2025年11月2日日曜日

【超不自然】FIREで会社を辞めて同僚から祝福を受けるなんてあるの?

株式相場急落でFIRE失敗?


日経平均株価が5万2千円を突破して、
FIRE界隈では「資産〇千万円突破!」「お金が増えすぎた!」
などと景気の良い話が聞かれるようになった昨今、
株式相場急落でFIRE失敗という、いったいいつの話だ?
という記事がありました。

"退職から約半年後、株式相場が急落。保有銘柄の価格は急落し、配当・分配金収入が激減しました。さらに悲劇は重なり、保有物件で複数の退去が発生、家賃収入が半分以下となります。原因の入居者トラブル対応や大規模修繕のためのまとまった支出は、保有銘柄を損切りして補填するという悪循環です。
結局、退職からわずか2年で資産は半分近くにまで減少しました。想定していた収入が途絶え、生活は一気に苦しくなります。節約生活を強いられ、妻との会話も減り、家庭の雰囲気は冷え込んでいきました。” (引用元) 愚かでした…〈資産1億円〉を達成した55歳サラリーマン、早期退職後わずか2年で天国から地獄へ。元部下に「雇ってくれ」と泣きつく末路【CFPが警告】
流石にコメント欄も「この記事は創作だろ!」とツッコミが殺到していますね。

株式相場急落はここ数年で何度かあったにしても、それ以上に反発しています。
また、FIREまでする人が所有物件の大規模修繕を考慮していないなど不自然すぎます。

ただ、まあ一応これらの事態が本当に起こったとして、
その後の行動にはちょいと疑問に思う部分がありました。

それについて私見を述べてみたいと思います。

「1億円の資産が半減」でもFIRE継続は可能


この方は55歳で純資産1億円を突破でFIRE生活をスタートさせます。
そして、57歳で資産は半分近くまで減少と言うことは、
5千万円強の資産がまだあるということです。

この方は医薬品メーカーに大卒後ずっと勤務していたようなので、
それなりの年金は貰えるということが推察されます。

年金受給開始まであと8年、資産が5千万円強であれば、
普通に考えれば余裕で逃げ切れると思います。

元部下に再就職を頼む


そして、私自身が一番疑問に思った点は、
”「安易に辞めた私が愚かだった。頼む……嘱託でもいいから雇ってくれ」”
と部下に再就職をお願いするところですね。

5千万円の資産が残っている状況ですから、
再就職をするにしても普通のバイト程度で良いはずです。

元々、年間の不労所得は400万円を見込んでいたらしいので、
その半分の200万円で良いなら、
仕事は部下に頼む必要もないと思います。

そんな状況で元部下に頭を下げるとかちょっと考えにくいですね。

FIREで会社を辞めて部下から祝福を受ける?


と言いますと、
「いやいや、お前と違って会社で仲間と良い関係を築いていたんだろ!」
という反論を受けそうです。

実際にこの方は、
”退職の日、送別会では部下たちは花束を手に集まり、感謝の言葉をかけてくれました。会場は笑顔と涙に包まれ、福山さんも胸がいっぱいになったといいます。”
とあります。

そう、実はこの記事の一番の不自然なポイントはここにあると思いました。

話しの流れから推測すると、
この方はFIRE達成で会社を辞めると言ったようです。

しかしながら、会社を辞めるときに、
「FIREするので会社を辞める!」
なんて言う人は聞いたことがありません。

仮にいたとしても、「部下達が感謝の言葉をかける」なんてありますかね?
「この忙しい時期にFIREで辞めるとか舐めてんのか?」
となる可能性のが高そうです。

更に言えば、送別会が笑顔と涙に包まれるような素晴らしい会社に勤めていて、
FIREしたいと思うのも不自然ですね。

まあ色々とツッコミどころがあって、
読んでいる分には面白い記事でしたね。

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2 件のコメント:

  1. 確かの元の記事は出来の悪い作り話ですね。今時AIでもこんなバカな話はつくらないでしょう。55才早期退職で送別会して花束を贈られるなんてあり得ない。定年の年齢まで勤められなくて花束を贈られるなんて昔の日本でもあり得ませんから。

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    1. 早期退職で花束は非現実すぎますね。昭和だと、結婚で退職する女子社員には花束贈呈はあった記憶がありますが、定年退職でも花束贈呈はなかったような記憶があります。

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