2025年4月16日水曜日

理想の生活に必要な資金が貯まるまでFIREは待つべきか?

参考にならない?


FIRE系の記事なのに、コメント数が少なくて逆に目に留まったのが以下の記事です。


記事の内容は、資産1億円を超えたら安定を求めてFIREする人、
今まで通り資産を増やす人に分かれるというもの。

この方は後者で、3.3億円の資産を5億円まで増やして、
遊ぶための家を購入して家政婦も雇いたいとのこと。

コメントには「全く参考になりません」というのもありましたが、
資産額ややりたいことの内容は別にすると、
発想的には参考になることがあるのでは?と思います。

FIREは最低資産額に焦点が当たりがち...


といいますのも、FIREを語る場合、

「FIREするのに最低限いくら必要か?」

という視点からが圧倒的に多いように思えるからです。

本来は、自分の理想のFIRE生活をするのにいくら必要か?
という視点から見るのが良いのでは?と思います。

いやいや、自分は最低限の生活なんて考えていないよ!という方でも、
本来やりたい事を諦めるとか無視するなどしていないか?
この辺に疑問を感じるプランを立てている人もいらっしゃるように思えます。

あと1千万円貯めるだけで生活が激変


例えば、資産が5千万円程度あれば、
独身男性であればFIRE生活は一応は可能と思われます。

4%ルールに従えば年間2百万円くらいは使えるので、
極端に節約せずとも生活はできるでしょう。

ただ、FIRE後は暇なので、本来は旅行もちょいちょい行きたいのが本音!とするなら、
あと1千万円貯めるのを待てば、年間40万円を旅費に充てられ、
本来の理想のFIREに近づくのではないか?
という考え方もできます。

実際は少しでも早くFIREが勝つ...


まあそうは言っても、実際問題としては、
しんどいサラリーマン生活はいち早く終わらせて、
少しでも早くFIREが本音になるのではないかと思われます。

また、旅費くらいは、FIRE後にバイトで稼ぐよ!
という発想もありうるかとは思います。

ただ、上記の例を取ってみれば、
資産5千万円に到達したので無条件で辞めるという発想しかないのと、
あと1千万円を貯めるのに何年かかってどれだけ苦労するのか?
もう一度立ち止まって考えてみよう!
という発想があるのとないのでは、
その後のFIRE生活が大いに変わる可能性があるのでは?
と思いますがいかがでしょうか?

2025年4月15日火曜日

”老後は欲望が減少する”が若い内に色々やっておけば良かったと思うのか?

食欲がなくなるがそれでも良いか?


某ネット番組を流して見ていたら、
本筋とは全然違う議論でちょっと面白いものがありました。

ある方がダイエットに成功したら、
とんかつを見ても味も思い出せず、
特に食べたいと思わなくなったと言っていました。

別の方は、薬で食欲を抑えているので、
とんかつとかを実際に食べることもなく食べたくもないのだが、
やっぱりとんかつが再び食べられるようになりたい!
みたいなことをおっしゃっていました。

この2つの考え方というのは、FIREを考えた場合、
考慮する必要があるような気が致します。

若い内にやっておけば!と思わないかも...


若い内に節約に節約を重ねて、
40代後半~50代前半でFIREを達成した場合、
身体には結構ガタがきている可能性は高いです。

なので、若い内でも、それなりに旅行に行くなり、
美味しいものを食べておくなりはもっとするべきだったか...
という後悔をする可能性は高いかと思います。

ところが、ある程度の年齢になって、
美味しいものを食べるとか旅行に行くとかが体力的に厳しくなったら、
それはそれで特に何も感じない...というケースもあるのかな?
という風に思いました。

私の場合はどうか?


それでは、50代後半の私はどのように今考えるのか?

まず、旅行については若い内にもっと行けば良かった!というのはあります。
私は年に1度の海外旅行はFIREを目指して節約モードの時にも実施しており、
また、海外出張が多かった時期もありますので、
一応それなりの経験はしたと思っていますが、
上手く時間とお金をやりくりして、
身体がもっと動いていた時期に色々経験を積むべきだったと思う部分はあります。

一方食欲的な事に関しては、
もっと色々と食べておけば良かった...みたいなのはないかな?

