2018年11月30日金曜日

表札は個人情報 ~ 訪問販売対策にも掲示しないのが原則 ~

部屋番号と名前は重大な個人情報

つい先日、私が家を出たところ、70歳くらいの女性二人組に質問を受けました。
「〇〇さんのお部屋って何号室でしたっけ?」

どうやら、女性2人組は友人を訪ねてきたそうですが、
部屋番号を忘れてしまったとのこと。

私はそもそも近所付き合いは一切していないので、
〇〇さんを知らないので答えようがありません。
なので、「ちょっとわからないですね。」と回答しました。

すると女性は、
「最近はどなたも表札をつけないので困りますわね~。」
みたいなことを言ってきました。

私がこの女性2人組の行動・発言に関して
ものすごく違和感を持ったのですが、
それは以下の点についてです。

① 携帯で本人に聞いてよ!

家の近くまで来て部屋番号がわからなくなったのなら携帯で聞けば済むこと。
そもそもウロウロしている時間がもったいない!
(この人が携帯電話を持っていない可能性もありますが。。。)

② 知っていたら教えて良いのか?

私は前述の通り、同じフロアに住んでいるらしい
〇〇さんにについては全く知らなかったわけですが、
仮に知っている場合教えて良いものなのか?
住所はかなりコアな個人情報ですからね。

この女性2人が実は友人でもなんでもなくて、
詐欺の下調べである可能性もゼロではありません。

仮にそうだとすると、私の不用意な一言で、
〇〇さんが詐欺にあう可能性もあるわけです。

嫌な世の中になりましたが、
こういう可能性も考慮しないといけないのかな?
と思います。

(そもそも何階かは覚えているけど、部屋番号だけ忘れた!
 というのも、おかしいと言えばおかしいのです。
 部屋番号のメモすらないのもおかしい。)

表札は絶対に掲げない

特にセミリタイアしてからは、日中に家にいる時間が長くなったからか、
未だに「訪問販売」というのがチラホラやってきて迷惑します。

最近は名乗らない人に対しては基本的には居留守ですが、
訪問販売系の人は留守でもシラシを投函するケースも多いです。
それによると宅配(食品、牛乳)や宗教系の比率が高いです。
こっちは全く用がないですね。

そういう意味では表札を掲げないというのは、
個人情報流出に対する最低限の対策かもしれませんね。

2018年11月29日木曜日

去年も今年も忘年会は0になりそうだ

忘年会のない年の瀬

サラリーマンを辞めてセミリタイアして2回目の年末を迎えています。
世間では忘年会の季節ですね。

サラリーマン時代の元同僚と話す機会がありましたが、
昨年度の会社の忘年会が最悪だったとのこと。
忘年会というより、「上司の話を有難く拝聴する会」だったらしいですね。
私にはもはや関係ありませんが、お気の毒としかいいようがありません。
今年も忘年会はあるそうですからね。

私はと言えば、今年の忘年会は恐らく0でしょう。
今のところお誘いはありません。
お陰様でゆっくりとした年の瀬が過ごせそうです。

忘年会の変遷を振り返る

今の若い方の忘年会のグチ的なものをチェックすると、
「高い金だして行きたくない会に行くのは嫌だ!」
と言った意見が大半です。

しかし、自分が新人だった頃の忘年会は少々様相が異なります。
この辺りをちょっと整理してみたいと思います。

① 会費無料時代

入社してから15年年目くらいまでは忘年会の会費は無料だっと思います。
「給与天引の積立にプラス会社からの補助」だったり、
「全額会社持ち」だったり細かい差はありますが、
改まって会費を支払った記憶はありません。

ただし最初の頃は、「新人は芸を披露する」という伝統がありました。
今だったら、それを聞いただけでその会社には入らなかったかもしれませんが、
その当時は当然だと思って受け入れていました。
今思うとぞっとしますね。

流石に最近はあまり聞きませんが、このような会社は今もあるんでしょう。

② 会費一部負担時代

コンプライアンスとかがうるさくなってからは、
「忘年会費用の会社全額持ちはけしからん!」という風潮になり、
忘年会の会費を社員が一部負担するようになりました。
最初は1,000円とか形式的なものでしたが、
最終的には半額とかになりました。

③ 会費全額自己負担時代

サラリーマン生活の晩年10年くらいは、
忘年会の会費は全額自己負担となりました。

会社の正式行事的な位置づけだったので出席はマスト!
しかし費用は全額自己負担という悪夢のような時代がスタートです。
しかも結構無意味なくらいに立派なとこでやるんですよね。
上司と美味いもの食べても美味しくないのにね。

まあ昔に比べて、「新人は芸をやる」なんて風潮が
減少しているのだけは良い傾向ですが、
「忘年会はウチの会社は廃止!」なんて英断は聞きませんからね。

やはり年末はサラリーマン受難の季節というのは当面変わりませんね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月28日水曜日

「上司が嫌い」でもセミリタイア達成の為には転職してはダメ!

上司が嫌いで辞める人は何%か?

サラリーマン生活での最大の苦労の一つが上司との関係。
そういう意味では興味深い記事がこちら。

「上司が嫌いで辞めたい!」実際に転職した人はXX%。退職理由にしていいの?

