サラリーマンを辞めてからタイへ行ってきました。
タイには10日間ほど滞在しましたが、
今回は地方にも行ったため、バンコクと田舎の物価の違いを感じました。
思えば、自分がタイへ初めて行ったのは、1980年代後半のバブルの時期です。
その時、屋台で炒飯や麺類を食べると、一食 5バーツ程度でした。
現時点で、同レベルの食事をすると、一食40バーツ程度でしょうか?
恐ろしく単純化すると、物価水準がほぼ8倍になっています。
そこでちょっと調べてみると、吉野家の牛丼(並)の値段は、
1979年~1989年までは350円だったとのことです。
その後、400円に値上げしたり、250円セールを行ったりとアップダウンはありますが、
現時点の値段が380円と当時とほとんど変わっていません。
1980年代後半のバーツは1バーツ = 5円で、2017年は1バーツ = 3円とすると、
タイで30年前に25円の炒飯が今では120円と、
円ベースでみても4.8倍に上がっています。
まだまだ、タイの物価は日本に比べてみれば安いですが、
それでも、日本と値段があまり変わらないスタバが盛況だったりと、
現地の方の購買力は確実に上がってきています。
一方わが日本では、100円ショップやドン・キホーテと言った、
昔はなかった格安店が幅を利かせており、購買力がない人でも
それなりの生活ができる環境が整っているかと思います。
そういう意味では、このデフレ状態というのは、
セミリタイアにとっては追い風とも言えます。
個人的には、適度な物価上昇により、日本経済が回復し、
日本国民全体の賃金アップも同時に望むものですが、
その場合、金利と物価上昇の関係が気になるところです。
セミリタイアを目指した当初は、物価の安い海外で暮らす、
というのが有力な選択肢でしたが、こと「物価」という観点だけでみると、
日本でのセミリタイアも決して悪くない環境だな!と思った次第です。
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