2026年5月30日土曜日

FIRE民はコップの上澄み(4%ルール)だけをすすっているのか?

コップの上澄みだけをすする「4%ルール」


昨日ご紹介致しました、上岡正明氏の著書
もう一か所、FIREについて触れている箇所があります。

”基本戦略⑥コップの上澄みだけをすする「4%ルール」”(p157~160)がそれで、
”元本がコップの中身で投資によって生まれる利益が上澄みだ。零れ落ちるジュースにだけ手をつけていれば、中身は減らない(p158)”
となかなかうまい表現で4%ルールを説明しています。

ただ筆者によれば、「4%ルール」は理想のライフスタイルを築く上で重要としつつも、
それでFIREするのは暴落リスクや4%部分は安定しないことよりFIREはお勧めしないとし、
”億の資産を築いたとしてもリタイアするのは現実的でない。
  働きながら、生活費の足しにする(p160)”
と述べられております。

4%ルールを妄信しているFIRE民はいないのでは?


ただ私なんかから見ますと、
億の資産を築いてFIREしない方が現実的でないかな?という感じですね。

第一に、4%ルールはFIREの指標としては有効だと思いますが、
このルールを妄信してFIREする人はいないのでは?ということが挙げられます。

ご指摘の暴落リスクについても数年間は耐えられる現預金を持つとか、
貴金属やコモディティなどでリスクヘッジをするとか、
その辺りはある程度想定してFIREに踏み切る人が大多数ではないかと思います。

第二に、4%ルールは上澄みだけをすするというのはその通りとして、
「日本版FIRE」みたいにある程度年金を充てにするFIREであれば、
年金受給までに徐々に資産を減らしていくパターンもあります。

昨今では"DIE WITH ZERO"に影響を受ける人も増えており、
FIRE民の多くは上澄みだけをすすっている...
というイメージはちょっと違うのではないかと思います。

FIREも進化している!


本章の結論部分では、好きな仕事を選んで好きなだけ働けば良い!
みたいな話になっていますが、それが無理だからFIREするわけで、
この辺りは個人的には本末転倒という感じが致します。

まあ、FIREの手段・方法も進化・多様化していますので、
4%ルールが仮に危ういとしても、
FIREそのものが無謀みたいな話にはならないかと思います。

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2 件のコメント:

  1. 4%ルールは統計的なデータに過ぎず、本家であるtrinity reportでは1,7%になったり4.5%になったりと結構変わっています。今後インフレが進み増税、社会保険費の増額、高齢者医療費の3割負担など出費の増加が見込まれるので一人身でも一億じゃキツいとFIRE関連の知り合い達は見越しています。

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  2. 私は、複数の死ぬまでの実例を見た上で、それほどかからないんじゃないかと思っています。

    基本的な生活費は年金でまかなうが、プラス年100万円の余裕シロを100歳まで、65歳時点で3500万も確保すれば大丈夫なのではないかと。

    介護保険のサービスも充実してるので、可能な限り自宅生活で最後の数ヶ月施設だとしても夫婦で上記に1500万加える程度なイメージです。
    持ち家あり、インフレと加齢による支出減相殺前提で。

    死ぬ時の残高が一番多い喜劇を避けるべく、取り崩し計画を練ってます。

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