2025年8月31日日曜日

節約系セミリタイア生活へは痛手! ~ WBC地上波放送なし!国際スポーツ視聴有料化の流れ ~

WBCの地上波無料放送はなし?


WBC (WORLD BASEBALL CLASSIC 2026) の地上波放送がなくなりそうということで、
多方面へ衝撃を与えているようです。

"米国の動画配信大手Netflix(ネットフリックス)が、来年3月に開催されるWBCの日本国内での独占放送権を獲得したことを8月26日に発表した。過去のWBCではNHKや民放の地上波で試合が放送されてきたが、来年の大会はネットフリックスの有料プランに加入しなければ見られなくなりそうで、各方面に衝撃を与えている。” (引用元) WBCが地上波で見られず 侍ジャパンの「出場辞退」が相次ぐ可能性 Netflixの独占放送の衝撃
野球に興味関心のない人にとってはどうでも良い話かもしれませんが、
スポーツ放送の有料化傾向は、
節約系セミリタイア生活への影響も小さくないかもしれません。

Netflixくらい入れというかもしれないが...


Netflix「広告つきスタンダードプラン」は月額890円なので、
WBCに関して言えば、そのくらい入れよ!ということかと思います。
私もとりあえず入る方向でおります。

ただ、記事にあるように、地上波放送なしで人気選手の辞退が相次ぐなら、
そもそも見るのは辞めようか?という話になるかもしれませんね。

それもそうなのですが、既に、サッカーのワールドカップでは、
地上波では見られない試合も結構ありました。
次回も地上波で見られない可能性は結構高いです。

そうなると、オリンピックだとか人気の大会について言えば、
今後は有料で見るのが当たり前という流れになるかもしれません。

節約性のセミリタイア生活を過ごしている方にとっては、
この辺りの予算化をどうするのか?
そういう問題が発生するかもしれません。

何でもかんでも有料化することになって、
それぞれのコンテンツが違った配信元になるとか、
決勝戦はPPVになるとかになると、
毎月1万円以上とか余裕でかかる時代がくるかもです。

今の私は無料コンテンツが中心


ちなみに今の私は、基本的には無料で楽しむ生活が堪能できています。

メインの読書生活は図書館が中心となっています。
今は古典ミステリーを読むことが多いですが、
これらは既に絶版になっているものも多いため購入が難しく、
図書館頼りになっています。

経済書などタイムリーに入手が必要な場合、
人気の新作小説では本を購入しますが、
その頻度は減少傾向です。

動画に関しては、YouTubeの無料のものが中心ですね。
私はドラマは一切見ないし、映画もあまりみませんから...

お金を払っているのはAmazonプライムですが、
これは買物の為と言う色彩が強いですね。

また、私は日本ハムファイターズの試合を見る為に、
「Rakuten パ・リーグ Special」を利用していますが、
これは楽天モバイルを利用しているので無料で利用可能です。

今のところはこんな感じですが、
様々なモノの有料化とか値上については、
状況を見守って、お金を払うべきかどうかは慎重に判断したいところです。

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2025年8月30日土曜日

持ち家から賃貸へ移行が最強?

持ち家なんていらなかった?


高齢になったら持家を売却して賃貸へ!
という方が最近増えているように思えます。

"悩んだ末に2人が決断したのは、「持ち家を売って市営住宅に住み替える」という選択でした。自宅は築年数が古く、売却価格は1,500万円ほどにしかなりませんでしたが、それでも老後資金としては心強い貯えになりました。現在は、駅から徒歩圏内の市営住宅に入居し、1Kながらもバリアフリーでエレベーター付き。「狭いけど掃除も楽。買い物も病院も歩いて行けるし、家賃は月2万円ちょっと。正直、今の方が楽です」と紀子さんは笑います。老後も持ち家で安心、という“神話”は、いま大きく見直されつつあります。” (引用元) 「持ち家なんていらなかった…」70代夫婦が〈4LDKの家〉を捨て〈市営住宅の1K〉へ。住宅ローン完済後に直面した落とし穴
記事のタイトルは”持ち家なんていらなかった”ですが、
どうも良く読むと、そういう話ではないのでは?と思います。

持ち家の元は十分とったのでは?


と言いますのも、この記事を読んでの感想は、
持ち家の元は十分とったのでは?
ということですね。

経緯をまとめますと、

・30年前に4LDK戸建てを神奈川県内に購入
・子供2人を育て上げ、ローンは定年時に完済
・築30年で家にガタがきてコストもかさむ
・階段のある生活もつらい
・市営住宅へ転居を決意、家は1,500万円で売却

といったところです。

家をいくらで買ったかは不明なので確かな事は言えませんが、
30年も住んで広い家で子育てをして、
家(実際は土地代?)が最終的に1,500万円もの価格で売れたら、
全然元がとれたんじゃないでしょうか?

