2024年5月5日日曜日

「正社員から非正規・独立」よりもFIREを目指すべき ~ 自由に仕事するとか難易度高過ぎでは? ~

非正規+副業で正社員より忙しくなる?


という記事を読みました。

記事内では、大手企業に就職するも忙しすぎて退職、
非正規雇用として働く傍ら、SNSの副業もスタートさせたという方が紹介されています。

色々と考えさせられる内容が多い記事なのですが、
個人的に一番気になったのは以下の文章です。

"頑張らなければ食べていけるほど稼げるようにはならないので、土日や夜中まで仕事をすることもあって、結果として会社員時代よりも働いている気もします。ですが、労働時間が決まっている会社員とは違って何時からどのタイミングで働いてもいいので、自分の時間の使い方次第で、会いたい人に会いに行けたり、行きたい場所に行けたりできるようになりました。こうした点でも、非正規になってよかったと思っています。”                  (引用元) "高学歴でも“あえて非正規” 「働くために生きるのは嫌」年収200万円の娘の人生プランにバブル世代の父絶句"
仕事時間は増えるが、自分の時間の使い方次第で自由時間を確保できる...
これって自由度が増したといえるのだろうか?という疑問です。

非正規・フリーランスの落とし穴


私の知人で独立開業している人の中には、
上記のようなコメントをする人が何人かいました。

ただし、「自分の時間の使い方次第で時間が工面できる」みたいに言っても、
クライアントからの電話ですっ飛んでいかなければならないとか、
結構顧客に振り回されていた人もいました。

「いや~、オレみたいな性格は組織で働くのは無理だよ!」

などとサラリーマンを謎の上から目線でディスりながら、
自分はクライアントには絶対服従みたいな関係...
上司にへこへこしているサラリーマンと何が違うのだろうか?
と私なんかは常々疑問に思っていた部分はありました。

また、非正規だとしても、「子持ち様」でもない限り、
残業を頼まれて断れないケースもあるのでは?と素朴な疑問を持ってしまいます。

FIREを目指すべきではなかったのか?


この方の目標は

"私もいつかは仕事をしながら海外を回ってみたいと思っています。スマホとネット環境さえあれば、場所に縛られずに働ける、そんな生き方に強い憧れを持っています。"

だそうです。

であれば、せっかく大手企業に入ったのだから、
ノマドワーカーみたいなライフスタイルを目指すよりも、
高給を活かしてFIREを目指した方が良かったのでは?
と私は思ってしまいますね。

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2024年5月4日土曜日

議論の出発点が違う! ~ ビジネスで成功してないからFIREを目指すのだ!~

「FIRE(早期退職)で失敗する人」の特徴


「FIRE(早期退職)で失敗する人」の特徴 という記事を読みました。

記事内ではFIREで失敗する人の特徴として、

・FIRE(早期退職)が早すぎて失敗する
・FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず失敗する

の2つを取り上げているのですが、
個人的に一番の違和感を感じたのは次の箇所です。

"ビジネスで成功して「FIRE(早期退職)」した人は、たしかに経済的自由を手に入れるでしょう。しかし、INSEADの研究によれば「経済的自由」になっても、その自由を持て余してしまう人は多いようです。”             (引用元) "「FIRE(早期退職)で失敗する人」の特徴"
ビジネスで成功してFIRE...なるほどよく考えれば、
ビジネスで成功したからお金があってFIREという流れは自然ですが、
実際にFIREをしている人の多くはビジネスで成功なんかしてないのでは?

ビジネスで成功 → 何で辞めるの?


そもそもビジネスで成功しているのならば、
何でそのビジネスを辞めようと思うのか?
その辺りがちょっと私にはわからないところですね。

私がそもそもFIREを目指した原点ですが、
仕事がしんどいとかつまらないなわけです。

なので、そもそもビジネスとか仕事とかで成功できないからFIREを目指す...
私なんかはそういった出発点なので、
ちょっと個人的に違和感を感じたわけです。

FIREの議論の出発点が違う!


もっともこの方のイメージするFIREというのは、
私がイメージするFIREと全く異なる可能性は高いです。

私がイメージするFIREはせいぜい準富裕層のレベルですが、
この程度の資産だと「ビジネスで成功してFIRE」ではないでしょうからね...

ただし、「FIRE(早期退職)が早すぎて失敗する」では、
お金が足りなくて失敗みたいな例を取り上げているので、
必ずしもそうではないかもしれませんが...

