55歳で1.2億円持っててセミリタイア生活破綻?
早期退職すると失敗するという事例を多く集めて、
我々FIRE生活者に警鐘をならす!でお馴染みの、
THE GOLD ONLINEですが、
流石にこれは無理があるんじゃないの?
と思った事例がこちらです。
"「退職金が約3,000万円、保有株式や投資信託、企業型DCを合わせた資産が9,000万円ほど。合計で約1.2億円になったので、これだけあれば年金支給までの10年を十分に暮らせると考えました」そう語るのは、都内在住の元サラリーマン・小山和広さん(仮名・58歳)。一部上場企業で30年以上勤め、部長職として最後の3年間を勤め上げたのち、2022年に55歳で早期退職を選びました。” (引用元) 資産1.2億円で早期退職→1年後「バイトでもいいから雇って…」元部下に泣きついた58歳男性の末路
55歳で1億2千万円もあってセミリタイア生活が暗転?
さすがにちょっとありえないと思いますけどね...
FIRE生活者の心理とは相容れない...
記事内では早期退職者の行動が色々と書かれていますが、
私の発想・経験とは真逆なところが多いです。
いくつか主要な違いを挙げてみたいと思います。
「会社勤め時代は家計が自然と引き締まっていたんですが、時間ができると外食や旅行、買い物が増えて。1ヵ月20万円で生活するつもりが、実際には30万円かかる月もありました」
→ そもそも、1億2千万円もあれば月30万円位使っても良いと思いますが、
早期退職によりストレス解消を目的とした旅行や外食に関する費用がなくなりますし、
無職となって自然と家計を引き締めますので、
早期退職でナチュラルに支出は減少します。
この方と私は真逆の結果になっています。
「部下だった後輩に、“短時間でもいい、バイトでもいいから、仕事ない?”って聞いたんです。情けなかったですよ。本当に」
結局、非常勤の雑務スタッフとして週3日勤務の仕事に就いたものの、時給は1,300円ほど。月収は10万円台に届きません。
→ 早期退職するのは元居た会社が嫌だったから!
そんな会社に泣きつくは私ならありえません。
そして斡旋された仕事の時給は1,300円?
これなら近所の飲食店ででも働いた方が良いのでは?
その他、この好調な相場下で米国株・投信の下落でメンタルがやられるとか、
60歳から特別支給の厚生年金がもらえると思い込んでいたとか、
ちょっとありえないことが多すぎて、
ツッコミどころ満載で逆に面白かったですね。
50歳で5千万円くらいならばリアリティはあるかも?
まあ、一部上場企業で30年以上勤めて部長にまでなった方なら、
本当に資金が尽きて60歳から繰上受給で年金を貰っても、
それなりの金額になりそうなので破綻は無理があるでしょう。
せめて、50歳で5千万円で早期退職、
この物価高で将来が不安程度の方を見つけてくれば、
それなりに説得力はあったとかも?ですが、
ちょっとこれは流石に極端すぎる例ですね。
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ご紹介いただいた記事を読みました。
返信削除確かに随分と粗い創作だなあとすら見えますね。
早期退職などせずに定年、いやそれ以降も働いて欲しいという勢力が存在するのでは、と疑えてしまいます。
今回の設定の人物が圧倒的な知識不足で、さらに簡単な算数をする能力に欠けるとは考えづらく、違和感が大きいです。
確かに、早期退職すると必ず失敗する!ということにしたい勢力は存在するとしか思えない強引な話ですね。まあ、これを読んで早期退職を思いとどまる人はいないと思いますけど...
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