最初からの計画であるなら...


このご夫婦は夫44歳、妻40歳の時に4LDK戸建てを購入しています。

なので、最初から、子供が家を出て、本人も身体がつらくなる時期、
例えば、夫が70歳になったら家は売却して、
駅近の賃貸に引越すとか計画していたのであれば、
家もきちんと売れたし大成功だ!
という別の解釈が成り立つような気がしますね。

再販売を睨んだ住居選びが重要


まあこの方が、同じ4LDKでも大手の分譲マンションを買っていたなら、
築30年程度なら余裕で住めて、バリアフリー的にも問題なかったのでは?
というように思えます。

とは言え、一戸建てに絶対住みたい人も多いので、
その場合は、いざとなったら住宅が売却できる立地選びが大事だと思います。

この辺をうまく計画して読み通りにいけば、
若い時に持ち家を購入、老後はそれを売却して、
コンパクトな賃貸へ移行がコスト的には最強になるかもしれません。

そう言えば、私が新人時代に職場から2時間近くかかる、
茨城県某市で一戸建てを買った先輩がいました。
今は80歳くらいかと思いますが、
今でもその家に住んでいるんでしょうか?
ちょいと気になってしまいました。

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2025年8月29日金曜日

人手不足でも既存社員は大事にされないので早期退職へ!

必要な人材はいつでも調達可能?


昨日も取り上げた坂本貴志さんの著書である、
もう一つ気になるテーマがありました。

それは、
"人口減少経済においては、次のような過去のレジームで経営を考える企業は容赦なく市場から淘汰されていくことになるだろう。(p.230)"
という箇所でいくつか挙げられている中で、
"「必要な人員は足りないときは労働市場からいくらでも調達することができる」(p.231)”
という例が取り上げられているところです。

人手不足の今でもこのような企業が存在することに驚きなのですが、
私の経験上からはこの手の企業は結構多く、
また、これには2つの大きな問題があると私は考えます。

優秀な人材がすぐ採用できるという謎の自信


まず第一に、必要な人材はいつでも取れる!という考えがナンセンスです。
特に優秀な人材と言うことに限れば、
それなりの厚遇でなければ来てくれません。

それなのに、
「ウチの会社が応募をすれば、いくらでも働きたい人はいるはずだ!」
という、謎の自信を持っている人は多かったです。

これは裏を返せば、昇給などをきちんとしなくて社員が会社を辞めるなら、
この給料で働きたいヤツはいくらでもいるはず!
ということに結び付いているかと思います。

それで本当に辞めて、同じ能力の人が取れるか?と言えば、
全然とれていないのが現実だったと記憶しています。

優秀な人材はすでにいるのに...


もう一つは、社内に優秀な人材は既にいるにもかかわらず、
よりポンコツな人材を新規で採用するという、
謎の行動に出る会社があるということです。

既存の社員で一度何らかの理由で×がついた場合、
再度浮上をするのは困難なケースが多いですが、
その社員より明らかにスペックが劣る人をとって、
それなりのポジションにつけるみたいなことをすると、
本人はもちろん、周りの士気も非常に落ちるわけですね。

状況は変わっているかもしれないが...


まあ、私がサラリーマンを辞めて既に8年以上経過しており、
人手不足はより深刻化しているので、
こういった事態は改善している可能性はあります。

ただ、本に書かれるということは、
そういった企業が今でも多いということなんでしょうね。

特に会社が良い時代を経験しているトップであれば、
この辺のマインドが変化する可能性は結構低いかも?
と思いますね。

本来、人手不足という状況であるならば、
既存社員の待遇を改善するであるとか、
再度、不遇な社員にチャンスを与えるという方向へ行くはずですが、
この辺は全く期待できないのかな?

この辺を改めて考えると、
世間で賃金上昇傾向がどうしたと言ったところで、
会社を辞めたのは正解だったと思うわけですね。

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2025年8月28日木曜日

時給が上昇すれば高齢者は働くのか?

