田舎の別荘が本宅に
リタイア後、田舎の別荘を本宅にしたけど、
あまりに田舎だったので田舎暮らしは断念!
という話は時々聞きます。
しかしながら、その場合の多くは、
結局元に住んでいたところに戻るケースが多いかと思いますが、
今回話を聞いたのは、変形のJターンとでもいうべき話で、
ちょっと面白いと思ったので取り上げてみます。
病院が近くにないのがネック
都内(といっても埼玉県寄り)に住んでいたAさん夫婦は、
定年を機に元々所有していた伊豆山中の別荘に引っ越し、
そこを永久の住処とします。
街に出るには車で30分程度かかる立地ということですが、
静かな環境で最初の内は快適な暮らしを楽しんでいたとのこと。
ただ、奥さんが身体を壊したため、
病院に定期的に通う必要が出来ました。
病院に行くだけでも往復1時間かかるのはまあ良いとして、
ふとAさんは思いつきます。
「オレが病気になったら誰が病院に連れて行くのだ?」
そう、Aさんの奥さんは運転免許を持っていないので、
これが逆のパターンだったら、そもそも病院に通えていなかったのです。
そんなわけでAさんは別荘暮らしを断念し山を下ります。
それでも都内には戻らない
ここで再び都内に戻るという話ならたまに聞く話なのですが、
Aさん夫婦は小田原近郊のマイナーなエリアへ引っ越します。
特に何があるというわけではない町だそうですが、
設備の整った病院へのアクセスは良いようです。
元々、山の中の別荘に住もうというくらいですから、
近くにスーパーが云々はどうでも良いわけで、
なるほど、面白い選択です。
そして一番重要なファクターは
「都内へは戻りたくなかった」
ということらしいです。
私は今のところ、”利便性 > 騒々しさ” という理由で、
都内に住んではいますが、どこかの時点で、
”静かさ > 利便性”という風に感じるだろうという、
予感めいたものはあります。
今後の引越先として、
「地方中核都市の郊外」
というのはあまり考えていなかったので、
ショートトリップがてら、下見に行ってみたいと思いました。
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