FIREして好きな仕事をするという壮大な矛盾
FIREを達成したら後は自由!
これからは好きな仕事だけして生きていく!
といった類の話をしている方もいます。
ただ、これ自体が壮大なる言語矛盾を抱えています。
FIREは”Financial Independence, Retire Early”ですので、
リタイアした後に働くこと自体が矛盾というわけです。
ただ、ここで揚げ足取りみたいなことをしても意味がないので、
この手の発言は、
経済的自由を達成したので、嫌な仕事は一切せずに、
好きな仕事だけして生きていく
という風に読みかえて、この問題を考えたいと思います。
それでも様々な疑問が残る...
細かいことを言うとキリがないのですが、
大きなところは以下の通りです。
① 結局、仕事を充実させることが目的なのか?
② 仕事が目的なら、最初からその仕事をやったらどうか?
③ ダウンシフト型の著名人とは構造が違うのでは?
まずは、① について述べてみたいと思います。
FIREと言いながら仕事で充実が目的?
多くのFIRE希望者のゴールというのは、
仕事をしなくても良いだけの資産を築き、
のんびりとした生活を送ること!なんて私は思っていたのですが、
FIRE希望者やFIRE達成者の中にはそうではないのだ!
FIREを達成してからが自分の本当の仕事のスタートだ!
みたいに思える人がいます。
このことが何を意味するかと言いますと、
Financial Independenceというものが、
仕事を充実させるツールとして使われているということです。
なので、Retire Early は好意的に捉えれば、
嫌な労働からRetireすると捉えられなくもないですが、
やはりこの手の生き方をFIREというのは無理があるような気がしますね。
さて、このように最終的に仕事の充実を謳う生き方の場合、
そもそもFinancial Indepenceを目指すべきなのか?
この辺に関する私見は次項で述べたいと思います。
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私は早期リタイア後、理想の仕事を探しています。ただし、週3日以下の勤務で責任が小さく勉強になり過去の経験スキルが生きるやりがいのある仕事という条件があるため、見つかりませんのでただのFIRE状態になっています。
返信削除中高年が丁度良い仕事を探すのは難しいですね。私も会社を辞めてからすぐは、仮に働くとしたらどんな仕事があるか?と思って調べてみましたが、前職絡みの仕事は皆無でした。
削除その手の人には日本語にはフリーランスという立派な言葉があるんだから、なぜそう名乗らないんだと言っているんだが、なぜか不機嫌になる。
返信削除おっしゃる通りですが、フリーランスの仕事より、資産があることに重きを置いているということなんでしょうかね?
削除いや遊び半分なんだみたいなことを強調したいのかもしれない。しかしこれも仕事を真剣にやっている人をピキっとさせてしまうのでどっちにしろまずそうだけどな
削除なるほど、確かに真剣に仕事に取り組んでいる人は怒りそうですね。
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