セミリタイアする理由の1つに
「お金より時間が大切だから」
というのがあると思います。
しかしよく考えてみますと、無職で貯蓄0の人は、「お金より時間が大切」
などと言っていられる状況ではないでしょう。
となると、「お金より時間が大切」という概念を厳密に言えば、
「ある程度のお金が貯まったら、お金より時間が大切」
ということになるのではないでしょうか?
この「ある程度」というのがいくらか?
というのは、要するにいくらあればセミリタイアできるか?
ということと同義ではないかと思います。
そして、私がそうであったように、
「ある程度お金は貯まったがセミリタイアする踏ん切りがつかない」
という方も多いかと思います。
自分のケースで言えば、この踏ん切りがつかなかった理由
としては以下が挙げられると思います。
① 自分の計算上の「ある程度の資産」で本当に残りの人生やっていけるか?
② もう少しお金を貯めてから会社を辞めた方がその後の人生楽である
③ ひょっとしたら希望の部署に転属されたり昇進するかもしれない
④ もう少し我慢すれば割増退職金が貰えるかもしれない
私は結果的には上記を克服して(?)、会社を辞めてセミリタイアへ至るわけですが、
自分が考えたことは以下の通りです。
① 自分が貯めた資産で死ぬまでうまく暮らせるかは正直わかりません。
ただ、10年くらいはどう考えても暮らせるだろう、というのはありました。
50歳代の10年間を充実して暮らせることができるなら、
仮に60歳で資産が0になっても、その時考えよう!
と楽観的に考えるに致しました。
② これは全く持ってその通りではあるのですが、
これを突き詰めると「死ぬまで働く」ということになってしまいます。
ここは①と同じ理由で、ここが辞め時!と見切りをつけました。
③と④ こちらについては、「何とか辞めないで済む理由を考えていた」
ということかな?と思います。
やはり、会社を辞めて無収入になるのが怖い、ということだったり、
世間一般と真逆のことをする、ということに対する不安から、
無意識に辞めないでいい理由を探していたのかな?と思います。
実際のところ、10年以上不遇だったのにいきなり抜擢人事がされたり、
都合よく割増退職金付きの退職者募集がある確率が低いのは
自分自身よくわかっていたことです。
それで結局、ある程度の資産が貯まったかな?と考えてから、
実際に辞めるまでの間に3年以上の月日が過ぎてしまった。。。
というのが実際のところです。
それでも、その3年間の間で、セミリタイア資金には若干の余裕が出来ました。
②で言ったことを、ナチュラルに実践した、と思って
その3年間も有効活用したんだ、と無理やりポジティブに捉えています。
(でも、やっぱりもったいない3年間でした。。。)
にほんブログ村
0 件のコメント:
コメントを投稿