記事では嫌いな上司との付き合い方のアンケート結果を以下の通りとしています。

アンケートで回答が多かったのは、
「仕事だと割り切って普通に接する」で、61.4%です。
次に多かったのは、
「できる限りかかわらない・話さないようにする」で55.4%でした。

3番目に多い回答は、「異動・転職した」で19.3%、
更に「ほかの上司や部署に相談した」が13.3%と続きます。

上司が嫌いで異動・転職した人は19.3%ですか?
思ったより多いというのが実感です。
皆さんもっと我慢していると思いました。

ただし、記事にもありますように、上司が嫌いでの転職はお勧めできません。

何より、転職先に「嫌いな上司」がいないとも限りません。
今よりも更に合わない上司がいることもあり得ます。
だからといって、その度に転職していては、
キャリアを身に付けられないまま、年齢だけを重ねてしまうことになりかねません。

(引用元: https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/caripedia/43、引用部分は青字)

セミリタイアを目標にするならば、
サラリーマン生活で一番大事なのは資金作りです。
その為には何よりも給料アップが重要です。
キャリアが身につく職場だったり、昇給がそれなりに期待できる職場なら、
上司が嫌いでも多少は我慢するべきかと思います。

実際にサラリーマン系ブログを読みますと、
転職を繰り返した結果給料が上がらなかった!
なんて内容の記事をよく見かけます。

それにつけ加えるならば「退職金」なども長期間働いた方が有利です。
転職する際に福利厚生や退職金の掛け率を根掘り葉掘り聞くわけにもいかず、
給料アップと思って転職したら実質的にはダウンだった!
なんてことは良くあります。
(私がそうです!)

個人的な意見では転職しても良いのは以下のケースですかね?

・昇給が全く望めない
・中小企業など異動がない会社で嫌な上司が辞めない限りずっと一緒に働く
・転職先の方が給料・待遇など明らかに良い

最終的な解決策は「退職 = セミリタイア」なのです

ただ上記記事を読んで自分が感じたのは、

「サラリーマンなんだから苦手な上司くらいいて当然だ!
   その辺は大人なんだから、自分で考えてうまい事処理しろよ!」

という、ちょっと諦め的なムードですね。

そのサラリーマン生活も60歳までだったのがいつの間にか65歳までになり、
今、70歳までになろうとしています。
しかも役職定年の導入により、55歳くらいで実質的な降格があり、
降格したまま15年も働くというわけですね。

自分としてはこの「上司問題」を70歳まで引きずるのは考えられない!
ということでセミリタイアを目指したという一面もあります。

要するに、苦手な上司に対して
「仕事だと割り切って普通に接する」
ことぐらいできますけど、
いつまでもやりたくはないですね、ましてや60歳過ぎてまで。

そういう私みたいなタイプの人間にとっては、
どれだけ早く会社を辞められるか=セミリタイアできるか?が重要。
「転職」は解決策にはならないケースがほとんどではないか?
なんてことをこの記事を読んで考えた次第です。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月27日火曜日

70歳定年時代こそセミリタイアを目指すべき

70歳定年時代の到来か?

70歳就業、義務化検討=法制化へ来夏実行計画―政府

政府は26日の未来投資会議(議長・安倍晋三首相)で、
成長戦略の方向性を取りまとめた。
70歳までの就業機会確保では、
企業に「多様な選択肢のいずれかを求める方向」と明記し、
将来の義務化を検討する方針を示した。
来夏に実行計画をまとめ、早期の法制化を図る。
(出典: https://www.jiji.com/jc/article?k=2018112600945&g=eco)

「70歳まで働かせる法案」が思ったより早く成立しそうです。
「65歳まで働かせる法案」が成立したのはつい最近のような気がしますが。。。
なので、これで打ち止めだと思わない方が良いですね~。
次は75歳ですか?
個人的な予想では、その前に定年廃止が来るような気がしますね。

自分が新卒だったころ何歳まで働くつもりだったか?

私は金融機関でサラリーマン生活をスタートした関係で、
定年(当時60歳)まで同じ会社にいるのは原則役員のみ。
従って、50歳過ぎには出向が待っているわけですが、
出向先で何とか60歳までは雇ってもらえるかな?という感じでした。
逆に言えば、60歳を過ぎて働くという発想はなかったですね。
何とか60歳までは働かせてね、という感じで。

この辺りは同級生も一緒だったと思うのですが、
彼らの多くは世間の風潮にうまくアジャストしています。
即ち、65歳まで働くのは当然、できれば70歳まで働きたい!
そんな意見が多くなりました。

私はこの世間の風潮に抗い、
当初予定していたはずの60歳まですら働くなんてとても無理!と悟り、
何とかアラフィフでセミリタイア生活に入りました。

実は自分は新入社員だったころから60歳まで働くなんて嫌だと思っていたのですが、
今の20代以下の若者は、最初から70歳が定年という時代が来るわけです。
これってどう考えているのでしょうかね?

「100歳まで生きるかもしれないから70歳まで働くのは当然!」
と考えるのか、
「会社に70歳まで縛られるのは嫌だ。」
と考えるのか?

大部分は前者の意見に収斂していくのかもしれませんが、
後者の意見の方は早めに手を打つ必要があるでしょうね。

何しろ70歳で打ち止めかどうかも怪しいわけですから。
「人生100年&生涯現役」もありますよ。。。

そうなると、「70歳まで働くなんて冗談じゃない!」と考えている人は、
セミリタイアも視野に入れた資産作りに早めに着手すべきでしょうね。

対策として「投資」を真先に思い浮かべる人が多いかと思いますが、
個人的には「節約」が最初でしょうね。
「少ないお金で楽しく生きる」方法を身につければ、
セミリタイアのハードルも下がるわけですから。

いずれにしましても、お上の言うことを聞いていれば良かった時代は
とっくの昔に終わっているのはわかってはいるのですが、
それに止めを刺すニュースばかりで嫌になります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月26日月曜日

