2020年11月27日金曜日

「年間100万円生活でも実質200万円くらい使っている」という仮説

楽しい年間100万円生活は本当か?


セミリタイア生活者や節約生活者の中には、
年間100万円も使っていないけど、
楽しくリッチな生活を過ごしてますよ!
という方も結構いらっしゃいます。

ただし、「年間100万円」というのだけにフォーカスを当てて、
なるほど、年間100万円程度で楽しく生活できるのなら、
セミリタイアも簡単だな!
と考えるのは若干ミスリードの可能性があるかな?
とふと思いましたので、
本日はこの件に触れてみたいと思います。

持家 & 低家賃物件


年間支出の中でも一番頭を悩ませるのは家賃です。

従って、年間100万円生活を実践している方の中には、
持家で家賃は0円という人が多いのでは?と思います。

持家を減価償却ベースで毎年費用計上すると仮定すれば、
年間100万円の枠には到底おさまらないというケースもあります。

1,000万円の家を購入して30年間住むというケースを仮定しても、
年間33万円強、月額2.8万円弱にはなりますからね。

コジ活 & 株主優待などが別枠計上の場合


例えば、コジ活で1,000円の食料品を実質無料でゲットした場合、
どのように処理を行うかによって生活費が異なります。

年間100万円で暮らしているという人の多くは、
この1,000円分の食料品の消費は年間100万円にカウントしていません。
何しろタダで入手したものなのですから間違いではありません。

ただ、コジ活という労働を経て食料品をゲットしたとすれば、
まず 1,000円を収入に計上して、
1,000円の食糧も支出に加えるべきとすべきという考えもあります。

これは、株主優待品で自社製品を入手した場合も同様です。

実際問題、年間100万円生活にしては良い生活をしているな!
なんて方は、コジ活をさかんにやっていたり、
優待目当ての株式を多数保有しているというケースもあります。

「キャッシュアウトは年間100万円」が正解


上記の事を総合して考えますと「年間100万円生活」というのは、
「年間に使う現金が100万円の生活」であるケースが多いのでは?と思います。
実質的な支出は200万円くらいになっていても不思議ではありません。

従って、年間100万円もあれば結構リッチな生活が過ごせるのかな?
と単純に考えると危険な側面もあるかと思います。

逆に言えば、今の世の中、現金支出は年間100万円程度でも、
安い住宅を入手して、コジ活をせっせと行い、
資産の一部を株主優待銘柄に投資すれば、
年間100万円の支出しかしてないとは思えない、
リッチな生活を過ごせるとも言えます。

この辺りの考えは、自分の理想とする計算ベースに合わせて考えないと、
比較は結構難しいのではないかと思いますね。
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