2017年8月3日木曜日

サラリーマンの必要経費を考えてみる

セミリタイアを本格的に考えてから気が付いたこと、それは、

「生活するのにお金はそれ程必要ない」

ということです。

ここで述べてみたいのは、

「サラリーマンだからかかるお金が多い」

ということです。

最近は家計簿ソフトも普及してきましたので、
実際に家計簿をつけている方も多いと思います。
チェックして頂くとわかると思いますが、支出の内、
「サラリーマン特有の費用」というものが多いことに気づかれると思います。
代表的なものを挙げると以下の通りです。

・衣服代 (スーツ、ネクタイ、Yシャツ、革靴) 

→ クールビズの普及に伴い、夏の間はスーツを着なくていい企業が増えましたが、
それでも、秋以降はスーツを着なければいけないケースが多いでしょう。
私は会社を辞めてからは、人と会う時以外は、
チノパンにTシャツというスタイルなので、衣服代が圧倒的に安くなりました。
クリーニング代金を含めれば、サラリーマンを辞めることにより
相当な費用が浮くことになりました。

・交際費 ( 飲み代、ゴルフ代)

→ 全般的な傾向として、私がサラリーマンをスタートさせた1990年代に比較すると、
会社で飲みに行く機会は減ったと思います。
社員旅行や運動会といったイベントは廃止した企業が多いかと思います。

それでも、週に1回程度であれば会社のメンバーで飲みに行く、という方も多いでしょう。
私は、会社を辞める直前は、忘年会やプロジェクトの打ち上げ以外の飲み会は
原則全部断っていましたが、多いときは週に2回くらい飲み行くという時もありました。
その時は、経済的・肉体的ダメージは相当ありました。
特に、説教と自分の自慢話しかしない上司との飲み会は生き地獄でしたね。

私自身、ゴルフは一切やりません。
なので、会社のコンペというものに行ったことがないですが、
これ年に2回くらいは最低やっていましたね。
好きで行く分にはいいですが、嫌なら最悪ですね。
1日の休日+数万円が消えていくのですから。

こういった費用は相当な金額になるかと思います。

・昼食代

→ 私の職場は千代田区・港区といったところでしたので、昼食代はそこそこ高く、
800円~1,000円といったところでした。
上司によっては、毎日昼食に付き合わなければならないケースもあり、
こちらも経済的・肉体的ダメージが相当ありでしたね。
セミリタイア後は、自宅で昼食を作るケースが増えて、
栄養的・経済的に生活がかなり改善しました。

・ドリンク代

→ 地味ながらボディブローのように効いてくるのがこちらです。
最後に勤めていた職場では、ウォーターサーバーとコーヒーマシーンがあったので、
水とコーヒーは無料でした。
私はセミリタイアへ向けて貯蓄するために、会社にいるときは、
こちらをフル活用させて頂きました。

それでも、自動販売機でジュースやコーヒーを1日何本も買う人が多かったですね。
そもそも自宅であれば、市販のペットボトル飲料を飲むにしても、
2Lのものをスーパーで安く買えますが、会社であればほぼ定価で500mlのものを買う、
というケースが多いですから、こちらもサラリーマン特有のコストといえると思います。

例えば、ペットボトルのお茶 (150円) を 1日2本飲むと、
下記のようなコストがかかります。

1日: 150円 × 2 = 300円
1週間: 300円 × 5 = 1,500円
1か月: 1,500円 × 4 = 6,000円
1年: 6,000円 × 12 = 72,000円
10年: 720,000円

セミリタイア資金を貯めるのは、10年単位が普通と思いますので、
ドリンク代を以下に抑えるかは一つのポイントだと思います。

・病院代・薬代

→ 職業病・労災というレベルでなくとも、サラリーマン生活により
身体を壊すケースは多々あるかと思います。
長時間座っているので慢性の腰痛になる(私のケース)、
ストレスで胃をやられる、等々ですね。
特に怖いのが、仕事が忙しくて病院に行けないというケースが多いことですね。
むしろこちらの方が怖いです。

上記は一例ではありますが、おとなしく、穏やかに生活する費用というのは、
それほど大きなものではないかと思います。

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