ボクは会社も仕事も嫌いだったと悟る

ゴーン氏のせいで?悪夢が続く

何故かここのところ毎日のように悪夢にうなされました。
正確な理由はよくわかりませんが、
おそらくカルロス・ゴーン逮捕の影響かと思います。

ゴーン氏の不正とされているものが次々と明らかになっていますが、
経理部門に長くいた自分にとってみれば、
あれだけの金額をどうやって誤魔化せたかが気になって仕方がありません。

例えばゴーン氏は家族で食べた高級寿司の費用も日産に払わせていた!とありますが、
「社内飲食費」的に扱っていたのか、
それとも取引先と会食したことにしていたのか?
社内飲食費なら給与でないの?等々、疑問は色々とでてきます。

そんな流れで自分のかつての仕事を考える機会も増えたのが
毎日のように悪夢でうなされるという流れになっているかと思います。

悪夢でわかったこと

私のこれまでの悪夢というものは、
一言で言えば「上司に怒られる系」であったので、
「締切を忘れて怒られる」とか「身に覚えのないことで怒られる」
などというものがほとんどでした。

しかし、今週見た悪夢というのは仕事そのもの。
大量の伝票を入力するとか、予算を作成するとか、そんな感じです。
そして、夢の中でもそんな仕事をウンザリしながらやっているわけですね。

私は会社員生活そのものが嫌でセミリタイアしたのであって、
純粋に仕事そのものは嫌いではないですよ!
という部分も多少はあるかな?と思っていましたが、
私は仕事そのものも嫌いだったということを再認識致しました。

セミリタイアしてから自分の好きな事だけを淡々とこなしていると、
よくもまーあんな面倒くさいことをやってきたな~と思いますね。

セミリタイアしてからも仕事に戻りたくなるタイプの人もいるようですが、
自分はそのようなタイプでないことがわかっただけでも、
数日間の悪夢に意味はあったのだと思うようにします。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月25日日曜日

罵り合う老夫婦を見て「独身で良かった!」と安堵する

平日午前中のスーパーマーケットでの光景

サラリーマン時代にはほとんど行くことのない場所として
「平日午前中のスーパーマーケット」
というのがあります。
セミリタイア後は結構な頻度で行くようになりました。

平日夜や休日とは客層が大きく異なり、
老人比率が極めて高いのが特徴です。

そんな中、老夫婦で買物に来る人もちらほら見られます。
「還暦過ぎて夫婦で買物なんて素敵じゃないの!」
と思うかもしれませんが、そんな素敵な夫婦ばかりではありません。
それどころか、老夫婦同士で罵り合う光景は珍しくありません。

しかも理由は「歩く速度が速い!」とか「そんなもん買うな!」とか
凡そどうでもよいことなのですが、
(耳が遠いからか)相当大きな声で罵り合っているのです。

私自身が昨今問題だと思っていることに「老人のモラルの低下」がありますが、
ここでもその一端が垣間見れます。
公共の場で、小さいお子様連れのお母さまも多い中で、
大声で罵り合う老人などは教育的見地からも好ましくありませんし、
何よりも単純に迷惑です。

あとは昨今の「お一人様問題」について考えさせられますね。
「若い内は良いけど、年取って一人は寂しいわよ!」
なんてことが世間で言われますが、
果たしてこの毎日のように罵り合う老夫婦と、
世間的には悲惨に見える孤独な老人予備軍である私とでどちらが幸福な人生か?

「夫婦の事はその夫婦しかわからない」
「罵り合っても仲が良いから一緒に外出するのよ」
とか老夫婦をフォローする声が聞こえてきそうですが、
私は勘弁してちょうだいという感じですね。

世の中には独身だというだけで不幸と決めつける勢力がありますが、
こういう人達についてはどう考えているかちょっとご意見を伺いたいですね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月24日土曜日

過去の肩書にこだわるおじさんに会って思ったこと

前職の肩書を述べるおじさん

最近ちょっとした会合に参加した時の話です。
この手の会合では、本題の前に自己紹介として、
名前・年齢・職業を簡単に言うのが通例です。

セミリタイア中の私は職業については自営業とだけ述べ、
具体的には?と聞かれた時だけ、書類を作成したりする仕事
(実際はブログやサイトの記事作成程度だけど)
などと答えています。

別に職業についてディスカッションをするわけではないので、
基本的につっこまれることはありません。

そんな中で、「マウントおじさん」とでも言うのでしょうが、
自分の経歴・仕事を必要以上に詳しく言うおじさんがいました。
簡単に言えば、

・自分は今小さい会社で取締役をやっている
・ただ元々は大企業でシステム関係の部署の部長だった
・従って趣味も仕事の延長になるが、プログラムを組んだりすることだ

みたいなことです。

通常、会社名はプライバシー的な問題もあり言わないのですが、
この方の場合は、「主力製品名をさりげなく言う」という高等テクニックで、
さりげなく会社名を仄めかしていました。
まあ、確かに有名な会社ではありましたが。。。

やっぱりいるんだ!ちょっと感動した!

サラリーマンを辞めてからは肩書などとは無縁の生活を送っていましたが、
久しぶりに「オレはすごかったんだぜ!」系統の方とお会いした感じです。

会合の最中にも、「オレが現役時代は。。。」みたいな話を放り込んできます。
その方にとっては、小さい会社で取締役をやっていることよりも、
かつて大会社で部長をやっていたというのが大事で、
それが自分がご自身のアイデンティティなのでしょうね。

良くネットで見かける記事として、
定年後に地域社会にデビューしたは良いけど、
「昔偉かった人ほど何もしないくせに文句ばかり言って嫌われる」
なんてのを目にしますが、実際に同じタイプの人が目の前にいると感動すら覚えますね。
「あっ、やっぱり本当にいるんだ!」と。

昔はこういうおじさんは、
「過去に拘泥した哀れなおじさん」
と思っていましたが、
あれだけ嬉々として昔のことを語られると、
この人は幸せな人生を過ごしているのかもしれないな!
なんてことを思いました。

まあ、私などは二度と会うことはないから、
こんな余裕のコメントができるのでしょうけど、
やはり周りにいる人にとっては超絶うざいでしょうね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月23日金曜日

「終活年賀状」について考えてみた

終活年賀状は失礼?

