オルカン一択で億の資産を目指す
というマサニーさんが書かれた本を読みました。
本の主張は極めてシンプルで、
投資はオルカン一択、節約をして入金力を高めよう!
といったところで、これから投資を始める方で、
個別投資なんて面倒という方にとっては参考になるところが大だと思います。
築いた資産は死ぬまでに使い切る
私は今からオルカンで資産を増やそう!という年齢ではないので、
上記の内容については実践する立場にはありませんが、
「築いた資産は死ぬまでに使い切る」
という内容には共感を覚えました。
筆者の目標は「100歳までに全財産(35億円)を使い切ること」(p.166)だそうで、
その為の表を作成しており、
本書にはそのひな型も記載されています。
また、子供には必要最低限のものしか残さず、
残りは寄付するという姿勢はご立派という印象ですが、
確かに本書にもあるように、
突然、大金が相続等々で転がり込んできたら、
逆に人生が破綻するというのはありそうです。
年金という要素を入れて調整
ただ、「100歳まで生きる」という計画についてですが、
私のような独身系FIRE民には不評な考えで、
実際にそこまで生きるというシミュレーションはいかがなものかとは思います。
この点に加えて、年金受給という要素を考えますと、
もう少し資産を減らすスピードは早めても良い気がしますね。
私の場合は、
① 70歳(もしくは75歳)までに臨時支出の金額を除いて資産を使い切る
(本書ではこの金額を500万円に設定)
② 70歳もしくは75歳からは基本的には年金の範囲内で暮らす
と言ったところです。
私も同種の表はExelを使って作っていますが、
毎年を均等に支出するようなアバウトな計画ですので、
例えば、70歳の節目ではビジネスクラスを使っての旅行をするみたいな、
イベント的な要素も加えてみた方が良い気もしてきました。
また、最終的に残す金額については、
500万円というのが多いのか少ないのか?
私はこの金額を決めかねているのが現状ですが、
この辺りはもう少し確固たる理論があれば教えて頂きたいところではあります。