人手不足時代に起こる事


坂本貴志さんのお書きになった本を読みました。

日本の経済の現状及び将来について、
人口減少というテーマから切り込んだ本です。

人出不足による賃金上昇といった現状分析、
慢性的な人出不足企業がどのような対応を行っているのか?
機械化や自動化で将来的にどの程度人手が減らせるのか?
など、データや取材に裏付けられた文章は興味深いものがありました。

高齢者の賃金が上昇しなかった理由


個人的に本書の中で最も興味深い分析というのは、
高齢者の賃金に関する分析ですね。

これまで女性や高齢者の賃金が上昇しなかったのは、
働いていない女性や高齢者が大量にいたので、
賃金を上げなくても労働市場に流れ込んでいる人はたくさんいたからというもの。

ところが、現在では多くの女性や高齢者が既に働いており、
新規供給も限られているから給料が上昇しているというもの。

なるほど、その通りではあるかと思います。

ただ、根本的な問題というのは、
老人は時給がいくらになろうが働けなる年齢が来ると言う事と、
時給がいくらになろうが働かない老人がいるということでしょう。

時給が上昇すれば高齢者は働くのか?


本書の例としては、定年後の仕事として、
時給800円なら働かず引退するけど、
時給1,200円ならしばらく働く人が増えると書いています。

確かに一般論的にはそうだとは思います。
ただ、現状の賃金上昇というのは、
そもそも働かないと生活できない高齢者で実際に働いている人を、
奪い合う形での賃金上昇という側面が強いように思えます。

なので、実際に働いていない高齢者が働きたくなる時給、
この辺のアンケート結果とかがあると面白いと思いました。

と言いますのも、働かないで生活できる高齢者であるならば、
例えば、時給1,000円が2,000円、いや3,000円になっても働かないよ!
という人が多いんじゃないかな?
というのを真先に思ったからです。

今の私でいうならば、どんなに頑張っても、
時給2,000円の仕事は見つからないと思いますが、
仮に見つかっても、その時給では働きたくないよな~
というのが率直な感想です。

そして、そういう「贅沢」「わがまま」が今言えるという意味で、
セミリタイア生活を目指して大正解だったと改めて思うわけです。

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2025年8月27日水曜日

優良企業勤務でも突如放り出されるリスクは高まる

海外投資家はなぜ、日本に投資するのか


ワイズマン廣田綾子さんのお書きになった本を読みました。

日本の経営者が企業価値の向上に努めてきて、
ようやくまともな投資対象になってきた!
といった流れがわかりやすく説明されており、
内容的に参考になりました。

ただ、個人的に一番気になったのは、
”株価上昇の鍵は選択と集中”(p.95)という箇所で、
日本型のコングロマリット経営からいかに脱却し、
コア事業に資源を集中させるのか?
日立製作所の例など引いてわかりやすく説明をされています。

投資家としてはその通り!だが...


これは投資家目線からすると当たり前の議論ですが、
非コア事業に所属する労働者の側から見るとなかなか厳しい話になります。

例えば、大企業A社が花形部門のB事業部と不採算事業部C事業部を抱えているとします。
新卒で入る際には、BとCのどちらに配属されるかわかりません。

たまたまC事業部に配属された人が、
黒字化に向けて頑張ってそれなりの実績もあげていたのに、
ある日、社長が急に「選択と集中」とか言い出して、
C事業部が閉鎖とか他企業に売却とかされると、
人生の歯車が一瞬にして狂うことになります。

実は私の早期退職希望理由の一つがこういった組織再編で、
私は全然儲かっていないグループに入れられて待遇ダウン!
当初の話と全然違うじゃないの?というのがあります。

たまたまその部署にいただけなのに...


実際問題として、大規模な組織再編が発表されたときに、
たまたまその部署にいたというだけで、
ずっと儲かっている部署にいた人が、
儲かっていない部署に未来永劫所属になってしまうとかありました。

その人は人事ローテーションの一環として、
違う部署も経験してこい!みたいに言われて、
結果的に片道切符となってしまったわけです。

今後、日本企業でこういった再編がより進んでいきますと、
ある日突然別会社に買われるとか、
勤め先がなくなるなんてのが増えてきそうですね。

今現在は、配属先が選べる企業も増えているので、
その事業部が斜陽化するのも自己責任的な要素が多いでしょうが、
配属ガチャでいきなりリストラされたらたまったものではないよな~
というのを改めて思いました。

まあいずれにしましても、
会社なんて信用できる存在ではないので、
仕事好きな方はどこでも通用するスキルを身に着ける、
仕事嫌いな方はFIREできる資産を築く、
こういった考え方が有効になるのではないかと思います。

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2025年8月26日火曜日

”FIRE”後に自由業でバリバリ働くなら生活費25年分もの資産は不要

FIRE後にバリバリ働く人


「FIREしたら好きな事をするぞ!」

と言って、サラリーマンを辞めた後にバリバリ働いている人がいます。

私のようなグータラ系、かつ、仕事に疲れ切った人間からすると、
なかなか理解することが難しいのですが、
このようなライフスタイルは実は効率が良くないのでは?
とふと思ってしまったので、
本日はそれについて述べてみたいと思います。