「終活年賀状」というのがポピュラーになりつつあるらしいですね。
「来年から年賀状を辞退させていただきます。」
といった文言を年賀状に書き記して、人間関係を整理するとのこと。

個人的な印象を率直に言えば、ちょっと失礼かな?という印象です。
特に、会社関係の元上司や取引先でお世話になった人に対して、
年賀状を辞退なんてこと言えるんかな?
また、友人関係なら、「お前とはもう関係ないからね!」
みたいな宣言ですから角が立つというか。。。

まあ、そんなもの書くくらいだから、
実際に今後会うこともないので、
失礼も何もないでしょうけどね。

でも何かの拍子でばったり会ったら、
めちゃくちゃ気まずくないですかね?

なので、個人的には「終活年賀状」より「自然消滅」で良いような気がします。
2~3年も返事書かなきゃ向こうも書いてこないでしょうからね。

私は年賀状枚数は30枚弱程度でしょうかね?
毎年自然消滅パターンが1~2枚あって、
新規に書く人はほぼいないので、
ずるずると枚数が減って行っているという感じですね。

まあ、私の場合は会社の上司や取引先などには元々年賀状は書いていないので、
今現在年賀状を書いている人はそれなりの関係がある人です。
大学時代や最初に就職した会社の関係者が多いですが、
OB会なので会う可能性がある人が大部分なので、
一般的に言う終活年賀状の対象にはなっていないとは思います。

とは言え、先方がどう思っているかは実際にはわかりません。

そんわけですので、
「来年から年賀状は書きません!」
なんて年賀状が来たら、ちょっとショックというか、
「いちいちそんなこと言わないでよ!」
という気分になりそうですね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月22日木曜日

退職代行サービス利用も悪くない

退職代行サービス5万円は高いか?

「退職代行サービス」というのがポピュラーになってきているようですね。
名前は聞いたことがありましたが、実態はよく知りませんでした。
そんなわけで、以下の記事は非常に参考になりました。

「退職代行サービス」が続々生まれる深刻理由
辞めたい会社へ本人に代わって伝えてくれる
(出典: https://toyokeizai.net/articles/-/250560 以下引用青字)

最初に気になったのは料金ですが、3万円 ~ 5万円とのこと。
思ったより安い!と思いましたが、弁護士のいない事務所は要注意。

"弁護士のいる法律事務所を除けば、非弁活動
(弁護士以外の人が報酬をもらって法律にかかわる仲裁や和解の交渉をすること)は、
法律違反になる。
そのため退職代行サービスの事業者ができることは、
非弁活動にあたらない退職の伝言や説明、質問などに限られる。"

とのことです。

なるほど、自分も無意識に弁護士と比較して
5万円が安いと考えていたのかもしれません。

退職代行のメリット

記事では退職代行サービスを利用する3つのケースを想定しています。

1. 「パワハラ上司」への恐怖から退職できない
2.  引き継ぎが完了するまで退職できない
3.  のらりくらりと退職話をかわされて退職できない

1のパワハラ上司の場合、退職代行サービスを利用しても、
携帯に電話がジャンジャンかかってきそうな気がしますが、
2と3は事務的に交渉を進めた方がうまくいきそうです。

自分のケースでも「引継ぎ完了まで退職できない」はその通り。
結果的に1か月間退職日が遅れました。
「退職話をかわされて」について言えば、
一応、慰留を受けましたが、条件がしょぼすぎてその場で断ったので、
その点については引き留めても無駄と思われたのでしょう。

ただし、引き留められるリスクの高い人や、
どうしても最短期間で会社を辞めたいという人は、
退職代行を利用するメリットはあると思いますね。
上司・会社との交渉は面倒ですからね。

また、記事の最後の部分は心の底から同意します。

ただ、今の仕事を続けていると、精神疾患(うつ、適応障害など)を
患ってしまう恐れがあるのであれば、話は変わってくる。
退職代行サービスのような外部のサポートを受けてでも、
早急に退職を進めた方が良い。
一度精神的に病んでしまうと、回復に時間がかかってしまうだけでなく、
退職後の転職活動も難航してしまう恐れがある。

一つ付け加えれば、退職後のセミリタイア活動にも影響がでますよ。
私も悪夢でうなされるなどの後遺症が今でもありますからね。
退職代行で会社を早く辞めることができるのならば、
退職代行を利用するという選択肢もありかもしれません。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月21日水曜日

『「働かされる」という発想を早く卒業』なんて無理です

70歳まで「働かされる」ではなく「働くことができる」!?

