2017年8月31日木曜日

セミリタイアへの障害 ② お金が無くなるかもしれない

数億円以上の資産を築いてセミリタイアをする方も多いとは思いますが、
私のように、とりあえず寿命までは何とか生活していけるだろう、
というレベルでセミリタイアする場合、

「お金がなくなるかもしれない」

という恐怖は完全にはなくならないかと思います。

お金がなくなる(= セミリタイア資金が底をつく)というのは、
以下のようなケースで発生するかと思います。

① 想定より生活費がかかる
② 想定より長生きする
③ 年金額の大幅な減少、年金受給年齢の繰り下げ

①についてですが、セミリタイア資金を貯める為に、
10年以上の長きにわたり倹約生活を実践してきた自分にとって、
対処可能な問題だと思っています。
サラリーマン時代に、まがりなりにも毎月25日にはお金が振り込まれる
生活の中で倹約生活ができたのに、給与が振り込まれなくなったら、
贅沢な生活に舵を切る、ということはありえないと思います。

セミリアイア資金を貯める過程で分かったことですが、
倹約生活を続けることの最大のメリットは
「少ないお金でも生活していける」
という習慣と自信が身についたことかな?と思います。

②については、③とリンクします。
仮に年金が全くもらえなくなった場合、
ある程度の高齢になったら無一文にならざるをえません。

ただし、そのリスク(=年金がもらえない)が顕在化するまでに、
対策を取る時間はあるかと思います。
いきなり自分が70歳になった瞬間に、「年金はもらえません」
とはならないかと思います。

仮に国庫破綻などで無年金になりそうな場合、
わかった時点で働く、生活水準を落とす、等々いくらでも対策が打てると思うのです。

結局、何が起こっても逃げ切れるだけの資金を貯めようと思うと、
セミリタイアなんてできない、というのが自分の出した結論でした。

50代の10年間を好きなことをして過ごすことによって得られるものは、

「ひょっとしたら老後に資金が尽きるかもしれない」

というリスクを軽減するためだけに、
50代の10年間を確実につまらないことがわかっている
サラリーマン生活(しかもシンドイ)を送るというのは、
極めて割に合わない!と考える次第です。

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