役職定年前に早期退職が基本
私がセミリタイアを考え始めてからずっと思っていたことに、
「役職定年」といった給料が大幅に下がる前には絶対に会社を辞めよう!
というのがあります。
仕事内容が変わらないのに給料だけ半分なんて冗談じゃない!
というのが最初の動機ではありますが、
場合によっては若手時代の仕事内容、ポジションに実質的に降格となるわけで、
なお悪い!
そうまでして働かなければいかないのか?
ということは常々疑問に思っていました。
役職定年で著しくやる気を失った体験談
私自身、そういった考え方のベースがあるところに、
同世代の人から役職定年で著しくやる気を失ったという人から話を聞く機会がありました。
その方は「本当にやる気がなくなった...」としみじみと語っており、
ここまでやる気がなくなるのは想定外みたいなことを言っていました。
「想定外」の背景を簡単にまとめますと、その方は金融機関勤務ということで、
40~50代で関係会社に出向等で給料が下がることは入社当時からわかっており、
寝耳に水で給料が下がったわけではありません。
ただ、実際に給料が下がってみると、
ここまでやる気を失うのか!みたいな感じらしく、
同様の印象は同僚の多くがお持ちとのことです。
私は何とか給料が激減する前には会社を辞められたので、
こういった話を聞くとやはり早期退職が正解だった!
というのを実感しますね。
残業代復活と賞与なし
ちなみにこの方、給料はキャリアハイの半分程度になったとのこと。
この半分という数字を言う前にちょっと間があったのですが、
それは給与体系が大きく変化したことによります。
役職がはずれることにより残業代が復活し、
簡単に言うと、残業代を含めれば半分くらいということらしく、
逆に言うと、残業がなければ往時の半分以下ということで、
かなり厳しいダウンであることがわかります。
また、賞与がなくなるので、
この賞与を本来いくら貰えるのか?
この辺の見方によってもダウン幅が変わってくるとのことです。
実は私、「役職定年で給料が半分」みたいな話は良く聞くものの、
その内訳みたいなものは意識したことがなかったので、
聞いていて新鮮な驚きみたいなものがありましたね。