2020年11月18日水曜日

【セミリタイア住居】手持資金で家を買う or 運用益で家賃を払う

家を買わずにそのお金を運用して家賃を払う


昨日は2,000万円の家をキャッシュで購入、30年間住むとすると、
毎月の家賃相当は55,556円になるという計算をしました。

計算式を再掲すると、

2,000万円 ÷ 30年 ÷ 12ヵ月 = 55,556円 (毎月)

となります。

ただここで、2,000万円を資金運用して家賃を支払うという発想は如何でしょうか?
例えば、FIRE理論でお馴染みの4%の収益をコンスタントに叩き出せるとすると、

2,000万円 × 4% = 80万円 (年間)

80万円 ÷ 12 = 66,000円 (毎月) 

となります。

これだと、家賃ベースで考えれば持家を上回る形になります。

ここで、家賃ベースを同じとする利回りは?と考えますと、
3.33%となります。

2,000万円 × 3.33% = 66万円 (年間)

66万円 ÷ 12 = 55,000円 (毎月)

それでは手持ち資金で家を買うのと、
手持ち資金を運用して家賃を支払うのとでは、
どちらが良いでしょうか?

30年後はどうなる?


30年後はどうなるかを見ていきたいと思います。

【持家】

・30年後には土地と30年経過した建物が残る

・きちんとした家を買えば、30年程度は住める確率は高い

・しかし、補修費など想定以上に必要になるかもしれないし、
 自然災害などで家の劣化が早まる可能性も否定できない

【賃貸】

・30年後には元本2,000万円が残る
 (コンスタントに3.33%の収益が計上できれば...)

・3.33%の収益を30年間計上するのはそれ程無理な計画ではないが、
 確実に達成できるものでもない

確実に3.33%の資金運用が見込めるのであれば、
30年後に価値が劣化した住宅が手元に残るよりは、
2,000万円が手元にあった方が良さそうですが、
インフレ進行によっては2,000万円など大したお金でなくなるかもしれません。

どちらが良いか、ちょっと悩むところです。

結局好みの問題より良い住宅が見つかるか


上記は家の耐用年数を30年としていますが、
これを50年とすれば計算結果はまるで異なるものになりますし、
運用益を2%とするか5%とするかとかによっても変わりますので、
計算自体は恣意的要素を多分に含んではいます。

ただし、手持ち資金をキープして賃貸が良いか?
手持ち資金の一部を住居に替えた方が良いか?
好みの問題が多分にあるとは思いますが、
それ以上に好みの住宅が見つかるかどうかが大事のような気がしますね。

家に額面以上の価値を見いだせれば、
やはり持家のが心情的には良いかもしれません。

まあ、私など住むエリアもこれだ!というのが決められない状態なので、
このままずるずると賃貸になりそうな予感がしますが、
それはそれで大きく間違っているとは言えないだろうな...
というのが、上記の計算を通じて何となくわかってきたような気がします。

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