2017年10月25日水曜日

「外資系OLは見た! 世界一タフな職場を行き抜く人たちの仕事の習慣 」を読んで思ったこと

久しぶりに

外資系OLは見た! 世界一タフな職場を行き抜く人たちの仕事の習慣

を読み返してみました。

本書は、地方の三流私立大学(自称)出身の著者が外資系企業への転職に成功し、
そこで見てきたことをユーモラスに描いた一冊で、
なかなか面白くて一気に読んだことを思い出します。

私も、3年間と短いながらも外資系企業に勤務したことがあるので、
実感として膝を打つ部分も多数ありました。

本書で印象的だったのは、

「お前はだれのために働いているか知っているか?

と聞かれて、上司の答えが

「俺だよ、俺のために働いているんだよ」

というくだりです。(p67)

本書では、そういった上司対策として

「すべての行動が、上司の利益につながるように動かなければいけないのです。」

とある種の解決策が提示されています。

外資系勤務時代にも、自分にはここまでストレートな物言いをする
上司はいませんでしたが、これを読んで感じたのは、
外資系企業のある種のわかりやすさですね。

日系企業ではこうはいきませんね。
上司の評価より人事部の評価が重要だったりしますし、
この人事部の評価とかが不明瞭この上ないですから。

日系企業勤務で転職やセミリタイアに踏み切れない理由の一つに、
この人事評価の不明瞭さがあるでのは?と思います。

来年は給与があがる可能性がある、昇格する可能性がある、
だったらもう少し頑張るか?という罠です。

私もボクシングの試合みたいに、「公開採点制度」が導入されていれば、
もっと早くにセミリタイアへ舵を切れたのにな!と残念に思います。

サラリーマンを辞めた結果みると、もし自分の評価を客観的に把握できたならば、
5年くらいは早くセミリタイアできたでしょうから。。。

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