2025年6月16日月曜日

リタイア後の資産は”貯蓄と投資は5:5の配分”が理想的なのか?

50歳・8千万円の資産でセミリタイア可能か?


50歳会社員で8千万円の資産をお持ちの方が、
FPさんにセミリタイアが可能か聞いている記事がありました。


いや~、わざわざFPさんに聞かなくてもそりゃ~大丈夫だろ!
と思うのですが、FPさんの回答は理路整然としていて参考になりました。

この方の趣向として大きく一般人と異なるのは、
2年間は日本各地を車で旅して登山を楽しみたいというところで、
この費用として500万円×2年分が必要とのことです。

ただ私なんかも、
セミリタイア後は1年間くらい世界1周旅行に行こうと思っていましたが、
思ったより体力低下速度が速かったり、
日々のセミリタイア生活に特に不満もないことから、
そういった願望はほぼなくなりました。

この方が、本当に2年間かけて長期間の旅行に出かけるのか?
はたまた、最初の2~3回で満足してしまうのか?
個人的にはこの点にも興味があります。

”貯蓄と投資は5:5の配分”が理想的?


ただ、私がこの記事で一番気になったところは、
”現時点でも金融資産の75%が投資です。今後は資産を取り崩していくことを考慮すると、徐々に利益確定などをして、50%程度に収め、貯蓄と投資は5:5の配分になるようにしてください。新NISAに移し替えていくのもいいですが、損失のリスクがあることだけは忘れないでください。”
という箇所です。

この方の資産構成は、預金 2,000万円、投資6,000万円となっており、
投資内訳は株式4,500万円、投資信託500万円、外貨預金1,000万円です。

私から見ると、株式比率(日本株か?)が高いのが気になります。
私も個別株からインデックス投信へ少しずつ移す予定にしておりますが、
この辺をどうするかのアドバイスも頂きたいところですね。

また、最終的には”貯蓄と投資は5:5の配分”とおっしゃっていますが、
これについての数的根拠は記載されておらず、
また、実際に多くのFIRE民の方々はもう少し投資の比率が高そうです。

この記事の元ネタは2023年11月のもののようなので、
インフレリスクがより顕在化した今であれば、
もう少し違ったアドバイスになるかもしれないな~とは思います。

年金繰り下げ受給も選択肢では?


また、この方の年間支出額は210万円、年金受給見込額は190万円だそうです。
これだと年金手取りは160万円になり、差額は50万円とのことで、
保有資産から考えると余裕で逃げ切れるとのこと。

ただ、この程度の差額で潤沢な手持資金があるのであれば、
年金繰り下げ受給を選択して、
手取りを年間支出額レベルまで引き上げるのも、
損得ではなく、安心という観点からありかもしれません。

こういった要素を色々と考えてみますと、
絶対的に安心なベースプランというのはなくて、
定期的に資産構成などは見直していく必要はありそうですね。

2 件のコメント:

  1. 比率に関してはよく耳にする「100-年齢」を基にした見解じゃないでしょうか。リスクを鑑みると妥当な気がします。米国ですら大統領によってはたちまちああなってしまいますからね…。

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    1. ずっとこの比率でいくようにとは書いてはいないので、確かに、そういうことなのかもしれませんね。

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