1990年のワイドフィーバー
たまたまネットを徘徊していて懐かく思い出したことがあります。
それは、1990年のワイドフィーバーです。
日本興業銀行などが発行していた5年物利付金融債の利回りが年9.606%まで上昇、
興銀や長銀などの窓口が長蛇の列となった事件です。
今でも金利10%をうたう債権はありますが、
その多くはマイナー通貨建てだったり、
複雑な仕組債だったりして、
かなりの確率で損をするわけですが、
上記債権は円建で確定利回りなわけです。
私が考えましたのは、今現在この金融商品があれば、
今頃はウハウハなセミリタイア生活を過ごしているのにな!
ということですね。
昔と今の5%の違い
セミリタイアを考えるうえで、
「FIRE 4%ルール」を採用している人は多いですが、
当時の定期預金金利は5%は普通に上回っていましたので、
普通に銀行にお金を預けるだけで目標を難なく達成できました。
今現在でも米国株等に投資しているだけで、
同じ目標は達成できると言えなくはありませんが、
確定利回りでないのはもちろん、
暴落リスクもあるわけです。
昔と今では5%の利回りを確保するポピュラーな方法が、
安心感という観点から見ますと、
まるで違うということを実感致します。
再び来るか?定期預金5%時代
それでは定期預金金利が5%とかになる時代が来るか?
と言えば、ちょっと想像がつかないですね。
これだけ金余りの時代が継続していますと、
出口戦略的なものが全く見えてこないのが現状です。
まあ、昔は良かったとか言っても現状が変わることはないのですが、
金利という観点から見れば、
昔の早期リタイア者はかなり恵まれていたと思いますね。
物価も年数%は上がってますから、差し引き大したことないです。
返信削除1990年のインフレ率は3%程度ですから、
削除インフレを加味しても預金者にとっては良い時代だったかと思います。
少なくとも日本は金利高には出来ないですね。日銀以外が持っている利払のある国債の借金が凄いので。あぁ、だから財務省は景気が上向くと増税してデフレにしているんのか、流石っす(泣)
返信削除確かに国債の利払いや住宅ローンなどの問題もありますね。
削除また、財務省は景気が上回かなくても増税しますからね。
どうしようもないです。