働く=安心のための調整弁?
サイドFIREについての記事で、
内容的に言いたい事が良くわからない部分が多いけど、
これはちょっと私的には違うと思ったのは以下の箇所です。
"サイドFIREを持続可能にするカギは、無理なく続けられる働き方の選択です。「週3勤務」のような短時間労働や週数日の勤務、フリーランス、副業など、労働のスタイルは多様化しています。厚生労働省の調査でも、副業・兼業の希望者は増加しており、「働き方を調整しながら収入を確保する」というモデルが一般化しつつあります。重要なのは、肉体的・精神的に負担が少なく、長く続けられる仕事を選ぶことです。週3や週4勤務といった柔軟な働き方は、運用に頼りすぎない“クッション”となり、相場変動があっても生活の安定性を保ちやすくなります。また、定期的に収支を振り返り、生活費や働く時間を微調整することで、サイドFIREの持続性が高まります。「働く=負担」ではなく、「働く=安心のための調整弁」と位置付けることが、サイドFIREの成功につながります。” (引用元) 【サイドFIRE】年収400万円で「週3勤務」は可能?実現に向けての考え方
週3や週4勤務をしていれば、運用に頼りすぎなくなるのは当然です。
ただこれが”「働く=負担」ではなく、「働く=安心のための調整弁」”
などと割り切れるのか?
私は個人的には大きな疑問があるわけです。
”週3・週4も働く”は調整弁とは言えない!
まあ、週1とか年に1ヶ月とかだけ働くのであれば、
調整弁とか世間との接点とか言ってもぎりぎり理解できるレベルですが、
週3とか週4とか働くというのは、
サイドFIREよりフルタイム労働に近いのでは?
というのが個人的な印象です。
また、記事にあるように労働は多様化しているとはいえ、
パートタイム的に働く人に、
働くのが時間の無駄ではないと思わせるような仕事が回ってくるのか?
個人的にはこの部分が気になります。
シンドイ仕事からツマラナイ仕事への移行
私がFIREを目指し始めた30代というのは、
仕事がシンドイから辞めたいという要素が強かったです。
ただ、実際にそれなりに資産が貯まって、
いざ会社を辞めようと思った40代後半の段階では、
仕事がシンドイというよりツマラナイという要素が強くなっていきました。
(もちろん、シンドサが皆無になることはありませんでしたが...)
ここで、気持ちを切り替えて、
「安心の調整弁のために働くのだ!」
と割り切れることができるのならば、
あのままずるずる働くことも可能だったかもしれませんが、
それは無理というものです。
何故なら、第一に時間がもったいない!
人生の晩年という貴重な時期に、
自分の好きでもないことをやることが
メインは私的にはありえなかったわけです。
具体的にどういう仕事をイメージしているのか?
正社員を辞めてパートタイムに転じれば、
仕事のシンドイ部分が大きく減少する可能性が高く、
多くの低資産型FIREの方はこの点を強調されます。
ただ、その仕事内容が、
確かに楽なわりには給料が高いみたいなものはあるものの、
「この仕事ならやりたいかも!」
みたいなものは見たことがないので、
その働き方に魅力を感じたことは個人的にはないですね。
さらに楽な仕事が未来永劫、
特に高齢者になってから来る保証もありません。
この筆者がどのような仕事をイメージしているのか?
具体的に言って頂ければ印象も変わる可能性はありますが、
この手のサイドFIREを勧める記事は注意して読む必要があるのでは?
というのが個人的な感想のまとめになります。
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サイドFIREという言葉自体、FIREの言葉の意味と矛盾する言葉だと思います。FIREっていうのは金銭的に独立を果たして早期退職するという意味なのにサイド収入を得るため仕事を続けるというのは違うんじゃないかなと思います。
返信削除サイドFIREという言葉自体が誤解を生んでいる部分はありますね。最低資産額とか労働時間とか定義をきちっとしていないので、普通のサラリーマンがサイドFIREとか言い出すことになっているのが現状かと思います。
削除ゆるFIREを推奨している人がサラリーマンは楽でいいなと愚痴をこぼしているのを見て、それはゆるじゃなくてキツじゃねーかと突っ込んでました。
返信削除ゆるFIREみたいな事を言って、実際は相当過酷な労働をしているのでは?という疑惑のある人は結構見かけますね。
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