2017年10月19日木曜日

サラリーマン生活の棚卸 ~ 資格編 ~ ① 米国公認会計士 (USCPA)

【資格取得の動機】

米国公認会計士資格を取得しようと思ったのは、
外資系金融機関から日系企業の管理部門への転職をしようと考えたからです。

当時私が勤めていた会社は、人事制度が整備されていなかったため、
昇給・昇格の基準が極めて曖昧でした。
おそらくこの会社にこのまま勤めていても、収入面のアップは全く見込めないと考え、
それなりに仕事をしていけば昇給も昇格もあるであろう日系企業への転職をするために、
経理知識があることをアピールするために資格取得を決意しました。

【サラリーマン時代に資格が役に立ったか?】

結果的に、外資系金融機関から日系メーカーへ転職できたのは、
この資格があったからと言えます。
恐らく、無資格だったら履歴書段階で跳ねられたのでは?と考えると、
それなりに役に立ったのは間違いないかと思います。

また、米国公認会計士試験の難易度は、日本の公認会計士試験と比べると
恐ろしいほど低いのですが、日本でさえ最難関試験の一つである公認会計士試験の
アメリカ版を持っているのはさぞかしすごい!
と勝手に誤解してもらえるメリットもあります。(注1)

また、監査論などは、こういった試験勉強をしなければ学ばないものですが、
内部統制の強化が叫ばれる昨今、実務的にも役立ったことが多かったのも事実です。

資格取得には1年程度かかりましたが、実質的にまじめに勉強したのは4か月程度かな?
と思います。
2度のグアム渡航代金(試験はグアムで受けました)とグアム大学の単位取得代金、
予備校代金を合計すると120万円程度掛かったと記憶していますが、
この資格がなかったら転職できなかったかもしれないので、
それなりにペイしたと思います。

(注1)

私のそれぞれの試験の難易度のイメージは、日本の公認会計士試験は、
丸2年勉強だけに専念しても合格できるかわからない難易度、
米国公認会計士は仕事をしながらでも1年程度で合格できるレベル、
といったところです。

実際、監査法人の人に聞いた話ですが、人手不足の時に、
監査法人でも米国公認会計士資格保有者を多く採用したそうですが、
一部の人は知識不足で使い物にならなかったそうです。

まあ、それは監査のトッププロの世界の話なので、
一般企業の経理レベルでしたら、米国公認会計士合格レベルでも
基礎知識としては十分かと思います。

【セミリタイア後に役立つか?】

本資格がセミリタイア後に直接役立つことはないかと思います。
ただし、会計の知識を取得したことで、プチ投資家としての
財務分析力などには多少威力は発揮しています。


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