が多いですね。それ以上働くのは偉くなったか仕事が好きかのどちらかという印象。外国人観光客が日本に来て驚くのがそこら中で高齢者が清掃や警備の仕事をしていることだそうです。
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