担当職員が自腹で300万円負担
久しぶりに「なんじゃこりゃ!」というひどいニュースを耳にしました。
それがこちら。
"兵庫県庁の貯水槽で排水弁の閉め忘れがあったため水道水が補給され続ける状態となり、約600万円の水道代が余計にかかった問題で、井戸敏三知事は8日の会見で、「職員のミスで損害を与え、県民におわびしたい」と陳謝した。このうち約300万円は、点検に立ち会った担当職員が負担したという。"
排水弁の閉め忘れについては担当者が悪いのは確かです。
なので、そのことにより減俸とか降格とかだったらわかるのですが、
損害額の50%を直接負担させるなんてのは違うと思います。
こんなことをする組織では怖くて働けないですね。
私が一番頭にくる理由
私がこの手の話を聞いてなぜ頭にくるのか?
一番頭にくる理由は極めてシンプルです。
仮にこの担当職員の方が、業務プロセスの見直しを提案して、
コストを600万円下げることに成功したとします。
それで県庁が
「よくやった!それではコスト削減の半額である300万円を君にボーナスとして支給する!」
なんてことにはならないわけです。
ミスをしたらその分かぶれ!
でも手柄をたてても給料はそのままでは洒落になりません。
一人だけが責任を負うのもダメ
兵庫県は再発防止策を発表、それによると、
確認作業に立ち会う職員や点検の頻度を増やすとのことです。
そもそもの仕組みがダメだったことを認めているわけで、
やはり担当者に300万円払えはかなり酷ですね。
このニュースに関しては、頭にくるとかよりも、
組織で働くことの怖さみたいなものを感じます。
サラリーマンを辞めて良かったとしみじみ思いますね。
さすがに仕事の責任を損害賠償する企業というのは聞いたことがない。
返信削除公務員がよほど特殊な職業ということか?
この辺のリスクを知らずに公務員になっている人が多いような気がします。
削除これって公務員の場合は地方公務員法で定められてるってのじゃなかったっけ?
返信削除もちろん不服の場合は人事委員会とかに不服申し立ては可能って話だとは思うけど・・・
「裁判例などをもとに」とありましたから、何らかの法的根拠はありそうですね。
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