今はしつこい料理などあまり食べられなくなっていますが、
若い内にいっぱい食べておけば...みたいな感覚はないです。

50歳で会社を辞められたのでそう思うのかも?


その他の点も色々考慮して見てみると、
特に若い内にしておくべきだった!
というような強烈な後悔はなく、
日々淡々と過ごせているのかとは思います。

ただこれは、私が50歳でなんとかサラリーマンを辞められて、
ストレスフリーな人生にうまく転換できたことが大きいと思います。

65歳とか70歳までストレスまみれで働いていたら、
このようなある種達観した気持ちにはならなかったかな?
とは思いますね。

2025年4月14日月曜日

【地下鉄車内】子供に文句を言う大人げない中年

地下鉄車内での出来事    


先日、都内某所へ散策に出かけて、
3時間程歩き回り疲れ切って、
帰りに地下鉄に乗った時の話になります。

地下鉄車内はほぼほぼ座席がうまっている状態でしたが、
優先席が3席まるまる空いていたので、
お年寄りなど来たら譲る前提で座っていました。

次の駅で私と同じで50代と思われる男性が乗車、
同じく優先席に座りました。

その次の駅では、制服を着た小学生が乗ってきて、
残りの優先席に座ってきたときに事件は起こります。

子供は座るな!


その50代くらいのおっさんは、

「子供は座るな!」
「じゃあ、おれが立つよ!」

などとぶつくさ言って席を立ちました。

別に席を譲らくてはならないお年寄りなどがいない状態で、
何故かそのおっさんは席を離れて、
その後はずっと何やらぶくくさ言いながら立っていました。

サイコパス的で怖い...


その文句の言い方自体が直接子供を恫喝するなら、
こちらも「ちょっとあんた!」みたいに間に入れますが、
独り言風にぶつくさ言うので、
こちらとしても手出しはできない感じ。

それに何より、当の小学生は何も気にしていない様子なので、
こちらとしても表面上は無視するしかありません。

まあ、子供が優先席に座ってお年寄りに席を譲らないのなら、
一言注意するというのはありかもしれませんが、
基本的に空いている車内で優先席に座るのは問題ない気はします。

今回は結果的には何もなかった感じですが、
ちょっとサイコパス的な人で怖かったですね。

2025年4月13日日曜日

FIRE実現と推し活の両立は困難 ~ 金のかかる趣味がないからFIREできた? ~

推し活に毎年200万円


推し活に毎年200万円使っている方の記事を読みました。


タイトルだけ見て、いかに悲惨な生活が待っているのか?
と思ったら全然そうでもありませんでした。

内容を要約すると以下の通りで、

・主人公は52歳の中小企業で働く年収680万円の会社員独身男性
・推し活に年間200万円以上使っている
・ねんきん定期便を見たら月15万円程度しかもらえなくてビックリ!

と言ったところです。

年金15万円しか...っていくら貰えると思ったのか?
若い頃の年収は知りませんが、
まあ普通の金額ではないでしょうか?

もっと貰えると思ったことにビックリ!が一般的な反応では?

推し活を投資に回していたら...


それにしても毎年200万円の資金を推し活ではなく投資に回していたら...
元本だけでも10年間で2,000万円、20年間なら4,000万円です。
老後云々の話ではなく、普通にFIREできた可能性すらありますね。

まあ、独身で唯一の生きがいが推し活であるのなら、
FIREになんて興味の欠片もないでしょうけど...

65歳とか75歳とかになって人生を振り返って、
経済的にそれほど恵まれてなかったとしても、
30代~50代の推し活ライフを懐かしく振り返れるなら、
充実したお金の使い方といえるのでしょう。

金のかかる趣味がないからFIREできた!


この辺りの事を改めて考えますと、
私なんかもお金のかかる趣味がないからFIREできた!
ということが言えるのかな?と思います。

私の場合、旅行が金のかかる趣味といえばそうですが、
サラリーマンである以上、休暇の制約があって、
使うお金には限度がありました。

良く語られることに、FIRE後の趣味はどうするのか?というのがありますが、
趣味に没頭して私財をそこに注ぎ込むようなことでもあれば、
そもそもFIREできない確率が高くなるような気がします。

まあ、今の穏やかな生活を楽しめているのも、
そういった推し活的な趣味がなかったからであり、
その点では非常に良かったと言えるのかも?
という感想を持ちました。

2025年4月12日土曜日

労働は低リスクか? ~ 寿命を縮めながら働いていないか? ~

労働は低リスクか?