自由業型FIRE


下記のようなライフスタイルに該当する方々について、
本項では”自由業型FIRE”と定義することに致します。

・サラリーマンの仕事は嫌い
・自由業としてやりたい仕事はある
・その仕事でお金を稼ぐ気満々である
・働かないでのんびりするつもりは全くない

FIREという言葉を用いないでこういった方々を説明しますと、

「お金を貯めて脱サラしてフリーで働いている人」

と言ったところかと思います。

このライフスタイルにケチをつけるつもりは毛頭ないのですが、
仕事をする気が満々であって、
その仕事で成功したいという意欲があるのであれば、
いわゆる「FIRE」する必要はないのではないか?
というのが私の素朴な疑問です。

働くなら25年分の生活費は不要!


と言いますのも、FIREするということは、
恐らくは、生活費の25年分以上の資産を築いたということでしょう。
それまでにはそれなりの期間が必要だと思われます。

しかしながら、今後もバリバリ働き続けるのであれば、
そんなに資産を貯めてどうするの?といったところです。

自由業ですから、いきなり仕事が軌道に乗ることは難しいので、
事前にある程度の生活費を確保しておくのは必須かと思いますが、
それは、多くても生活費3年くらいで十分なのでは?

そうであるならば、25年分も生活費を貯めることなく、
もっと早くお好きな仕事をスタートできるわけで、
相当もったいない気は致します。

FIREという称号が大事?


とは言え、その自由業の内容というのが、
「1億円とか3億円とか貯めてFIREした!」
という実績なり称号なりが必要であるならば、
この限りではないかとは思いますが...

ただ、

「FIRE後の労働収入が過去最高突破!」
「FIRE後の仕事でサラリーマン時代の年収を越えた!」

みたいに言われますと、
何一つ retire early はしていないよな...
というモヤモヤ感みたいなものは個人的には感じてしまいますね。

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2025年8月25日月曜日

【妄想シミュレーション】お金が増え過ぎたら住みたい所を考えた

想定外に資産が増えている人は多い


昨今の株高で想定外に資産が増えている人も多いかと思います。

私もその一人と言えなくもないですが、
生活パターンを大きく変えるほど増えているわけでもなく、
バイトとかしないで人生を終えられそうで何より...
というレベルです。

ただ、億単位で資産が上振れている方も多いようで、
そういった方でも生活スタイルを変えていない...
いや、今以上の贅沢する必要は全くない!
といった主張をされる方が多数派のようです。

まあ、そういうマインドだから資産が増えるのでしょうが、
個人的にはややもったいない!と思いますので、
資産が爆増する見込みが全くない私が、
仮に億単位で資産が上振れたらどうするか?
それについて考えてみました。

やはり、まず最初に考えるのは引越ですね。

住居の改善余地は非常に大きい


私はセミリタイアを睨んで今の住居に引越してから約11年が経過しており、
コスパという面から見ると概ね満足しています。

ただ、もしもお金があれば、
下記のような問題を解決する場所に引越したいとは思います。

・ 管理人常駐、オートロック付
・ 築年数浅めの物件

私が今住んでいる物件はオートロックもなく、
誰でも出入り自由です。

なので、宗教の勧誘やら左翼政党のビラ配りやらが多く、
非常にうざいです。

また、以前、株主優待が未着だったという話をしましたが、
郵便受けも外部の人がアクセスできる場所にあり、
治安悪化の昨今では非常に不安が残ります。

ここは、せめてオートロックがあるくらいの物件には住みたい!
できれば管理人が睨みをきかせているとありがたい!
と思うのは自然の流れです。

また、私の住んでいる物件は非常に古い物件であり、
それであるが故、周囲の物件よりかなり格安で住んでいます。

別にそれで良いという部分はあるのですが、
その古さ故、壁が今の物件に比べて薄く、天井も低く、
隣人の生活音などが聞こえ易い状況ではあります。

今は普通に生活できていますが、
隣人や上階の住人次第では問題が発生する可能性があります。

これらの条件を満たす物件を近隣で探してみたら、
今の物件に比較して家賃が倍くらいになるようです。

今の私にはちょいと無理な話ではありますが、
生活の質はかなりアップすると思われます。

お金があっても都心や豪邸に住みたくないは本当


それでは、お金が本当に増えすぎて使い道がないからと言って、
都心のタワーマンションだとか、
高級住宅地で豪邸を買うとか、
そういったことがしたいかと言えばそれは確かにNOかと思います。

