弐億 貯男さんの著書を読む
弐億 貯男さんの著書「10万円から始める! 割安成長株で2億円」を読みました。
著者の提唱する割安成長株を見つけるポイントがわかりやすく書いてあり、
なるほどと思うところは随所にありました。
一方、本書の内容はエントリーレベルに留まっている感はあるので、
投資に詳しい方だと不完全燃焼という印象を持つかもしれません。
ただ、私個人がこの本を読んで一番印象的だったのは投資のトピックスではなく、
セミリタイアに関係するところです。
それはセミリタイアできる目標金額が貯まってからの心境の変化に関するものです。
目標金額が貯まってから仕事により集中?
私のセミリタイア資金は2億円からは大きくかけ離れていますが、
それでも私が最初に設定した目標金額を達成してから感じたのは、
仕事をするのが苦痛で仕方なかったということです。
ただ、著者はこの辺は大きく異なっています。
例えば、
" そこそこの資産が貯まってくると、人事評価を気にせず、いいものはいい、ダメなものはダメだと、明快な意思表示に基づいて、思い切った仕事がこなせるようになります。会社をクビになったとしても、路頭に迷う心配がないと思えたら、仕事でも守りに入る必要がなくなるのです。(p143)"
と書かれています。
人事評価を気にしなかったのは私も同じですが、
思い切って仕事に取り組もう!なんてことは全く思いませんでしたね。
仕事については最低限のことだけやろう、
とにかく自分の仕事を増やさないようにしようと心がけていました。
私の場合は、自分の好きでもない仕事を長年やらされていたからですが、
これが多少なりともやりがいのある仕事だったら、
あるいは保有資産がもっと多かったら、
この辺の心境というのは変わるのかもしれないな~
ということを考えました。
やはり金銭的な制約でできないことは多い
節約系セミリタイアラーの中には、
「これ以上お金があっても買いたいものはない!」
「節約すること自体が楽しい!」
という方もいますが、私はちょっと違うかな?という感じで、
その気持ちは高まりつつあります。
金銭的な制約でできないことって結構ありますんで...
60歳くらいまで充実したサラリーマン生活を送って、
その分貯蓄も年金受領金額も増えて、
60歳くらいから2ランク上くらいのリッチなリタイア生活が送れれば、
50歳からのセミリタイア生活と比べて、
人生トータルで見た場合は充実しているかもしれません。
ただ私の場合、60歳まで働いてもろくなことがなかったでしょうから、
50歳で会社を辞めたのは正解だというだけです。
2億円あっても会社を辞めないような仕事...
そんな仕事に出会いたかったですね。
そうですよね。金銭的制約だけが何かを選択しない理由になるのは、
返信削除避けた方がゆったりできましょうね。気の乱れが避けられるというのか。
とはいえ、本当に金銭的制約がある場合は、価値感とか別の理由をつけて、
自分を納得させる方向に動くのでしょう。
この手でこまったちゃんなのが、社会のせいにする輩です。
役所で難癖つけて騒ぐのは、だいたいが↑部類。
金銭的制約がなければやりたいことは結構多いですが、
削除それを本当はやりたくないんだ!と言い出すと、
論点がずれてしまいますからね。