2025年2月3日月曜日

サイドFIREで5万円稼ぐ ③ ”正社員より仕事が楽!”理論に要注意

「楽な仕事」が全然楽そうに見えない


サイドFIREの魅力を語る時によく言われることとして、

「サラリーマン時代の仕事より楽」

という事が語られます。

サラリーマン時代の仕事は激務でありプレッシャーも半端ない、
一方、サイドFIREでする仕事にはそういったプレッシャーやストレスはない、
というものです。

なるほど、確かに楽してそれなりに稼いでいる仕事も散見されますが、
話を聞いている分には、私の正社員時代より肉体を酷使している仕事もあり、
この辺の仕事に対する感じ方は人それぞれだな...と思います。

時間を取られているという点では同じ


ただ、注意しなければいけない点というのは、
きつい仕事も楽な仕事も時間を取られているという点では同じということです。

私がそもそもFIREを目指すようになったのは、

「こんな仕事で貴重な残りの人生の時間を使いたくない!」

というのがありました。

この理屈によって立つとすれば、
サイドFIRE的に私ができる仕事というのが、
残りの人生で時間を使いたいものに属する可能性というのは、
極めて低いものというのが私の認識です。

本当に楽で稼げる仕事があれば...


本当に楽で稼げる仕事、かつ、
それなりにやりがいがある仕事ならば、
サイドFIREというのもありなのですが、
私の視点からはモデルケースになるようなものが見当たらないかな?
というのが現状です。

唯一可能性で思い当たるとすると、前項で述べました
「短時間労働でも稼げる特殊スキルを持っている」
の詳細が分かればある程度納得するかもしれないかな~という程度ですかね?

2025年2月2日日曜日

サイドFIREで5万円稼ぐ ② 正社員継続で完全FIREの方が総労働時間は少ない

生涯労働時間という視点


サイドFIRE志望者の動画・ブログなどを見ていても、
何歳まで働くのか?結局、総労働時間はどのくらいなのか?
この辺りが明確になっていないケースが多い気が致します。

この辺をザクっと計算しますと、
例えば、40歳でサイドFIREに入り、
時給1,000円で月50時間、65歳まで働くと致します。

となると、

∴ 50時間 × 12ヶ月 × 25年間 = 15,000時間

となります。

サラリーマンの1年間の労働時間を2,000時間と仮定致しますと、
15,000時間というのは7.5年間分に相当します。

サイドFIREと言うと片手間で働いているイメージがありますが、
25年間の間に7.5年も働いているとなると、
イメージもかなり変わってきます。

サラリーマンで効率良く稼ぐ方が良い?


また、これを年収ベースで見るとまた違った景色が見えてきます。

月に5万円稼ぐということは年間60万円であり、
上記の例で25年間働くとすると、

∴ 月5万円 × 12ヶ月 × 25年間 = 1,500万円

となります。

これだと、年収500万円の人なら3年間分の給料だし、
年収1,000万円の人なら1.5年分です。

サラリーマンの平均年収くらい稼いでいるのであれば、
サイドFIRE的に働くよりも、
もうちょいと我慢してサラリーマンを継続、
そして完全FIREを目指した方がよくないか?
というケースが多いように思えます。

サイドFIREが向いている人


となると、サイドFIREが向いている人と言うのは、
私の視点から見ると以下の2つかな?と思います。

① 短時間労働でも稼げる特殊スキルを持っている

上記は時給1,000円の例を取っていますが、
レアな資格を取得しているとかの理由で、
時給が数千円で仕事はいくらでもあるというのなら、
ここでの前提はすべて崩れます。

何となくそれっぽい人はネットでは見かけますが、
身バレ警戒なのか、その他の理由なのか、
具体的な仕事内容をぼかしているケースが多く、
具体的にどんな仕事なのかは私なんかにはわかりませんが...

② 本業の給与水準が低い

上記の前提は、普通の正社員サラリーマンであれば、
時給換算するとバイトより遥かに良いことです。

なので、ブラック企業などで、
実質の時給が1,000円以下になるとかあれば、
サイドFIRE的に働くのはありかと思います。

ただその場合でも、普通の会社にまずは転職するためのアクションを
とった方が良いと思いますが...

2025年2月1日土曜日

サイドFIREで5万円稼ぐ ① 何時間働くつもりなのか?

サイドFIRE志望者は多いが...


サイドFIREを志望する方は相変わらず多いようです。
中には、どんな仕事をしていくら稼ぐというのを明確にしている人もいますが、
ざくっと月5万円くらい稼げれば...という人もいらっしゃいます。

この辺りをちょっと計算してみると、
意外と労働時間が長いのでは?
と、雇われ仕事0時間の私が思いついてしまったので、
この辺についてまとめてみたいと思います。

月間どのくらい働くのか??


まず、最低賃金レベルの時給1,000円を前提に考えると、
月に5万円というのは、月に50時間働くということです。
1日7時間とすると7日間とちょっと、
1日5時間とすると10日間も働かなければいけません。

フルタイム・サラリーマンから見れば余裕ですが、
完全リタイア民からしたら「働きすぎ」というのが第一印象です。

時給が2,000円レベルまで上がるのであれば、
月に5万円は月に25時間ですから、
1日8時間ちょっとだと月に3日だけ働く、
または1日5時間だと月に5日だけ働く、
これくらいならありかも?
と個人的に勝手に思う水準です。

ただ、そんな都合の良い仕事があるかどうかは全く別ではありますが...

月10万円なら重労働


月5万円でもそこそこ働くわけですから、
月10万円ともなると時短サラリーマンくらいは働く計算になります。

まあ、仕事は楽であるとか、時給は実際にはもっと高いとか、
個別の事情は色々とあるとは思うのですが、
サイドFIREの拘束時間は結構長い印象を受けることが多いです。

月5~10万円程度であるのならば、
もう少しサラリーマンを継続して、
資産を増やした方が良いのでは?
とシンプルに思ってしまいますが、
ただこれも、サラリーマン時代の年収次第なところもあるので、
これについては次項以降で述べたいと思います。