私は富裕層営業の時代に高級住宅地へも結構行きましたが、
お手伝いさんでもいないと不便だな~と感じていました。

また、都心のタワマンについては、
そもそも都心に住みたいか?というとちょっと違う気がします。

どうも、お金持ちに新たになった人というのは、
こういったところと比較して引越す必要はないという傾向があるように思えます。

しかしながら、今自分が住んでいる地元という観点で見れば、
今住んでいる家より良い物件は結構多いのではないかと思います。

元々、節約志向の強い方が多いFIRE民ですから、
既に地元の超優良物件に住んでいる人は少ないでしょう。

近くに引越す!とういう視点から見れば、
結構色々な選択肢があるな~というのが、
私の今時点の結論となります。

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2025年8月24日日曜日

「退職すると不健康になる」はやはりウソだった⁉

退職は健康に良い影響を与える!


FIRE否定論者の中には、
「退職するとボケる」
「退職すると生活のリズムが乱れて不健康になる」
と言った事を主張される方が多いように思えましたが、
これらを一蹴する調査結果が出たようです。

"この研究では、退職が人々の健康にどう影響するかを調べるため、米国の健康退職調査(HRS)とその姉妹調査のデータを統合し、35カ国における50~70歳の10万6927人(50.5%が男性)を平均6.7年間追跡調査した。(中略)分析の結果、退職は全体的に見て健康に良い影響を与えることが分かった。認知機能は向上し、日常生活を自立して行える確率が上昇し、自分で健康だと感じる主観的健康評価も改善した。また運動不足が解消される傾向を確認した。(中略)     また、国レベルの違いは観察できなかった。地域や国の所得水準、高齢者人口の割合による退職効果の違いは見られず、35カ国全体で一貫した結果が得られた。また、学歴や退職前の仕事特性(肉体労働や裁量権の低い仕事など)による違いも認められなかった。” (引用元) “退職”は健康に良い影響――慶大と早大が研究報告 50歳以上約10万人を対象に調査"

この調査結果が興味深いのは、
退職が健康に良いという調査結果が、
どこの国でも、どんな職種でもあてはまった!ということかと思います。

退職して健康になるは実感としても合致


私個人としても、退職後は健康が大きく改善していますね。
主たる項目としては以下が挙げられます。

・腰痛の改善

 サラリーマン時代は慢性の腰痛に悩まされ定期的に通院しており、
 ひどい時はコルセットを巻いて仕事をしていましたが、
 退職後に痛みは大幅に改善しました。

・肝機能の改善

 サラリーマン時代は健康診断ではγ-GPTが異常値を示していましたが、
 退職後2~3年で正常値へ戻りました。
 私は退職後もほぼ毎日飲酒をしていますが、
 それでも正常値に戻ったということは、
 サラリーマン時代の飲み会がいかに不健康だったかを物語っています。

その他にも色々ありますが、
メンタルヘルスの話を持ち出したら、
今のストレスなどサラリーマン時代の数万分の一くらいに激減していますね。

まあ実際問題として考えますと、
私の場合は退職して健康になったというよりも、
あのままサラリーマンを続けていたら肉体的・精神的にひどいことになっていた!
それを回避できて何よりというのが正解に近いかもしれません。

早期退職ならもっと改善!


なお、こちらの調査結果は50~70歳が調査対象とあります。

なので、FIRE否定論者はこの調査対象に注目して、
30~40代の働き盛りなら結果は違うはず!
という論陣を張るかもしれません。

ただ、私は仕事的に一番きつかったのは30代半ばから40代半ばで、
この時期に退職できたら、健康への影響というのは、
実際に退職した50歳よりはるかに上振れていたことが推測されます。

まあ、30~40代で退職する人などサンプル数も少ないし、
そんな研究をする人もいないでしょうから、
確かめようもないでしょうが...

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2025年8月23日土曜日

成果主義で評価されなかったらFIREを目指せ!

新入社員は年功序列へ回帰


新入社員が保守化する傾向にあって、
成果主義より年功序列を好む傾向があるそうです。

"学校法人「産業能率大学総合研究所」(東京都世田谷区)が今年度入社の新入社員を対象に実施した調査で、旧来の年功序列型の人事制度を望む声が成果主義を上回った。(中略)「年功序列」を望む新入社員の割合は、22年度の38.9%から徐々に上昇。24年度に48.5%で過去最高となった。25年度はさらにこの割合が高まり、記録を更新した。また、「終身雇用」を望む割合は69.4%、「同じ会社に長く勤めたい」とする回答も51.8%といずれも増加傾向にあり、新入社員の“安定志向”の強さが浮かんだ。” (引用元) 新入社員は成果主義より年功序列に回帰? 調査開始から36年で初めて逆転 「意識の保守化」と見なす前に企業が取り組むべきことは"

背景には安定志向を求める声が強まっているとのことです。

ただ、30年近くサラリーマンを経験してきた自分からすると、
成果主義というのは、そもそもかなり無理がある制度だと思っています。

成果を正確にジャッジできるのか?