昨日取り上げました以下の記事、


もう一つ、かなり引っかかった部分がありまして、
それが以下の記述です。

”体や頭脳という資本を投じて賃金を得る「労働」も、広い意味の投資であることを忘れてはいけません。しかも、これはどんな金融商品よりも高い利回りで運用できます。約40年で3億~4億円もの「資産所得」を低リスクで確実に生み出せる金融商品は、労働以外にはまず存在しません。”

「労働は低リスク」という言葉ですが、
安定的に給料が入ってくるという意味ではその通りかもしれません。

ただし、「低リスク」なのかどうかは疑問に思いました。

精神的・肉体的なダメージは?


と言いますのも、サラリーマンを継続していたら、
精神的・肉体的に多大なダメージを受けるケースが多いからです。

精神的なダメージで言えば、
最初の会社では一番仲が良かった同期が、
最後の会社では同じ部署にいた人が鬱病で辞めています。

肉体的なダメージで言えば、
職場で突然倒れて入院した人と言うのが、
定期的に発生していました。

そこまでいかなくても、サラリーマンである以上、
何らかのダメージは負っているような気が致します。

私もあのまま仕事を継続していたら、
精神的にはかなり危ない部分もあったので、
セミリタイアできたので間一髪と思う部分も多々あります。

サラリーマンが高リスクなのでFIREを希望


この辺りの事を改めて考えますと、

「サラリーマンという生き方は高リスクなのでFIREを希望」

ということが言えるのかもしれません。

昨日はFIREする理由として「仕事が嫌い」というのを挙げましたが、
実際にFIRE希望者・経験者にとってはそのレベルに留まらず、
これ以上働くと精神的・肉体的にヤバい領域に入る方が多いのでは?と思います。

そしてその結果働けなくなるなら、
安定したキャッシュすら産みださなくなるわけですから、
やはり低リスクではない気がしますね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2025年4月11日金曜日

”1億円ないならFIREは危険!”ではない ~ 労働嫌いをなめるな!という話 ~

1億円ないならFIREは危険! 


「1億円ないならFIREは危険!」というやや煽情的なタイトルに惹かれて、
以下の記事を読んでみました。


内容的には多くのFIRE民にとってはツッコミどころ満載ですが、
簡単にまとめると以下の通りかと思います。

・年間生活費400万円の為には1億円くらい必要
・普通のサラリーマンが1億円を給料だけで貯めるのは無理
・なので4,000万円くらいでFIREする人が多いが破綻リスクは高い
・だから、労働しましょう!労働には金融資産1億円以上の価値があるよ!

実際にFIRE民から見ると、恣意的な論理展開に思えますね。
4,000万円くらいでFIREしている人はそれなりに多いと思いますが、
独身男性ならその資産額で年間400万円も使っている人は見たことないかな?

労働者とFIRE民の生活費の差


実は本文中にさら~っと我々FIRE民が反論できる文章が隠れています。

”また、どうしても働きたくないなら仕方ありませんが、前にもお話ししたとおり、体や頭脳という資本を投じて賃金を得る「労働」も、広い意味の投資であることを忘れてはいけません。”
なぜFIREするのか?それはどうしても働きたくないからです。
なので、議論の出発点の時点で、FIREなんて考えるのはやめて労働しよう!
何と言っても労働には1億円以上の価値があるからね!
とはならないのです。

価値観を比較するなら...


仮に労働の価値が1億円以上あるのを認めたところで、
FIREするのをやめようという気には全くなりませんね。

それは、この記事の例に倣って価値観を比較すればわかります。

40歳で4,000万円でFIREの例を取り上げると、
4%ルールでこの方は年間160万円の生活が可能です。

仮にこの方の年収が500万円であり60歳まで働き、
インフレ率等々と同じくらいは昇給していくなら、
この方は1億円 (500万円×20年間) の潜在的な価値を持っているとも言えます。

上記2つをまとめるとこんな感じになります。

① 40歳時点で4,000万円もっている、ただし今後の労働の権利は放棄
② 40歳時点で年収500万円、60歳まで雇用は保証

この2つを比較した場合、
私から見たら①のが全然魅力的に見えますね。
働かなくてよいなら生活費は半分でも全然問題ないですよ!