まあ、いずれにしましても、
仕事が尋常じゃないレベルでしんどいとか嫌というのを考慮していない点でも、
FIREの議論の出発点が私とは違うのかな?という疑問は持ってしまいましたね。
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2024年5月3日金曜日

【少数派?】スピード離職の男性に共感を覚える

新卒の会社を1日で辞める人が話題


新卒で入社した会社を、配属の希望が叶わなかったので1日で辞める!
そんな方が話題になっています。

"入社初日で辞める「スピード離職」が話題となっている。実際に入社日に退職代行に依頼した新卒の男性を直撃した。
 辞めた理由について男性は「4月1日に入社して、配属先発表という時に、自分の希望が全く考慮されていない配属先になっていて、不信感が頂点に達して辞めた。配属ガチャかなと思っていて…」と語った。             (引用元) "新卒で入った会社を1日で辞めた男性を直撃「配属ガチャに不信感」「自分の希望は全く考慮されていない」 “退職代行サービス”の利用も急増"
この方に対しては、批判的な意見の方が圧倒的に多いですが、
私としては、この方に同情というか共感する部分は大きいです。

面接時に何を言ったかが問題


まず最初に確気になる点は、面接時の面接官との会話ですね。

配属先を聞いただけで辞めるということは、
最初の配属先については希望がほぼ叶うみたいなことを、
面接官が言ったのではないか?と推察されます。

単純に希望がかなう確率が高いと言った程度では、
初日に辞めるまでには至らないのでは?

もちろん、この方が勝手に希望が叶うと解釈した可能性もありますが...

”仕事はやってみないとわからない”には違和感


また、ヤフコメに多かったのは、

「仕事なんてやってみないと自分の適性はわからない」
「やってみたら面白い仕事だったということもある」

と言ったものですが、これには個人的に全く共感するところはありません。

私は、営業が嫌だと言って入って会社で営業をやらされ、
その後もずっと営業をやらされそうだったので辞めました。

その時も同じようなことを散々言われましたが、
その仕事が自分に適正があるかどうかなんてのは、
仕事内容次第ではやらないでも簡単にわかります。

私の場合、やらないでもわかることを実際にやってみたら、
思ったよりも苦痛の日々が継続したという感じでした。

この方のケースについても、希望が叶わないだけではなく、
絶対に行きたくない部署に配属されたのでは?
と、私なんかは勝手に考えてしまいます。

セミリタイア・早期退職で判断は変わるかも?


まあ、そうは言っても、初日で会社を辞めるのは得策ではないと思います。
次の会社でも、
「こいつは気に入らないことがあればすぐ辞めるのでは?」
と思われ、面接を突破するのは困難になるかもしれないからです。

また、セミリタイアや早期退職が頭にあるのであれば、
行動パターンが変わる可能性もあります。

この会社がそこそこ給料の良い会社であるならば、
希望の部署への異動を希望しつつセミリタイア資金を貯めて、
希望が叶わないとか、そもそも仕事がつまらないのであれば、
早期退職で仕事以外をメインとする人生にスイッチするという考えもあります。

まあ、いずれにしましても、新卒一括採用で、
最初の配属は入社日までわからないなんてのは、
そもそも論として、やっぱりちょっとおかしいとは思いますね...
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2024年5月2日木曜日

【仮説】FIREする事自体が目的でなければFIREは失敗する

FIRE後のビジョンは必要か?


私も実際にFIREする前は、FIRE後のビジョンもなく、
ただ働くのが嫌というだけではFIRE生活は失敗する...
そこまでいかなくても楽しくはないかも?と考えていました。

しかしながら、実際はそんなことはなかった!
ということについては、当ブログでも何度か触れております。

ただそうは言っても、FIRE後のビジョンはあった方が良いでしょうし、
FIRE後にやることが明確な方が成功確率は高いと思ってはいました。

どんな高尚なビジョンがあっても...


その後も色々なFIRE関連の記事やブログなどを目にしていますが、
どうもこの仮説は間違いなのかもしれない...
と思うようになった理由は極めてシンプルです。

結局、FIREの何が良いって、働かなくて良いことだからです。

これが一番のFIREの価値であるならば、
働かないだけで最高なわけで、
せっかくFIREしたのだからあれもこれもやらなければ!
と考えること自体が邪道とも言えます。

そしてFIREしただけで幸せになれるのであれば、
FIREすること自体が目的であるのは理にかなった目標設定といえます。

仕事しないで良い幸せを感じなければ...


なので、シンプルに仕事をしないだけで幸せを感じないのであれば、
FIREは失敗する確率が高いのでは?とも言えますね。

そう考えますと、巷で流布している、

「FIRE後の明確なビジョンがなければFIREは失敗する」

という仮説よりも、

「FIREする事自体が目的でなければFIREは失敗する」

という仮説の方が個人的にはしっくりきますがどうでしょうか?

