2019年10月20日日曜日

ホームレス避難所受け入れ拒否問題で考えた事

台東区の避難所でホームレス受け入れ拒否


台東区の避難所でホームレスの受け入れを拒否した問題が物議を醸しています。
TV・マスコミでの論調は予想通りというか非難一色に近い感じです。

そんな中、おぎやはぎの小木博明さんが

" ぶっちゃけ、住民の方々の中にお子さんを抱えている方々とかだと、
『そういう方と一緒にされるのはちょっと...』という声があることも事実なんですよ」"
(引用元: https://www.j-cast.com/2019/10/16370250.html?p=all)

と本音を言って賛否両論を巻き起こしています。
私が見たところ、ネットでは小木さんに近い考えの人が多いような気がします。

本件は色々難しい難しい問題をはらんでいるので、
簡単に結論を出せる話ではないと私は考えています。
ざっと主要な問題は以下の2点です。

① 区民ファーストは間違った考えか?

今回の台東区の問題でも、
区サイドは避難所利用を区民に限定する方針だったので、
ホームレスの方は北海道に住民票があるから断ったとのこと。

拒絶理由がこのポイントだけであるならば、
ホームレスだから断られたのではないので、
ある種の問題のすり替えが起こっています。

と言うのも、区の施設を区の人が優先的に使うのはある意味当然かと思います。

区外の人を受け入れた結果、区民が避難所に入れなかった!
なんてことになったら地元住民は納得いないでしょう。

「我が自治体は誰でも受け入れる!」と表明している首長は、
この問題をどのように考えているのか聞いてみたいです。

② ホームレスの方の衛生上の問題

報道ではこの方がどの程度「年季の入った」ホームレスかは分かりませんが、
昔の職場の近くにいたホームレスの方は、
10m先からでもその存在がわかるほど異臭を放っていました。

避難所は何もなくても臭いとかが気になる密閉された空間になりますので、
極端に不衛生な人を受け入れると問題があるのも事実です。
感染症等のリスクも増大すると考えられますので、
小さいお子さんを抱えた親にとっては気が気でないでしょう。

報道ではこの点について言及はありませんが、
あるレベル以上の不衛生な方であれば、
受け入れ拒否はやむなしと考えを変える人が出てくるのでは?と思います。

早急なルール作りを


上記のポイントを考えれば、私は避難者の無条件受け入れには反対です。

そもそも周辺地域からの勤務者が多く、かつ、観光客も多い東京で、
帰宅困難者・旅行者全てへの対応は極めて困難かと思います。

だからと言って、地元住民だけ助かれば良いと言うのももちろん違うわけです。

従って、限られたスペースと予算を前提の上で、
きちんとしたルール作りが必要なのではないか?と思います。

ただ誰もが納得いくアイデアというのは難しい気がしますね...

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