ちょっと読んでいて違和感があった記事がこちらです。

雇用延長で70歳も働く時代に 年金年齢の議論に先行 
(出典: https://style.nikkei.com/article/DGXMZO37697270T11C18A1000000?channel=DF260120166518&n_cid=LMNST011 )

記事で述べられていることは、

・生産人口の減少で働く意欲のある女性や65歳以上の高齢者にはチャンス!
・雇用年齢が延び、年金受給開始年齢を上回る - 無年金期間の消滅

と言った内容で、最後の締めの言葉として

世の中では今でも、「70歳まで働かされるのか……」
という悲鳴のような論調が強いのですが、
若い人ほど早く発想を切り替えたほうがいいでしょう。
むしろ、長く働くほど老後はぐっと楽しいものとなるのです。

と述べられています。

セミリタイア志向の私とは真逆の発想ですね。

最初から「働かされている」という発想しかありませんが。。。

そもそも私のサラリーマン時代の上司の多くは、
「オレの言う事だけ聞いていれば良い!」
というタイプの人でした。

そういう職場では個人の裁量もなく、
また独創性も要求されません。
そのような職場において働かされているのではなくて働けるヨロコビを!
とか言われても違和感しかありませんね。
私には「仕事はやらされている!」という発想しかありませんでした。
同じような思いの方は多いのでは?と思います。

セミリタイアは有効な解決策の一つ

そもそも人生100年時代とは言いながらも、
実体的には男子の健康寿命が72歳です。
そんな時代なのに、
「70歳まで働けて幸せ!」
と考えることは私には不可能ですね。

確かに70歳まで働ければ老後の暮らしの不安は少しは解消されるでしょうが、
労力に見合った給料が貰えるのか?
自分のキャリア・実力に見合った仕事につけるのか?
といった不安は残りますね。
やはり好きでもない仕事を70歳までしなければならないならば、
それは不幸ですわね。

従って、70歳まで働くにしても

・自分の好きな仕事しかやりません!
・自分の好きな時間しか働きません!
・それじゃ仕事はない?別に良いです。
 生活していくだけのお金はあります!

という状況にもっていきたいところです。

そう考えますと、セミリタイアできるだけの資金を持つという事は、
生涯現役志向の方にも有効かと思います。

百歩譲って70歳まで働けるのが幸せだとしても、
働ければ何でも良いわけではないですからね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月20日火曜日

社長の年収20億円の会社では働きたくないね!

日産会長逮捕:ゴーン会長、報酬50億円過少申告の疑い

カルロス・ゴーン氏が逮捕されました。
報酬の過少申告だそうですね。

逮捕容疑は2人は共謀し、2015年6月までの5年間に5回にわたって、
関東財務局に対し、11年3月期~15年3月期の各連結会計年度の
ゴーン氏の報酬額が計約99億9800万円だったのに、
計約49億8700万円と記載した虚偽の有価証券報告書を提出したとしている。
(引用元: https://news.infoseek.co.jp/article/mainichi_20181120k0000m040086000c/)

元経理マンとして気になるのはその手口。
海外子会社に自宅として海外の高級住宅を購入させていたり、
オランダの日産子会社を使っての資金流用だそうですが、
より詳しい内容を聞きたいですね。

従業員のモーチベーションはだだ下がりでは?

そもそも社長の給与が10億円でも高すぎるのに20億円とは!
野球選手が首位打者をとったり、サッカー選手が得点王をとって
高給を得るのはわかりますが、
ゴーン氏が20億円にみあう働きをしていたかは甚だ疑問ですね。
「コストカット」なんて権限があれば誰でもできますからね。

ゴーン氏は高給に対して

ゴーン会長は「グローバル企業としては高くない」
「優秀な人材を引きつけるためだ」などと反論していた。
(引用元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111901036&g=soc )

と言っておられるようですが、
社長がそんな高給貰ってて自分は。。。
なんて考えたら、私だったらこんな会社では働きたくないですな~。
まあ、私は「優秀な人材」ではないでしょうから
向こうからお断りでしょうが。

今回の事件の発覚も内部通報だそうですから、
彼に対して面白くなかった人がいたという事でしょう
(単なる、内部抗争かもしれませんが)。

今回の件では、ゴーン氏も凄腕の弁護士を雇うでしょうから、
どこまで実際に罪に問われるかも焦点でしょうね。
これで「無罪」なんてことになったら国際問題でしょうから。
私としては東京地検特捜部の頑張りに期待したいところです。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月19日月曜日

AI大量失業時代が来るのに外国人労働者を大量に入れるの?

AI大量失業時代はどこにいったのか?

ちょっと前まで「AI大量失業時代」が到来する!
なんてことで大騒ぎをしていた気がするのですが、
今は人手不足だ、外国人労働者導入だ、と大騒ぎをしています。

そもそも本当にAIで大量失業時代が到着して、
ホワイトカラーの仕事が大量になくなるのならば、
今人手不足で困っている業種へ大量の移動が起こるのでは?

長年事務の仕事をやっていた人が肉体労働系へシフトするのは大変でしょうが、
それしか仕事がないのならば仕方がないでしょう。
また、「長年」と言う言葉をあえて使いましたが、
20歳から70歳まで働くとしたら、40歳などは折り返し地点にも到着していません。
40歳で職種転換しても、その後の人生のが長いわけですからね。

外国人労働者が日本人の職を奪う時代

さて、これから来るべきAI大量失業時代の受け皿となるかもしれない業種に
大量の外国人労働者を導入しようとしています。

「移民政策ではない」と言いながらも、
既に技能実習生が大量逃亡&失踪している実績があるわけで、
新たな資格で来日した外国人が恒久的に
日本に住みつくリスクは高いと言わざるを得ません。

政府がやるべきことは、人の余っている業種から
足りない業種へ速やかに人材をシフトする政策の立案・実行ではないでしょうか?

その為にはまず解雇規制の緩和ではないかと思います。
どんなバカでも解雇できないから雇用の流動化が進まないわけです。
もちろん、解雇権を乱発できないようにするなど、
制度設計は必要となるでしょうが。

正直言いまして、抜け道だらけの入管法を改正する時間があったら、
雇用関係の法律を改正するほうに時間を使っていただきたいですね。

大量リストラやっている国で人手不足が発生というのは
やっぱりおかしいと思いますよ!