それだけ、労働しなくても良いというのが、
私にとって価値があるものだということで、
さしずめ、労働嫌いをなめるな!といったところです。

ただ、この辺りはなかなか一般的には理解されないのも重々承知していますが...

2025年4月10日木曜日

"10年経てば相場は戻るかもしれないが、50代後半でこの下げはキツイ..." というご意見に対して

最悪でも10年待てば相場が戻る


投資系のYouTube動画を見ていたら、
「最悪でも10年経てば相場は戻る」
という主張をされている方がいらっしゃいました。

私も基本的にはこの意見に賛同ですし、
それゆえ、今のところは様子見姿勢を貫くという感じになっています。

そしてこの手の主張は多くの方がされており、
ある意味ポピュラーな考えですが、
コメント欄には興味深い意見がありました。

それは、

「10年で相場は回復するかもしれないが、
 50代後半でこの相場はキツイ...」

というような類のものです。

定年後の計画が大いに狂う


この方の属性は不明ですが、
一般のサラリーマンと仮定すると、
保有した資産の取り崩しで60歳~65歳を乗り切ろうとしたのが、
株価大暴落により60歳以降も働く必要がでてきた!とかが考えられます。

また、60歳以降は毎年海外旅行に行こうと思っていたのが、
株価大暴落により旅行どころではなくなった!
なんてのもあるかもしれません。

稼ぐ力が衰えたきた、もしくは、もう働きたくないという時期に、
資産が大きく減少するのはかなりのダメージがあるのは容易に想像がつきます。

長期投資の出口戦略


まあ、50代後半ならば何とか働けないこともないですが
(と言うか普通の人は働いている...)、
これが60代~70代とかだと話も変わってきます。

そもそも論として言えば、自分が60代~70代になった時期、
株式がコンスタントに上昇するという前提のプランは危険で、
10年程度は株式が停滞する可能性も考えて、
この年代では無リスク資産の比率を高めておくのが、
精神的な安定という意味も含めて重要だったのではないかと思います。

老後は年金を軸に資産はおまけで...


私の戦略としては、老後は基本的には年金の範囲内で暮らす予定なので、
株式相場のクラッシュによって老後生活は左右されない予定です。

まあそもそも、その頃には相当資産も目減りしているでしょうから、
相場は今ほど気にはなっていないとは思いますが、
自分が老後と考える年代になってから、
相場に一喜一憂しないのはもちろん、
相場クラッシュで生活ががらりとかわるプランには
しないと言うのが重要だと改めて思いました。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2025年4月9日水曜日

【自戒】株価乱高下を面白い!チャンス!と思ってはいけない!!と考えた件

相場の乱高下が続く


相変わらず不安定な相場が続いています。
FIRE系の方々は様子見の方が多く、
私も基本的には売却も買い増しもしない予定ですが、
株価チャートやYouTubeの解説動画などをみる機会が増えています。

本当にこれ以上の暴落などやばいことが起こったら対応できるようにするためですが、
その過程で気がついたといいますか、自戒をしなければいけないかな?
と思ったことについて述べてみたいと思います。

株価乱高下 - 事象だけみると面白い


第一に、今回の株価乱高下というのは、
事象として見ると興味深く、面白いと思ってしまったということです。

実際問題としては個人的に大きな損失を被っており、
また、世界的な長期不況の入口となるかもしれないので、
面白がっている場合でないのは良くわかりますが、
日経平均先物が一直線で落ちたり上がったりというのは、
何かすごいものを見ているという気持ちになりました。

ただ、こういったことのフォローに費やす時間というのは、
ある程度の時間はやむを得ないですが、
長時間に及ぶと、時間がもったいないという部分もあるのかな?とは思います。

ひょっとして大儲けのチャンスでは?


第二に、ひょっとしてこれは大儲けのチャンスでは?
とついつい思ってしまったことです。

デイトレで小銭が稼げるのでは?とか、
預金を取り崩してインデックス投資にぶち込めば、
数年後に大儲けしているかも?とかつい考えてしまいました。

セミリタイア生活継続が第一目標


実際にデイトレなどをやってしまえば、
最初は少量の利益は得られるかもしれませんが、
最終的にはドカンとやられるリスクが高いような気がしますね。

ただ何より、個人的にはデイトレに取られる時間がもったいない!
というのが大きいですかね?

