2023年6月29日木曜日

【セミリタイア礼賛リスク】”自由時間が一番大事”とかの概念にとらわれ過ぎない方が良いのでは?

セミリタイアの基本構図


私のようにサラリーマンになってからセミリタイアを目指す人にとって、
セミリタイア生活の基本構図というのは、

生活レベルを落として自由時間を確保する

ということかと思います。

これは、基本的なコンセプトとして、

「自由時間が一番大事」

という、なかなか否定しにくいものがベースになっていますが、
この概念だけにこだわってしまうと見失うものもあるかと思います。

労働条件が改善してもセミリタイアを目指すか?


例えば、年収600万円の人が、
年間120万円支出のセミリタイア生活を目指すとすると、

現状の仕事内容、自由時間という条件で600万円貰うよりも、
自由時間溢れる年間120万円支出のセミリタイア生活の方が良い

ということが言えるかと思います。

このような個別具体的な条件で考えてみると、
セミリタイアは「自由が一番大事」という単純なものではないことがわかります。

例えば、以下のように労働条件が変わってもセミリタイアを目指すのか?

① パワハラ上司がいなくなる
② 給料が1,000万円にアップする
③ 毎日10時まで残業していたのが、5時半の定時で帰れるようになる

「自由時間が一番大事」であるならば、
上記のように労働条件が大幅に改善したとて、
セミリタイア生活の方が全然良いことになります。

なので、初志貫徹でお金が貯まったらセミリタイアに踏み切る...
ということになりますが、本当にこれだけの好条件になっても会社を辞めるでしょうか?

というより、セミリタイア願望そのものがなくなるような気がします。

セミリタイアは一つのオプション


まあ、実際問題としては、あっさりとセミリタイアを取り下げるような、
大幅な労働条件改善というのは確率が低いと思いますが、
微妙なラインに改善するというのはありそうです。

あまり、「自由時間が一番大事」とか、
コンセプトにとらわれすぎると、
サラリーマンとしてそこそこ楽しい生活をするという選択肢を
自分から放棄してしまうことになるかもしれません。

なので、セミリタイアはサラリーマン生活におけるオプションの一つ、
くらいに考えていた方が良い気はしますね。

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2 件のコメント:

  1. そうですよね。結局、【自身に戻る】チョイスの形が問われるのだと思います。誰に問われるのか?天と自分にだよねぇ~と実感するところです。多くのしっかりサラリーマンの皆様は、小さな頃からそれなりに厳しい努力を積み重ねて激戦を体験しておいで。この間、社会の仕組みやら価値観やらに喰われているところもありましょ。本当の自由になるなら、自分自身とどっぷり付き合う時のマインドセットが問われるのでしょう。

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    1. 自分自身と向き合う結果、必ずしも「働かない」という結論にはならないのでは?と思います。あまり理論だけで突き詰めない方が...と言ったところでしょうか?

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