FIREと承認欲求
FIREと承認欲求を絡めて論じる人が増えているように思えます。
多いのは、FIREして社会と疎遠になってしまうと、
誰からも必要とされない状態になって、
承認欲求が満たされない!みたいな文脈かと思います。
これはそういう側面もあるとは思いますが、
それではサラリーマンを継続していたら承認欲求が満たされていたのか?
これは全然違うと思いますし、
むしろ、承認欲求が満たされないのでサラリーマンを辞めた!
と言うことができるのでは?と私なんかは思います。
サラリーマンの所属からのアプローチ
この問題を考えるに当たっては、
サラリーマン時代の所属から見るのが有効だと思いました。
具体的には、
① 所属している会社
② 所属している事業部
③ その中での自分の立ち位置
といった具合です。
まず所属している会社ですが、
ダイヤモンドオンラインの「年収が高い会社ランキング」の上位の会社とか、
世界で唯一無二の技術を持っている会社とかであれば、
さぞや承認欲求が満たされるでしょうが、
あいにく私の所属していた会社はそうではありません。
それでも、会社の中では儲かっている花形部署にいるならば、
それなりに承認欲求も満たされるかもしれませんが、
これも残念ながら違います。
そして、儲かっていない部署でも、
自分はその中では出世頭だ!となれば状況は違うかもしれませんが、
これも全く違います。
こういう状況の中で、どうやって承認欲求を満たすのか?
なかなか難しいんじゃないでしょうかね~。
負の承認欲求が満たされる...
もちろん、出世するとか高給を得るだけが承認欲求を満たすわけではないでしょう。
この仕事は給料は安いけど社会には必要なんだ!とか、
日々の仕事でちょっとしたお礼を言われるだけでも嬉しい!とか、
そういう事も多々あるとは思います。
ただそういった喜びよりも、
人格否定のような叱責を受けるであるとか、
実績に比較して評価が低いとか、
そういう「負の承認欲求を満たす」みたいなことのが多いかな?と思います。
評価とは無縁のFIRE生活
まあ私のサラリーマン時代は、
褒められるより自慢される方が100万倍多かったので、
その点でも承認欲求を満たすなんてのは無理でしたね。
そもそも論として、嫌いな会社、嫌いな仕事で承認欲求など満たされるのか?
という根本問題もありそうです。
なので、今の私にも承認欲求は少なからずあるのでしょうが、
仕事でそれを満たそうなんてのは皆無です。
こういった評価とは無縁のFIRE生活で良かった!
としみじみ思いますね。

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仕事で承認欲求を満たされるのは長時間ハードに働いて結果を出した時だけですからね。苦労してそれを求める価値は年を取ってくるとなくなります。日本の会社は賃金で報いてくれることも少ないですから。
返信削除役職定年後とは特にその傾向が強くなると思われます。その前に会社を辞められたのは本当に良かったです。
削除どんなに問題解決しても、できて当然と思われてるのかしらんが、ほとんど反応なしで次の課題に流れていくというのがほとんどだわな
返信削除結構なスキルを要求される仕事でも、できて当然、些細なミスでもあれば激怒されるという環境ではやる気もでないのは当然かと思いますね。
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