また、預金を今のタイミングでインデックス投資などに振り分けた場合、
かなりの利益を出すことができるかもしれませんが、
冷静に考えるとそこまで利益を出さなければいけない理由もないです。

自分の第一目標は現在のセミリタイア生活を継続することで、
資産を倍にするとか、生活費を倍にすることではない!
というのを改めて自戒しなければいけないと考えました。

まあ、そもそも今はお金を増やすより、
いかに減らさないかを考えなければいけない時期ですが、
変な欲を持ったり、生活のリズムを大きく変えるのは辞めよう!
と改めて思った次第です。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2025年4月8日火曜日

新卒で退職代行利用者が増えている!

新卒なのにすぐ辞める...


まだ入社式から間がないのに、
退職代行を利用する人が激増しているそうです。

"入社式を終えたばかりにもかかわらず、退職代行モームリにはすでに多くの依頼が舞い込んでいるという。代表の谷本慎二氏によると、「昨年よりも退職者は約2倍程度増えていて、新卒に関しても本日(4月4日時点)13人、昨日20人と、かなり多くの依頼を受けている状況だ」という。” (引用元) 入社4日で退職を希望「最低賃金を下回っていた」「契約内容が違った」 退職代行サービスへの依頼が去年の2倍に"
新卒だろうが十年選手だろうが、
とんでもない会社であることがわかり、
今のようにすぐに転職できる環境が整っているのならば、
転職するのに躊躇する必要はないかと思いますが、
取り上げられている例には疑問な点が多いですね。

話が違うのは論外だが...


話の文脈から新卒者の事と思われますが、
ちょっと不自然に思えるのが、

「求人票には基本給16万+各種手当と記載があったが、
 実際の基本給は最低賃金を下回っていた」

ですが、これなど完全なる違法行為なので、
退職代行とかいうレベルではないのでは?

その他、休日出勤マストとか出勤日数や休日日数など、
事前の説明と食い違えば詐欺レベルの話ではないかと思います。

ただちょっとわからないのは、
こういった話は給料が振り込まれてから判明するとか、
実際に休日出勤をさせられたり、
有給休暇を取得しようとして初めて判明する気もします。

いきなり入社式直後に、

「実は提示した条件は嘘でした!」

みたいな話になるのは不自然な感じがします。

ただ、そんなどうしようもない企業が未だに多いという話なのかもしれませんが...

会社にはこんな奴ばっか!


そして、これで辞めるとなると先が思いやられるのが、

「仕事がわからず聞こうとしたら『自分で考えろ』と言われ、
今度は自分なりに考えていたら『仕事が分からないなら聞け』と言われた」

というもの。

う~ん、これは確かに嫌なヤツでこんなのとは働くたくないですが、
会社にはこんな奴ばっかりじゃないでしょうかね?

これで辞めて、転職先は良い人ばっかりならラッキーですが、
転職先にはもっとひどい奴がいる可能性も高いですからね。

まあ結局のところ、こういう人と働きたくないので、
私など早期退職をしたようなものですが、
退職原因がこれだけで給与面などそこそこ良い会社ならば、
新卒ですぐ辞めるという意味の早期退職でなく、
FIREでその後はずっと働かないという意味の早期退職を目指した方が良いかと思いますね。

2025年4月7日月曜日

退職申し出のタイミングで株価大暴落が起こったら退職を延期したか?

私の退職申し出は3月下旬


私自身が早期退職を会社に申し出たのは8年近く前になりますが、
タイミングとしては3月下旬でした。

3月の人事面接時に退職を申し出て、
6月末まで在籍をして賞与はきっちり貰い、
有給も完全消化で実質は5月上旬から出社せずというプランだったからです。

なので、今回の株価暴落のタイミングと時期としては同じくらい、
それでは、この大暴落が私の退職時に生じていたなら、
早期退職の申し出を延期したのか?
ということについてちょっと考えてみました。

退職の意志は変わらなかったと思う


結論から言えば、退職の意志・タイミングは変わらなかったかと思います。

第一の理由は、すでに仕事を続けるのは精神的に限界だったことです。
既に何年か前から退職のタイミングを図っていたこと、
次年度から仕事がきつくなることが明白だったことより、
やはり資産が毀損したからといって辞めなかったことはなかったでしょう。

第二の理由としては、昨日も述べましたように、
私は預貯金の比率が高かったので、
最低限のセミリタイア生活は可能と判断できたと思われることです。

労働に対する考えは変化した可能性が...