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月18日日曜日

「ゴディバ」日本事業売却 ~ 明治の板チョコのが私は好き! ~

「ゴディバ」日本事業売却へ=三菱商事が入札参加

あの有名ブランドのゴディバが日本事業から手を引くらしいですね。

" 高級チョコレートとして知られる「ゴディバ」の日本事業について
親会社のトルコ企業ユルドゥズ・ホールディングが売却手続きを開始し、
三菱商事が1次入札に参加したことが16日、分かった。
(出典: https://www.jiji.com/jc/article?k=2018111601205&g=eco )

私の感覚ですが、ゴディバが高級チョコレートの代名詞だったのは昔の話。
今ではコンビニやイオンでも普通に販売していますね。
海外旅行のお土産でゴディバを購入しようものなら、
「ちょっと手抜いているんじゃないの?」
なんて思われるご時世です。

そもそもゴディバは美味しいのか?という事については、
美味しいとは思いますけど価格に見合う価値があるかは?ですね。
何しろゴディバのチョコレート1粒で明治の板チョコ4~5枚分です。
私は迷わず明治 ミルクチョコレート を選択致します。

これは、ゴディバ云々の問題というより、
日本のお菓子メーカーの実力が高すぎるということかな?
と言う事だと思います。

日本はセミリタイアする環境が揃っている

明治の板チョコに限らず、日本には低価格で良いものが溢れています。
セミリタイアの倹約生活が苦痛でないのは、
日本の低価格・高品質によるものと言えます。
そういう意味では、日本はセミリタイアするには良い環境でしょうね。

逆の観点から見れば、
私は明治のチョコをゴディバにグレードアップするために
働くのは辞めました!ということも言えるかもしれません。

そうは言っても高いものが売れないと経済は発展しないのでしょうね。
高級品を買うためにがむしゃらになって働く人の存在は貴重!
私は安いチョコレートなど食べながら密に応援させて頂きます。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月17日土曜日

低所得者は自分のペースで仕事ができない

高所得者の方が時間管理がしっかりしている?

PRESIDENT Online で興味深い記事を見つけました。
それがこちら。

高所得者が低所得者より一人飲みするワケ
低所得者は社内の同僚とよく飲む
(引用:https://president.jp/articles/-/26445)

高所得者 (年収2000万円) と低所得者 (年収500万円) の
時間の使い方を比較している企画のようですが、
著者の主張を要約すると以下の通りです。

・長時間労働でも「家族との食事」「子どもとの休日」を大事にする2000万

高所得者は何とか時間を捻出をして、家族と朝食・夕食を共にするし、
休日には子供と遊ぶ時間を捻出する。

・低所得者は社内の同僚とよく飲む

高所得者の方が飲み行く回数が多い。

"誰とよく飲むかという質問では、高所得者は社外の人、
低所得者は社内の人という結果が出た(図2)。
「高所得者が社外の人と飲む機会が多いのは、
情報収集やビジネスチャンス探しを兼ねているからでしょう」
(不動産から医療法人まで年商100億円の企業グループをつくり上げた金森重樹氏)。
逆に、低所得者が社内の同僚とよく飲むのは愚痴
を言い合ってストレスを発散しているからではと加谷氏。"
(青字の引用先は同上)

どうも私の実感と大幅に異なるのでコメントしたいと思います。

低所得者は自分のペースで仕事なんてできないよ!

まず、家族との時間について。
低所得者はそもそも自分のペースで仕事などできないので、
自分が朝くらいは家族と一緒にと思っても、
会議や顧客とのアポイントメントで早く家を出なければいけない!
なんて機会も多いでしょう。

同じ会議に出るのでも、低所得者は会議の資料作り、
セッティングなどで上司より早めの出社するでしょう。

高所得者が家族との時間を捻出できるのは、
単純に自分のペースで仕事ができるからでしょう。

また、飲み会についても同様。
高所得者の社外飲み会は「情報収集やビジネスチャンス探し」よりも、
単純に接待が多いのでは?

また、低所得者が社内の飲み会が多いのは
「愚痴を言い合ってストレスを発散」よりも単純に、
「上司に無理やり飲みに誘われるから」ではないかと思います。
その傍証として、高所得者の酒を飲む相手は
① 家族、② 取引先や同業他社の人、③ 社内の部下・後輩、
となっており、会社の人とも飲む回数は多いのです。
取引先に自分がヨイショした後に、
社内の部下や後輩にヨイショさせる構図が見えます。

ちなみに、私は飲み会で愚痴を言う時間があるならば、
迷わず家に真直ぐ帰ります。
最近はこの手の人が多くなっているような気がします。

この手の記事は、高所得者は時間管理もしっかりしていて、
家族との時間も大切にする。
そういう視点が欠けているから低所得者はダメなんですよ!
みたいなことが言いたい意図が透けて見えますね。

でも実際は自分でスケジュール管理できる環境なのかどうかだけ
のような気がします。

私も自分のペースで仕事ができる環境ならば、
セミリタイアしようとは思わなかったかもしれません。
と言っても、私のいた会社で自分のペースで
仕事ができていた人なんていたかな?
と考えると、役員くらいにならないと無理。
もちろん役員になるなんて無理!

それでは自分のペースで時間を使うにはどうしたら良いか?
やっぱりセミリタイアというのが一番近道だと思いますよ。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月16日金曜日

ライフプラン説明会 ③ 支出計画の見直しはしない人がほとんど

支出計画の見直しはしない!