私が成果主義に対して疑問に思う理由としては、
主として以下の2つが挙げられます。

まず第一に、そもそも正確に社員の成果をジャッジできるのか?ということです。
例えば、同期が100人入社した場合、
その100人で同じ仕事をしている人は皆無である確率が高いです。

そんな全員が違う仕事をしている状況の中で、
1位から100位まで評点をつけて、

「君は全然会社に貢献してないから100位ね!」

などと言われて納得できるのか?ということです。

第二に、評価する側の実力というものがあります。
とてもまともに人を評価できるとは思えない上司に当たる確率も高く、
そういう上司にメチャクチャな評点をつけられるというリスクも存在します。

それだったら、年功序列システムを採用して、
評価による不公平感をなくした方が良いのでは?
と今の私なら思います。

成果主義で評価されなければFIREを目指す!


まあ私の経験上の話で言えば、
上司に嫌われてとんでもない低評価をつけられて、
不幸なサラリーマン生活を歩み続けている人は結構多いですね。

成果主義における評価なんてのは所詮そんなものなので、
低評価で好きな仕事につくこともかなわないとか、
やたらハードなだけで面白味の無い部署に回されるとか、
そういう状況に陥ったら、
評価とは無縁のFIRE生活を目指した方が遥かに良いと思いますね。

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2025年8月22日金曜日

自分が70代で婚活するイメージが全く湧かない...

高齢夫婦と思ったが違った...


先日、私が午後2時頃、東京駅の地下街にいた時、
70代半ばくらいと思われる男女を見かけました。

このご年齢にして腕を組んで歩いておられ、
欧州なら良く見かける光景ですが、
日本ではちょいと珍しいかな?
などとどうでも良いことを一瞬考えました。

その後、ちょうど私の目の前で立ち止まり、
会話を交わしているのを聞いて、

「あっ、この人達夫婦ではないな!」

と思いました。

70代での婚活?


まず第一に、お互い敬語で喋っています。
夫婦ではありえない言葉遣いですね。

そして最後に、女性が、
「私はこちらの方が近いので...」
と立ち去ろうとしたところ、
男性が、
「それでは私もそちらの方から帰ります!」
と再び腕を組んで去っていました。

良く見てみますと、両者ともに身だしなみはバッチリで、
普段のランチで東京に来た...という感じではありません。

ここからは私得意の邪推になりますが、
この方々、シニア系婚活を利用されて出会い、
何度目かに会ってランチを楽しんだ後の帰りではないか?
という推測を致しました。

そして、女性側からさりげなく腕を組むなどの所作を見ると、
この女性からはかなりのプロフェッショナルな香りが漂い、
男性の行く末が気になってしまいました。

70代で婚活をするイメージが湧かない...


まあ、上記の話については超余計なお世話な話で、
私の単なる妄想である確率が高いのですが、
わが身を振り返って考えますと、
70代で婚活をする自分の姿は全く思い浮かびませんね。

ただ、70歳とか過ぎて、やっぱり一人は嫌!
とか突然思って、シニア向け婚活サイトに登録するとか、
そんな心境の変化はありうるんでしょうか?

まさかそんな!とは思いますが、
何か余計な事を色々と考えてしまう出来事ではありました。

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2025年8月21日木曜日

【社員旅行・運動会】過去の"悪習"を肯定的に捉える人はまだまだ多い...

今ならありえないイベント


私が新入社員だったのは、今から35年くらい前ですが、
当時は今ならありえないのではないか?というイベントが多かったです。

主要なものをざっと挙げてみると、

・花見
・社員旅行
・運動会

と言った辺りです。

花見は新人が場所取りに行かされ、
確か当番に当たると仕事もしないで午前中から公園待機でした。

社員旅行は1泊2日で都内近郊、
憶えている範囲で言えば、伊豆・鬼怒川・安房鴨川といったところ、
これも係になると下見旅行まで行かされる本格的なものでした。

運動会も新人は応援の練習などやらされ、
土日が何度も潰されるものでした。

当時は面倒だが当たり前と思っていた...


