脱サラしたYouTuberがサラリーマンへ戻る?
それなりに稼いでいると思っていたYouTuberさんが、
会社員に戻るかもしれないと言っていて驚きました。
その方は、今のところ生活できる金額は稼いでいるものの、
この先10~20年もこの金額を稼ぎ続けることができる不透明、
なので、場合によってはサラリーマンへ戻り安定収益を確保、
しかし、YouTubeはやめないという内容のことをおっしゃっていました。
この手の話を聞くと、FIREやセミリタイアといった発想があれば、
違った展開もあったのでは?と私などはつい思ってしまいます。
本日はこの件について述べたいと思います。
サラリーマンを辞める時点で資産があれば...
脱サラしてYouTubeで食っていこうとする思考の流れは、
以下の通りと推測します。
① サラリーマンは収入が安定しているが仕事はつまらない
↓
② 趣味・副業であるYouTubeに専念すれば、
やりがいをもって稼げるかも?
↓
③ 生活できないレベルではないが思ったより稼げない
↓
④ 将来や老後が不安なので会社員に戻り、
YouTubeは再び趣味・副業という位置づけに...
これをFIRE的発想を入れて再構築すると以下の通りになります。
① サラリーマンは収入が安定しているが仕事はつまらない
↓
② サラリーマンの収入で資産形成に勤しみ、
最低限の生活はできる資産を築く
↓
③ サラリーマンは退職、趣味・副業のYouTubeに専念
↓
④ 仮にYouTubeで稼げなくとも、資産収入・取り崩しで最低限の生活維持は可能
サラリーマンへ逆戻りのリスクは極めて低い
こんな感じになるかと思います。
YouTubeに専念できる開始年齢は上がってしまいますが、
収益を気にすることもなく動画作成に専念できるというメリットは、
人によってはそれを凌駕するのではないでしょうか?
サイドFIREは基本お勧めしないが...
私はサイドFIREは基本的にはお勧めしません。
これまで何度か述べてきたことですが、
要点を再度まとめますと、
① 全く働かないのと週1日でも働くのは天と地の差がある
② 普通のサラリーマンが短時間なら働きたいと思える仕事に出会える確率は低い
といったところになります。
ただ、上述のYouTuberさんの場合は、
サラリーマンになっても動画制作は続けると言うことで、
私のサイドFIREの懸念材料は当てはまりません。
なので、完全FIREでなくサイドFIREで十分でしょうし、
しかも、それなりに副業段階で稼げているのであれば、
資産もそこまで必要ないかもしれません。
こういった発想はそれなりに有効のような気がするのですが、
実際にこういった形で活動されている方は見たことがないですね。
FIREとかサイドFIREをネタにバリバリ稼ごうという動画は多いですが...