ライフプラン説明会で退職金・年金の金額を把握したならば、
将来的な支出計画を立てたうえでそれが十分なのかを検討、
そのうえで収支が赤字になるなら長く働いて収入を増やす、
もしくは無駄な支出を減らすのかを検討するのが筋かと思います。

ところが、私の周囲では、これを機会に支出計画の見直しをしよう!
と考える人はほぼいませんでした。

理由を聞くと、次の項目がメインとなります。

① 住宅ローンは65歳頃まである人がほとんど。

② 子供の教育費。
 アラフィフでは子供がまだ小学生というのも最近は珍しくなく、
 私立中学校に入れる場合など、これから高額な教育費がかかる。

住宅ローンは既に組んでしまったのでしょうがないものと考えており、
借り換え、繰上返済など考えたこともない人が大半ですね。

「子供の教育費は聖域」と考えている人が多いです。

昔、「夏期講習代が高い」とぼやいていた女性がいたので、
「夏期講習に行くより、じっくり自習で力をつけた方が良い場合もある」
と自分の経験も踏まえた意見を言ったらキレられたことがあるので、
それ以降、教育問題には私は一切コメントをしないようにしています。

要するに、子供が大学を卒業するまでは、
将来の支出計画の見直しなんかする気もなければ余裕もない!
そんな方々が多かったですね。

支出計画の重要性

多くの方がそんな調子ですから、
せっかく将来自分が貰えるお金がいくらと研修で習っても、
それを人生設計に生かしていないな~というのが感想です。

子供が独立してからの人生の方が長いんですけどね、
人生100年時代には。。。

セミリタイアを目指す人にとっては、
将来的な支出見通しを立てて、
その為にいくら必要かを考えるというのは当然のプロセス。

私も70歳まではそれなりに緻密な計画を立てて、
セミリタイアに踏み切りました。
従って、今後の人生はどの程度の生活レベルかは
それなりに理解しているつもりです。

しかしかつての同僚の多くは、
65歳まで粛々と働くことしか考えていません。
かなりの確率で老後になる前に生活レベルのダウンを
余儀なくされるわけですが、
そのことの意味を考えていないけど大丈夫かな~、
なんてことをついつい考えてしまいます。
余計なお世話ですけどね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月15日木曜日

ライフプラン説明会 ② 再就職支援と言うの名のリストラ

再就職支援 = リストラ

役職定年や定年後再雇用ともなると
給与は半額以下になることも珍しくありません。

そこで「再就職支援」という話が出てきます。

私は最初はこの関係が良く理解できなかったのですが、
このような理屈のようです。

・企業としては65歳まで雇用義務が発生した
・その結果、想定より多くの従業員を抱えることになる
・業績が良いわけではないので、総人件費上昇の余裕はない
・従って、高齢者には高い賃金が払えない
・賃金に不満があるなら辞めてもらって結構!
 そのための再就職支援は致しますよ!

説明会では、定年延長にはなるものの給与面では期待しないで欲しい、
これからの人生は会社を当てにせずに、
自分で稼げる道を切り開いていってほしい!
なんてことを言うわけです。

会社としては「自発的に」退職する人を願っているという事ですね。
ただし、再就職支援という枠組みはあるそうですが、
実際に利用している人は皆無とのこと。

再就職できるのはごく一部

日本のサラリーマンの賃金は若い頃は不当に低く、
それを高齢になってとりかえす構造です。
このことは、高齢者は給与に見合った働きをそもそもしていないとも言えます。

しかし上記はあくまで一般論でスキルの高い高齢者人材ももちろんいます。
役職定年や定年後再雇用で一律に給与が下げられるわけですが、
正当な給与水準に戻るだけという方が大部分の中、
実力・会社への貢献度からして不当に低い水準になる人もいます。
再就職ができるのはこういった実力者のみです

例えば、年収800万円で部長職だった人が55歳で役職定年になり、
給料は400万円に下がり、役職も部長でなくなります。
そうなりますと、給料500万円程度でも転職する価値はでてきます。

私の同僚だったAさんもこのパターンで転職した一人。
この人は役職定年までまだ時間があったのですが、
65歳定年を睨んでの転職とのこと。

転職先では給与は一時的に下がるものの、
転職先には役職定年がないらしいですね。
生涯賃金ベースで考えてみたら転職した方が得!
しかも役職者のポジションも保証されると、
早めに転職というカードを切ったわけです。

ただ現役バリバリの役職者が辞めるということで、
現場レベルでは相当の混乱があったとのこと。
いきなり辞めるなんて無責任だみたいなことを言われて、
Aさんが言い放った一言は、

「再就職先を見つけろといったのは会社の方でしょう!」

という言葉でした(かなりキレたらしい)。

Aさんは空気を読むとか同僚の事を心配するとかいうタイプではなかったので、
すぐにでも辞めようとしていましたが、
流石に2か月程度は引継ぎ期間を作ることには最終的に同意しました。

再就職よりセミリタイア

Aさんは人望は全くありませんがスキルがあったのでうまいこと再就職できました。
多くの人にとってはこのオプションは困難かと思います。

恐らく、役職定年後や定年再雇用後の賃金はますます低下傾向でしょうね。
会社としては本当は辞めて欲しい人を引き続き雇用しなくてはならないので、
嫌がらせ的に辞めさせるという問題も顕在化してくるでしょう。
高齢者になっても働けるけど、高齢者になって働くのは大変!
という時代なんだと思います。

それを避ける意味で考えると、
「スキルを磨いて再就職」よりも、
「お金を貯めてセミリタイア」の方が
ハードルは低いだろうと思います。

まあこういう発想は理解されないと思いますけどね。
ただ、サラリーマン時代に定年延長で働いている人を見てきましたが、
死んだような目をした方が多かった印象です。
やっぱりセミリタイアして良かったとしか思えないというのが実感です。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月14日水曜日

ライフプラン説明会 ① 50歳で退職金・年金金額を知るのは遅すぎ!