今の私の価値観からすると、
この手のイベントに参加するなんてのは冗談じゃないよ!
と言った感じですが、当時は面倒には思いながらも、
参加するのが当たり前と思っていたので、
そこまで苦でなかったという感じです。

今思えば、不思議な話というか、
一種の洗脳状態にあったのかもしれません。

ただ、こういったイベントも徐々になくなっていって、
入社7年目くらいには完全に消滅した感じです。

古き良き時代?のわけはないと思うが...


実はこの辺りの事についてちょっと話す機会があったのですが、
私が驚いたのは、こういった時代を肯定的に思い出す人がいた事ですね。

土日潰して会社の人と旅行に行くとか、
家族総出で運動会に参加するとか、
今思えば何の罰ゲームだ...と思うわけですが、
楽しかっただとか、当時は会社の一体感があったとか、
何か良い事のように話すわけです。

まあ、今でも休日出勤は当たり前だとか、
社内飲み会なども仕事上有効と信じ込んでいる人も多く、
当時からマインドが全然変化していない人もいるわけで、
よく考えたら驚くほどのことでもないかもしれません。

そして、会社員生活が全然良いものにならない理由も、
こういった話が参考になるのかもしれません。

労働時間も当時から比べると大幅に減少、
不毛なイベントで時間を取られることもなくなったのに、
会社に行くのはむしろ辛くなっている気がするのも、
こういったマインドが残っている人が偉くなるからではないだろうか?
ということを勝手に思ってしまいました。

2025年8月20日水曜日

セミリタイア生活の楽しさを本気で伝えないといけない状況に陥った話

普通なら別に理解してもらう必要はない...


私は今のセミリタイア生活については概ね満足しており、
特に大きな改善が必要とも思っていません。

ただ、万人に今の私の生活が楽しいことがうまく説明できるのか?
と言われれば、その自信は全くありません。

私の生活はザックリ言いますと、朝起きてサウナに行って、
その後は本を読んで疲れたら昼寝して、
夜はビールを飲みながらナイターでも見る...
といった生活なので、多くの人にとってはあまり面白そうにはみえないでしょう。

まあ、普通はこの生活の面白さを他人にわかってもらう必要はないのですが、
それなりに親しい人に、実はやることなくて暇でつらいのでは...
と本気で心配される場合等、
それなりに今の生活が楽しいことに説得力を持たす説明が必要あるケースもあるな...
と思いました。

サラリーマンではできないことをやっている!


先日、久しぶりに元同僚と会った時がまさにそのケースでした。
その際、私は趣味の読書について2つの観点から説明をして、
今の生活の充実ぶりを説明致しました。

一つ目は、大作と呼ばれる本にチャレンジできるということです。
例として、ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」を挙げました。
こちらは上下巻で840ページもあり、
内容もなかなか難しいものがあります。

常に疲れているサラリーマン時代であれば、
手に取ろうとすら思わない作品です。

二つ目は、シリーズものを読破できるということです。
昨日も例に出しましたエラリー・クイーンですが、
まとめサイトによりますと、
名探偵エラリー・クイーンとドルリー・レーンだけで長編が39作品あるそうですが、
暇な私はこれら作品群を一気に(と言っても作品を味わいながらなのでゆっくりと)、
読破することができたわけです。

サラリーマン時代であれば、
それだけの時間を確保するのは困難です。

一応はご納得頂いたようで安心


また、アフター5や土日に会社から電話が掛かってくるかも?
なんてことを考えると、そもそも読書に集中するのも困難ということも申し上げました。

この辺りは、元同僚なので、
すんなりと同意頂ける部分ではあります。

こういった熱弁?の結果、
思ったよりはまともな生活をしているようだ...
と認識されたようで何よりといったところです。

まあ、こういうケースは滅多にないとは思いますが、
きちんと心配してくれる方に対して、
セミリタイア生活の楽しさを説得力のある形で伝える事が、
重要な場合もあるものだ!と思った次第です。

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2025年8月19日火曜日

FIRE生活は飽きないし、一番楽しいのはFIREした直後ではない!

「FIREは飽きる」は本当か?


昨日も取り上げさせて頂きました、
内藤忍さんの下記ブログですが、


FILW (financial independence life worker)について以外にも、
気になることをおっしゃっていました。

それは、「FIREは飽きる」という主張です。
その理由として、FIREすると承認欲求を得られないから!
ということを挙げれおられますが、
そもそもサラリーマン時代に全く評価されていなかった私は、
承認欲求とかとは無縁の世界が非常に心地よく感じられています。

ただ今回ちょっと取り上げてみたいと思ったのは、
”確かにFIREした人たちは時間の自由を手に入れて満足するかもしれませんがその喜びは長くは続きません。”
という点についてです。

FIRE直後が一番楽しいのか?


