早期リタイアで人間関係喪失?
FIRE失敗系の記事は相変わらず多い印象ですが、
その対角としてサラリーマンを礼賛するのはいかがなものか?
と思った文章が以下のものになります。
"どれほど多くの資産を築いても、仕事という社会的な役割を手放した結果、自分が社会の一部であり誰かの役に立っているという実感を失えば、本当の意味での生活の質は向上しにくいといえます。早期リタイアによって職場の人間関係を失い、かえって強い孤独やストレスに苛まれてしまう現象は、こうしたデータからも読み取れます。” (引用元) 「虚しいだけでした…」46歳独身男性が〈資産1億円〉達成して会社とはオサラバも、「FIREを卒業」してサラリーマンに逆戻りしたワケ
まあこの記事の書き方としては、
働いていない人はFIREしているともとれるもので、
これはちょっとどうかな~とは思いますが、
引用文にはFIRE経験者には受け入れがたいことがサラ~っと書かれています。
本日はこの点について述べてみたいと思います。
自分が誰かの役に立っているという実感?
まず第一に、私がサラリーマン時代に、
「自分が誰かの役に立っているという実感」
などあっただろうか?という点です。
そりゃまあ、お金を貰って仕事をしていたのですから、
誰かしらの何らかの役には立っていたのでしょうが、
実際に感じていたのは、
「この仕事は本当に必要なのか?」
「なぜ自分がこの仕事をしないといけないのか?」
みたいな事ばかりでした。
自分の望むフィールドの仕事であって、
自分が社会に貢献している手応えとかあるなら、
そもそもFIREなんか目指さないと思いますので、
この辺りはかなりの違和感を感じますね。
早期リタイアで職場の人間関係を失う?
そしてそれ以上に強烈な違和感を感じるのは
”早期リタイアによって職場の人間関係を失い”
という文章でしょうね。
早期退職によって職場の人間関係を失う?何それ?という感じです。
早期退職によって煩わしい人間関係から解放された!
もしくは、鬱陶しい人間関係を清算できた!
FIRE経験者はそんな実感ではないでしょうか?
それに加えて、今後も付き合っていきたい人が職場にいれば、
その人とはプライベートで会えば良いわけです。
まあそもそも多くの職場では、
嫌なヤツとも付き合わなければいけないディメリットが、
良い人と付き合うメリットを大きく上回りますので、
嫌なヤツと縁を切るには早期退職が最も手っ取り早い解決策じゃないでしょうか?
サラリーマン礼賛は無理がある
まあ世の中、会社に行きたくない人で溢れているのに、
職場の人間関係や仕事を一括りで礼賛する言説にあふれているのは、
やはり相当な無理があると思います。
多少なりとも丁寧な議論をするのであれば、
以下の4つの比較になるのではないかと思います。
① 職場の良好な人間関係+やりがいのある仕事
② FIREで熱中する趣味がある+友人も多い
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③ 職場の人間関係最悪 + くそつまんない仕事
④ FIREするも趣味はない + 友人はいない
私から見ると①と②の比較はケースバイケースで甲乙つけがたい、
③と④については私は圧倒的に④のが良いといったところですね。
まあ、実際の仕事は①と③の間に分布しているのだと思いますが、
③みたいな仕事が多い実態を記事を書かれた人はどう思われるのか?
その辺はちょいと聞いてみたい気が致します。
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就業者が「人々に認められ、社会の役に立っている」と思っているというのは、仕事にしか自分の価値がない、と白状しているようですね。
返信削除このアンケートに就業者、非就業者(困窮、非困窮分けて)別に「現在の生活に満足しているか」という問いを入れてほしかったところです。
今回の方も、「同僚との何気ない会話が毎日の楽しみ」では、定年退職後により深刻な状態になるでしょう。
仕事との関わり抜きで人生を楽しめる体験をしたにも関わらず、仕事に依存する環境に自ら戻るとは...、FIRE者からすると信じられません。
”仕事にしか自分の価値がない”という主張をしていることに気付いていないのが怖い気が致します。サラリーマンならいずれ仕事はやめるわけで、そこから先の人生は無意味にもとれるのもちょっとどうかな?と思う主張ですね。
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