ライフプラン説明会で愕然とする?

65歳までの継続雇用が導入されたところで、
ある年齢を過ぎると給与は大幅カットされます。

ある程度の規模の企業ですと、50歳を過ぎたあたりで、
この辺のことを説明する会、
いわゆる「ライフプラン説明会」が催されます。
主たる内容は以下の通りです。

・退職金の金額
・将来受給できる年金金額の見込み
・定年後再雇用について (いつまで働けるか?)
・今後の賃金見込み (いつから給与が下がるか?)
・再就職支援

簡単に言いますと、

「あなたは会社を辞める時このくらいの金額が貰えて、
 年金はこのくらいになります。
 給与はこれから下がりますよ!
 だから、今と同じペースで支出を継続するといずれ破産しますよ!」

という内容です。

実際にこの説明会で初めて退職金・年金金額の
アウトラインを知る人も多いようです。
そして、「えっ、これだけ」と愕然とする人も多いらしいですね。

50歳では遅すぎる??

企業側に言いたいことは、この手の説明会の開催が遅すぎること。
マンションを買って、子供を私立の学校に通わせた後に、
「あなたはこれからこれしか給料は貰えません!」
と言われても従業員が困りますよ!という話です。

従業員サイドも、この手のことを全く考えずに人生設計を立てるのは危険です。
特に最近は、住宅ローンを払い終えるのが65歳とか普通です。
思い通りに出世できないリスクや役職定年による給与減少を
計画に入れていない人が多いのには、むしろこちらが愕然とします。

そんな私も、セミリタイアを考えるまでは
退職金の金額など気にしたことも無いし、
ましてや年金なんて頭の片隅にもありませんでした。

セミリタイアをするかしないかの判断の一つとして、例えば、
50歳で会社を辞める場合と60歳で会社を辞める場合とで、
退職金・年金がどれだけ違うか?というもの重要かと思います。

後々、セミリタイアしたことを後悔しないためにも、
一応この手の計算はしておいた方が良いかな?と思います

ちなみに私が退職金の金額を初めて知った時の感想です。

・中途入社だったので退職金は全く期待していなかったが、
 思ったよりは貰えた。
・退職金規定はつくづく長期勤務者に有利。
 このことを慎重に計算していたら、転職してなかったかもしれない

退職金という要素は、金額が金額なだけに思ったより重要。
本来は就職する前に知りたいぐらいな項目です。

私が申し上げたいことは、ライフプラン説明会で話される内容程度は、
20代で知っておくべきだったな!!という事ですね。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村

2018年11月13日火曜日

「出世しないで気楽に定年」より「出世してアーリーリタイア」

出世を断るという生き方

ネット上でよく見かける意見として、

「管理職はノルマなどのプレッシャーがきつく責任も重い。
 だったら、平社員のまま気楽に定年まで過ごしたい。」

というものがあります。

この考え方には一理あるような気がしますが、
「アーリーリタイア」という観点から見ると、
少々違う気が致します。

① 本当に給与差を把握しているか?

実力主義の導入により役職による給与差は拡大しているかと思います。
40代で給与が倍違うというケースもそれほど珍しくありません。

例えば40歳で給与が役職者と平社員で倍違うケース。
ここから給与が共に据え置きだった場合、
役職者が40歳から10年間働いた給与は、
平社員が40歳から20年間働いた給与と同額です。

さて、ここで40代からの過ごし方で、
次のどちらが良いでしょうか?
稼ぐ給与は同額です。

A.気楽な平社員人生を20年間過ごす
B.過酷な役職者を10年間過ごした後、
  アーリーリタイアで文字通り「気楽に」10年間過ごす

極端な例ではありますが、私なら断然Bです。
Aの人生をチョイスした人の多くは定年まで働く、
いや最近では定年すぎても働かなければいけない、
無意識にそういう前提にたっていると思います。

どうせ60歳まで働くなら役職者になって苦労するより平社員が楽、
給与的にもまあなんとか生活できるレベルだからいいや!
というのは考え方としてはありかと思います。

しかしながら、アーリーリタイアという概念を導入するれば、
結論が変わるという方も少なくないのでは?
上記の例で言えば、「10年苦労して、10年楽する」ということです。

② 平社員は役職者より楽か??

そもそも論として、役職者が平社員より大変か?
と言う問題があります。

私は役職者が帰り際に仕事を頼んで
「明日までにやっとけ!」
みたいに言われて、頼んだ方は飲みに行く、
なんて経験ばっかりなのでこの話は実感がわきません。

役職者の方が大変だという話を認めたところで、
平社員の仕事がパラダイスのように楽しくて、
役職者は地獄の苦しみなんてことはないでしょう。
どっちも嫌だけど、どちらかと言えば。。レベルではないでしょうか?

実際はケースバイケースでしょうが。。。

そもそも私がいた会社では昇進や転勤を断るという文化はなかったので、
実際に昇進を断ったという人は見たことがありません。

転勤のある会社でしたら、そもそも役職者と平社員で仕事の負荷が違うというより、
配属される部署によって仕事の負荷が違うというケースが多いでしょう。

「早めに稼げるだけ稼いで仕事をなるべく早く辞める」
という観点から立てば、出世して高い給料を貰えれば、
それだけ早く会社が辞められるわけですから、
とりあえず出世しといた方が良いのかな?と思います。

ただ、ネットの書き込みなんか見ると、
平社員と役職者でほとんど給与が変わらない、
なんて会社もあるようですからケースバイケースとは思います。

しかしそもそも論として、出世しても給与がたいして変わらない
会社で働くというのはいかがなものか?
なんてことを考えてしまいますね。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村