2017年10月10日火曜日

セミリタイアしてもやることがない?

セミリタイア後、朝起きてやることが無くて愕然とする、
は本当か?

セミリタイアすることのディメリットとして

・セミリタイアしても時間を持て余す

・やることがない

といったディメリットを挙げる方が多いです。

本件について考察してみたいと思います。

自分の場合

自分はセミリタイアの世界ではまだまだ新人ではありますが、
正直に言って、時間を持て余すことも、やることがないこともありません。

自分はセミリタイア後の過ごし方を、「旅行」と「読書」の
二本柱を軸に考えていました。

実際に会社を辞めてから3週間程度の旅行に行き、
帰国後はほとんど読書をするという生活を送っていますが、
今のところ飽きる気配はありません。

また、最近は都内近郊の神社を巡る小旅行をしていますが、
これも非常に楽しく、充実した日々を過ごしています。

メイン格の海外旅行も、来年春以降に計画的に行う予定で、
この旅程づくりというのも非常に楽しいものがあります。
(海外旅行は予算の制約がありますので、計画的にならざるを得ません。)

むしろ時間が足りないと考えるのは語学の勉強です。
自分はタイ語と中国語はそこそこの水準までできるようになりたいと考えていますが、
これらの勉強に割く時間がなかなかとれません。

本を読む時間を減らしつつ、語学の勉強に充てる時間を増やす、
という方向で考えていますが、実際は実行できていません。
ただ、実行しなくても実害が全くないし、
誰にも怒られないので問題はありません。

結論から言えば、セミリタイア生活では、
時間がもっと欲しいと思うことはあれ、時間を持て余すことなどありません。
まして、やることがない、などということはあり得ないのが現状です。

恐らく「仕事」のイメージが異なるのでは?

ものすごく理想的なセミリタイアへの道は、例えばこういう感じかな?
と思います。

「若い頃から仕事に打ち込んでいたので、それなりの評価も収入も得ました。
 ただ、土日も含めて仕事ばかりしていたので、ここらで少し休んで、
 仕事以外の世界も見てみたい、というのが本音ですかね?」

私も本来は上記のようなことを言ってセミリタイア生活に入りたかったのですが、
現実は真逆に等しいです。現実的にはこんな感じでしょうか?

「ずっと同じ仕事ばかりでうんざりです。収入もポジションも上がりません。
 それなのに、人員削減で他の人の仕事(自分の本業じゃない)
 までカバーしなければダメ。
 早くこの生活から抜け出すことばかりを考えてきた、というのが本音ですね。」

仕事を辞めてセミリタイアしたらやることがない、暇を持て余す、
と考えている人は、仕事にそれなりの愛着なりやりがいを感じているのでは?
というのが、私の仮説です。

もちろん、仕事ですから大変なことも嫌なこともあるでしょうが、
それを上回るやりがいなりがあれば、セミリタイアしよう!
とは思わないのではないでしょうか?

ただ、世の中にはやりがいもなく、苦痛しかない仕事は存在するのです。

むしろ「やることがない」幸せを噛みしめる

サラリーマン時代にはやることが多いですが、
多くは義務的なものです。
締切まで会議の資料を作る、ノルマを達成するために明日まで○○円売上を上げる、
等々の義務を「やること」と捉えれば、やることは唸るほどあります。

セミリタイア後はこのような義務的なやることがありません。
正直、これだけでもセミリタイアの価値はあります。

やることがない!と言っている人でも、ノルマ的義務から解放されれば、
自ずとやりたいことが見つかるんじゃないかな?
と気楽に考えることも重要ではないか?と思う次第です。

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