完全FIRE民の多くは労働系FIREを経験済み
完全FIREで労働を一切しない生活を楽しんでいる人の多くは、
労働系FIRE、すなわち、すぐにでもFIREできる資産があるにもかかわらず、
サラリーマンを継続しているという状態を経験していると考えられます。
これはどういうことかと言いますと、
例えば、5千万円を貯めた時点でFIREしようと決意した方がいるとします。
この方が仕事を実際に辞めるタイミングを考えますと、
5千万円が貯まった瞬間に辞めるかと言えばそんなことはありません。
5千万円貯まってから実際に辞める期間は、
短い人でも年末や年度末までは働くでしょうから数か月程度はあるでしょう。
実際は、例えば40歳までは働くと最初から決めていたので2年間は働くとか、
45歳まで働くと退職金が飛躍的にアップするからあと数年働くとか、
単純にタイミングが悪かったとか、
退職する踏ん切りがいざとなったらつかないとかで、
数年単位で労働系FIREと同じような境遇だった方は多いと思います。
私の場合はこの期間は3~5年くらいはあったと思っています。
労働系FIREは普通のサラリーマンより辛いかも?
労働系FIREを肯定する立場からすると、
目標資産を達成しているので、
いつでも仕事を辞められると思うと気が楽になるはずですが...
個人的にはそのような事にはなりませんでした。
理由はいくつかありますが単純に一番だと思うのは
資産が増えようが減ろうが仕事内容は変わらない点です。
上司が、
「こいつは5千万円持っているから怒鳴ったら辞めるかもしれない。
なので今後はあまり怒らないにようにしよう...」
などと思うはずもありません。
そもそも、上司が私の資産額を知るはずもないし、
退職することばかり考えて仕事をしているのも知らないですからね。
また、怒られるのは一文無しでも準富裕層でも嫌なことには変わりありません。
そしてもう一つ指摘しておきたいのは、
むしろ、目標資産達成後の方が仕事が辛くなるという要因です。
働かなければ生きていけない状況であるならば、
上司から理不尽な叱責を受けるのも食うために我慢するしかないですが、
潤沢な資産を持ちもう働く必要がない場合は異なります。
本体はリタイアして楽しい生活が過ごせるはずなのに、
なぜ私は理不尽な叱責を受けなければいけないのだ!
という思いが湧き出てくるからです。
私の経験では、
特に会社のリクエストで退職を遅らせた期間に、
理不尽な要求をあれこれされたときは、
怒りは沸点に達しましたね。
労働系FIREを経験したからわかること
完全FIREをしている人の多くは、
上記のような労働系FIREの方と同じような経験をしたうえで、
無職のFIRE生活の方が圧倒的に楽しい生活である!
という実体験から労働系FIREはちょっと違うのでは?
と思うのではないでしょうか?
逆に言いますと、
労働系FIREに満足している人と言うのは、
実際に仕事を辞めて無職になった楽しさを経験としては知らずに、
労働系FIREがベストチョイスみたいに言っているわけで
完全FIRE民からすると労働系FIREがベストというのは説得力がないわけです。
こういうことを言いますと、
完全FIRE民の多くは資産を築いた後、
せいぜい数年しか働いていない、
もっと長く働けば違う世界も見えるのでは?
みたいな反論も予想されます。
次項はこの反論について考えてみたいと思います。
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私がFIRE系サークルで知り合った人達は皆慎重派で完全FIRE民にはならず、皆パートや短期バイトみたいな仕事はやっています。今後のインフレ、社会保険税金アップ、医療費アップ(おそらく医療費3割負担は避けられないでしょう)介護、有料老人ホーム代、子や孫のニート化など、さまざまなリスクを経験すると独身でも1億、妻子持ちなら2億くらいはないと働かなくても良いとはなれないと愕然としている人が結構います。
返信削除確かに昨今のインフレもあり、従前なら完全FIREに踏み切っていたであろう人も、経済的な不安から働くという方は一定数いるでしょうね。そしてそれが心配しすぎだったのか、はたまた正解だったのかは、かなり後になってからしかわからないのが厄介だと思います。
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