ただし、早期退職後の労働に対する考え方は若干の変化があったかもしれません。

私は早期退職後は治験・ポイ活・会場調査などでの若干の稼ぎはありますが、
いわゆる雇われ仕事は一切してきませんでした。

基本的には、週に2~3日でも定期的に働くといったことを避けたいのは不変ですが、
友人から紹介があって断った、
試験監督官とか繁忙期の工場での非肉体労働とかのスポット仕事については、
ある程度積極的に受けていたかもしれません。

こういった暴落時には、ある程度のキャッシュインがあったほうが、
安心なのは間違いないでしょうからね。

ただ実際に働いていたかどうかは良くわからない部分があります。

「働くのが嫌」と「生活レベルを落としたくない」とでどちらかが勝つか?
今なら前者が勝つのですが、
セミリタイア生活に漠然とした不安が大きかった、
早期退職直後なら微妙だったので、
この辺はちょっと判断不能なところです。

2025年4月6日日曜日

トランプ関税ショック ~ 預金比率の高いポートフォリオが精神安定剤になっているかも ~

1週間で昨年度の生活費くらいすっ飛ぶ!


トランプ関税ショックによる市場大暴落で、
FIRE系の方々にも動揺が走っているように思えます。

そして、数百万円単位で資産が毀損している人が多いようですが、
私もざっと計算すると、少なくとも昨年一年間の旅費も含めた生活費くらいは、
余裕ですっ飛んでいるようです。

何もしない人が多いように思える


私と同じような資産生活をしている方の多くは、
このまま特に動かないという人が多いようですね。

長年投資を続けてきた方ならば、
まだまだ含み益はあるという人が多いでしょうし、
リーマンショックなどの経験を踏まえれば、
この行動が合理的に思えます。

私もしばらくは様子見で行こうかと思っております。

預金比率の高いポートフォリオで良かった?


私の場合、定期預金等、日本円無リスク資産の比率が高いので、
仮に株価がゼロになったところで年金受給開始まで何とかなると思っているので、
FIRE卒業という事態にはならないと考えています。

このポートフォリオが期待収益を逃してきたという部分もありますが、
このような暴落時期には精神的な安定につながっているという感じです。

ただ、相場状況には注視しなければいけないのは確かで、
何らかのアクションを取る必要があれば躊躇なく取りたいとは思います。

※ 投資の最終判断はご自身の責任でお願いします

2025年4月5日土曜日

【仮説】FIRE民の多くは年金受給を繰下げしても生活は変わらない

資産が十分なら繰り下げ受給を選ぶ根拠


昨日は、年金受給を繰り下げ受給して後悔した話を取り上げましたが、
多くのFIRE民にとってはあまり関係ない話なのかもしれません。

と言いますのも、
FIRE民の多くは65歳でもそこそこの資金は持っていると思います。

FIRE民が繰り下げ受給を考える場合は、
この辺りを考慮する必要があるのでは?と考えます。

例えば、あるFIRE民の方の生活費が月20万円、
65歳時点で3千万円の資産だったと仮定致します。

年金受給額は昨日取り上げた方と同じで、
65歳からなら14万円、70歳からなら20万円とします。
税金・資産運用益は便宜的に無視します。

65歳から年金を受給した場合、
毎月6万円の赤字が発生しますので、
70歳時点での資産・キャッシュインは、

資産:3千万円 - 6万円 × 12ヶ月 × 5年 = 2,640万円
年金:毎月14万円

となります。

一方、70歳から年金を受給した場合、
5年間は手持資金を切り崩しますので、

資産:3千万円 - 20万円 × 12ヶ月 × 5年 = 1,200万円
年金:毎月20万円

65歳から年金を受給した場合、70歳からも継続的に赤字が発生しますが、
2,640万円あれば440ヶ月分(36.6年分)なので、
106歳まで生きても大丈夫です。

70歳から年金受給した場合、
年金で生活費が賄えますので、
1,200万円の資産は普通に生活している分には減ることがありません。

繰下げしようがしまいが生活費は変わらない!