FIRE否定論者の論調としては、
確かにFIREしたら会社に行かなくても良いし、
好きな事だけしていればよいので、
最初の頃は非常に楽しい!
ただ、それも次第に飽きてきますよ!というものが多いです。

しかしながら、実際にFIRE生活を経験した身からすると、
それはちょっと違うのではないか?という気が致します。

FIRE直後は会社に行かない生活がしっくりこなくて、
「本当に会社に行かなくてよいんだっけ?」
「お金が本当に足りるんだろうか?」
みたいな余計な事をついつい考えてしまうことも多かったので、
FIRE生活を100%楽しんでいたかというと疑問に思えます。

むしろ1~2年が経過して、
FIRE生活のルーティーンが定まってきて、
資金の面でも年金支給日まで全然余裕!
思ったよりも全然お金を使わないな!と確信が出てきてからの方が、
FIRE生活の充実を実感していたかな?
という感じです。

あっ、ちなみにFIRE生活が飽きたとかいうのは全くないです。

読む本の内容に左右されるFIRE生活


それではFIRE生活で何年目くらいが一番楽しく感じたのか?
ですが、日常生活という観点から見ると、
読む本の内容に左右されるかな?という感じです。

私はミステリーの古典を読むことを楽しみとしていますが、
一番読んでいて楽しかったのは、
エラリー・クイーンの作品群を読んでいた時期で、
それは今から5年前くらいのことになります。

これは、たまたま読んだ小説群が面白かっただけで、
FIREも〇年経つと飽きるとか、
そういった類の話は実感的には全くない感じですね。

まあ私の残りの人生で、すべての古典を読み切るなどできるはずもなく、
まだまだこれから楽しいFIRE生活が待っているという期待はありますね。

2025年8月18日月曜日

内藤忍さん提唱のFILW (financial independence life worker)について

FIREでなくFILWを提唱


私も資産運用の際に参考させて頂いた著作を多数執筆されている内藤忍さんですが、
FIREはやめた方が良いと言う主張をされていました。


その中で、FILW (financial independence life worker)という概念を提唱、
経済的自立を実現しながら、
自分がやりたい仕事だけをやる生き方 (これがLife Worker)を勧めておられます。

これだけ聞くとその通りという部分も大きいのですが、
私的にはちょっと違うかな?と思ったことを述べてみたいと思います。

思考の順番が全く逆!


内藤忍さんの主張のコアをまとめると、

・FIREでは承認欲求が満たされない

・なので、自分がやりたい仕事で社会が必要とする仕事、
 こういった仕事を懸命に探すことが大切

といった感じになるかと思います。

ただ、私個人のFIREへ至る経緯を振り返ってみますと、
これは思考の順番が逆だな~と思うわけですね。

簡単にまとめると、

・自分が生涯をかけてやりたい仕事はあったが、
 最初の会社ではその仕事にはかすりもせず、
 自分が全くやりたくない営業職だったので退職

・転職先では営業職でこそないものの、
 希望する部署に異動できる目途は全く立たず...

・結局、内藤さんのブログにあるように、
    "やりたくない仕事ばかりやらされているから、
      仕事から逃避してFIREしたくなるわけです。"
      という状況になりFIREする。

と言った感じです。

やりたい仕事ができないからFIRE


私もやりたい仕事に就くために、
資格を取得するとか転職をするとか、
色々とトライをしたわけですが、
結局やりたい仕事に就くことはかなわなかったのでFIREを目指した感じです。

おそらくFIREを達成した方々の中には、
私と同じような経緯でFIREに辿り着いた方も多いのではないでしょうか?

経済的自立を達成したからと言って...


また、経済的自立を達成したからと言って、
自分のやりたい仕事に就けるかというとそれも違います。

例えば、会社に対して、

「私、資産が2億円に到達したので、
 今後は自分が嫌な仕事は一切致しません!」

などと宣言できるはずもありません。

まあ、2億円あれば嫌な会社を速攻で辞めることはできるでしょうが、
だからと言って他の会社で好きな仕事ができるかどうかは、
保有資産は全く関係ないでしょう。

独立開業型やフリーランスでの仕事なら、
好きな仕事だけを選り好みすることも可能でしょうが、
それでコンスタントに仕事が来るかは疑問なところです。

フリーランスになって好きな仕事しか受けない!と言って、
仕事が年間に1本とかしか来なければ、
承認欲求を満たすどころか精神的にかなりへこむような気がします。

この辺りを考えますと、FILW達成はFIRE達成より遥かにハードルが高く、
私なんかでは到底無理!という感想になりますね。

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