上記の場合、どっちの生き方が好みか?と考えますと、
私は今のところ、後者(年金繰り下げ)を選ぶかな?

70歳で大金を保有しなければいけない理由を思いつかないのと、
「年金の範囲内で暮らす」というのが心地良いと考えるからです。

この比較のポイントですが、
年金受給を繰り下げしようがしまいが生活費は変わらない!
また、どちらのケースでも働く必要はない!
というところにあります。

実はFIREをしている多くの人は慎ましい暮らしをしているように思えます。
なので、彼らの多くは、年金を繰り上げしようが繰り下げしようが、
その慎ましい生活は変わらず、
また、資産を結構残してこの世を去ると推測されます。

それであれば、保有資産を減らすべく年金受給を繰り下げて、
増えた年金分は心置きなく使うという作戦は、
一考の価値はあるというのが今時点の私の考えです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2025年4月4日金曜日

年金繰下げ受給派だが”働いてまで繰り下げるつもりはない!”

年金繰り下げ受給を後悔する話


年金繰り下げ受給を後悔する!というお馴染みの話が目に留まりました。

"「長い会社員生活が終わって自由になれる時間があったのに。行けなかった旅行をして、食べたいものを食べてということができたのに、しなかった。年金を65歳から受け取って、仕事は軽くする程度にしていたらもっと人生を楽しめたんじゃないかと、できなくなって初めて後悔するようになりました」
年金を5年繰下げたことで月14万円が月20万円程度まで増額。増えたことで医療費に充てられるという考えもありますが、高橋さんいわく「こうなってしまうと貯金の使い道だって病院ぐらい。お金だけあってもね」……。後悔は止まらないようです。” (引用元) 年金の繰下げを後悔しています…〈月20万円〉を受給する70歳元会社員が嘆き。月5万円以上増額も「65歳からもらうべきだった」と零すワケ"
65歳からフルタイムで働いて月18万円を稼ぐも、
69歳を過ぎて体力低下と脳梗塞に見舞われて...
というケースです。

これだけ聞くと、年金繰り下げ受給はしない方が良かった!
という結論に異論はありません。

1,500万円もあれば働く必要はなかったのでは?


ただ、この方のケースでさらっと流されている点があります。
それは、この方は65歳時点で1,500万円の貯金があったという点です。

1,500万円を年金繰り下げ分である、
月14万円と月20万円の差額の6万円に充てるとすると、
250か月分(20.8年分)にもなります

私の感覚では、65歳からは「軽い仕事」すら不要のレベルです。

まあ、この方は結局、月にいくら使っているか不明なので、
何とも言えない部分はありますが...

FIRE民なら月14万円で十分!


私は今のところ年金繰り下げ受給派ではありますが、
これから働いてまで繰り下げ受給をする気はありません。

この方のケースを改めて考えますと、
65歳で資産がゼロになったというケースでも、
年金が月14万円貰えるなら働かないで良いかな?
というのが多くのFIRE民の発想だと思われます。

65歳にもなってフルタイムであと5年も働いて、
年金・月14万円を月20万円にしてアップグレードした暮らしにしたい!
という発想は自分にはないかな?

2025年4月3日木曜日

”投資はギャンブルと同じ”と”資本主義は終わる”は無理がある...

森永卓郎先生の“投資依存症”を読む


という本を読んでの感想です。

本書は "「非投資の教科書」を書かねばならない (同書 p3)” 
という強い思いで書かれた本となります。

なので、FIRE民が大好きなインデックス投資をも否定しており、
確かに従来の投資本とはまるで異なる内容になっております。

資本主義は終わる?


本書を読んで印象的だったのは、

・投資はギャンブルと同じ、ゼロサムゲームなのだ (p19)
・私はこれから起きる市場最大の暴落のあとは、
 二度と株価が戻ってこない可能性が十分あると考えている。
 それは資本主義が終わるからだ。(p131)

という箇所です。

森永卓郎さんと言えば、株価が10分の1になるという予想でお馴染みで、
確かに資本主義が終わるのなら、株価は1/10になるのかもしれませんが、
”資本主義が終わる”というのがどういう状況なのか?
この辺りは十分に描き切れていないという印象です。

株価が1/10になったままで何もしない?


本書では金融業者がいかに強欲かということが描かれていますが、
政府に力を及ぼすこともできる強欲な金融業者が株価が1/10になって、
実際に何もしないでそのままというのは考えにくいのかな?
というのが私の第一印象ですかね?

また、本書は「投資はギャンブルと同じ」と言っていますが、
株式投資とギャンブルを同一視する論理展開はかなり苦しいかな?
という印象です。

まあ、投資万歳を戒めるという意味では、
面白い部分もある本ではありますが、
だからと言って、投資をやめようという気にはならないと言ったところです。

※ 投資の最終判断はご自身の責任でお願いします

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2025年4月2日水曜日

【反省】”優秀なやつから会社を辞める”を見て取るべきだったアクション

優秀なやつから会社を辞める


優秀な若手から辞めていく...という会社の悲哀を描いた4コマ漫画があり、
こちらもしみじみとしてしまいました。


私が所属していた会社でも、
かなり近い事例が生じていた時期があって、
共感できる部分も大きいかな?というのが第一印象です。

ただ、辞めていった人の顔や時期を思い返していく内に、
自分の早期退職への準備はもう少し早くから本格的にすべきだったか?
と思う要素はあったのではないかと思うようになりました。

転職組がいち早く会社に見切りをつけていた!


私が30代後半の頃、
私が行きたかった部署に私と同世代の人が転職で入り、
なかなかシャープな人が入ってきたな!と思ったのですが、
2~3年で再び転職してしまいました。

退職理由は評価面・給与面への不安だったらしいのですが、
当時の私は、「なんて贅沢な!」という能天気な感想しかもちませんでした。

当時の私は既に早期退職に向けての準備はスタートしていたものの、
会社でそれなりのポジションに異動できるのであれば、
早期退職は撤回というスタンスでした。

ただ、それなりのポジションというのが全然それなりでなかった!
というのは、彼の転職などから読み取れたのかな?
と思いますね。

と言いますのも、その時期はプロパーでも、
結構な人数が退職していたと記憶しています。

必ずしも優秀な人から順番に辞めていくという感じではないものの、
転職できるスキル・職歴のある人の多くは会社を辞めていた感じです。

早期退職準備をもっと早く本格化すべきだった!


私は既にその時期は転職をする気力を失っていたので、
早期退職準備をもっと早く本格化すべきだった!
というのが反省点だったと改めて思います。

当時は職場環境が最悪だったので、
異動できればどこでも良いみたいな部分もありましたが、
もう少し視野を広く持っていれば、
もっと早くに早期退職できたのに...という感じです。

まあ、今更そんなことを言っても仕方ないですが...

2025年4月1日火曜日

早期退職したのに会社に感謝?

早期退職でお世話になった人へお礼?


早期退職に関してネット検索をしていたところ、
「早期退職の際に感謝の気持ちを伝える例文」
みたいなものがあってちょっとビックリしました。

早期退職と言えば、

・会社が嫌で早期退職(FIREやセミリタイア)
・辞めたくないけど辞めさせられる(リストラ)

の2つのパターンくらいしか思いつきません。

なので、個人的には早期退職と感謝とは相反するイメージです。

ステップアップで転職するパターンなどは、
会社にお世話になったという感情も湧くかもしれませんが、
これは普通は早期退職とは言いませんからね...

早期退職で「会社に感謝」


ただ、そう言われてみると、
FIREやセミリタイアをする為に早期退職をする時、
会社に感謝の言葉を述べる人はそれなりにいますね。

確かに、FIREの為の資金の原資は会社からの給料だし、
思い返せば、仕事での充実感があった時期とかもあるかもしれません。

この辺は人それぞれなので、
そういう感想をお持ちの方は
「そうですか...」としか言いようがないですが、
個人的には会社に感謝は全然ないですね~。

会社に感謝しない理由


私のセミリタイア資金の原資は給与収入ではありますが、
これは労働の対価として得たものであり、
別にタダで貰ったわけでもありません。

その対価が妥当かどうかですが、
まあ、妥当だとは思ってないので早期退職する部分があるわけです。

仕事への充実感は皆無とまでは言いませんが、
不快に思ったことのが圧倒的に多いです。

その他、感謝しない理由は山ほどあるのですが、
会社を早期退職する際に第一に思ったのは会社への感謝ではなく、

「いや~ひどい目にあったな~」

としみじみと思ったのが率直な感想ですかね?