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2024年5月1日水曜日

普通の老人は少ない説は正しいか? ~ 超傲慢か超卑屈の比率が高いのかも? ~

受付がすんなりいかない老人達


昨日は6か月ぶりの血液検査を受けに病院に行ったわけですが、
GWの谷間とは言え平日は平日なので、
午前中は老人の比率が圧倒的に高いですね。

そんな老人達ですが、受付がすんなりいかないことが多いですね。
「診察券はありますか?」と聞かれて保険証を出して、
「これは保険証で、診察券はありますか?」と再度言われて、
「診察券?何それ?」みたいな感じのやりとりです。

まあ、この辺は年齢を重ねるとやむをえないのでしょうが、
この時の対応なのですが、

「年だからすいませんね~」

みたいな卑屈になるパターンと、

「これでわかるだろ!」

と逆切れする傲慢なパターンと2通りに分かれている感じがします。

逆切れするかとこっちがヒヤヒヤ...


昨日も75歳くらいに見えるお爺さんが、
診察券を出して、その後保険証を出すよう言われていました。

私はこのお爺さんを何の気なしに見ていたのですが、
この方は診察券を出した後、
持参したカード入れ内で明らかに保険証を探している感じでした。

なので、病院事務の方が保険証を出すよう言われるのを聞いて、
このお爺さんは、
「今探しているのが見えないのか!」
などと怒鳴るのではないかとヒヤヒヤしました。

だけどこのお爺さんですが、
「ちょっと待って頂戴よ。今出すから。」
とごく普通の対応だったので拍子抜けしてしまいました。

よく考えれば普通の人が大半だと思うが...


まあ、よく考えてみれば、このような対応の人が大半で、
超傲慢とか超卑屈はそれほど多いわけではないかも?とも思いますが、
スーパーなどでは、なぜこのジジイはこんなに威張っているのか?
という人は結構な頻度で見かけますので、
どうしてもそんな人ばっかりに見えてしまうのかもしれませんね...
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2024年4月30日火曜日

【セミリタイア × 健康管理】血糖値が再び悪化 ~ 運動をサボるとやはりダメだね... ~

6ヵ月ぶりの血液検査


セミリタイア生活に入ってから、
定期的な健康管理を行っており、
4ヶ月に一度は定期的に血液検査を行っています。

今は2カ月に一度、内科に通院しているので、
2回に一度は血液検査を行っているわけですが、
前回は何故かスキップ...

事務方のミスだと思うのですが、
今回はきちんと血液検査を行ってきました。

血糖値が基準値を超える...


セミリタイア生活に入ってからは健康診断の数値は劇的に改善したのですが、
血糖値は結構高い水準のままです。

HbA1cは6.5を超えると要注意だそうですが、
今回は6.7という数字になってしまいました。

この数値を下げるには糖質制限と運動なのですが、
ちょっと冬の間に風邪気味で運動できない期間が長くあって、
おそらくその影響がダイレクトに出たのだと思います。

とりあえず、2カ月間は食生活・運動習慣を真面目に行って、
数値を基準値以下にするべく頑張りたいと思います。

まあ、サラリーマン時代と違って、
無理やり飲まされたり、睡眠時間を仕事で削られたりはないので、
自分次第で何とでもなるのは気が楽なところです。

基本は体質らしい...


上記で血糖値悪化は運動をサボったせいということを言いましたが、
一番の問題は体質の問題らしくて、
私と同じような生活をしても問題ない人は問題ないとのこと。

そう言われたところで何がどうなるわけではないのですが、
まあ、粛々と生活スタイルを改めていくしかないですね...

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2024年4月29日月曜日

「頭が良くて要領がいいからFIRE」と言われて感じた違和感

頭が良くて要領がいいからFIRE?


先日、私がFIRE生活をしていることを知る数少ない知人から、

「さすけさんは頭が良くて要領がいいから早くに引退できていいね!」

というような事を言われました。

この発言内容ですが、前後の会話の流れから言って、
嫌味で言ったとか逆に妬みで言ったとか言うわけでもなく、
まあ、軽い気持ちで言ったのだと思いますが、
ちょっと内容に引っ掛かるところがありました。

それは、前半部の「頭が良い」は単なるお世辞でしょうが、
後半部の「要領が良い」という部分にはちょっと違和感があったからです。

本当に要領が良ければ...


と言いますのも、私が本当に「要領が良い」人間であるならば、
会社員としてうまく立ち回って、
それなりに出世するとか会社でうまくやっていたと思うのですね。

要領が良くないから、FIRE生活などという、
世間一般からは邪道と考えられる生活に逃げ込んだ...
というのが基本だと思っている私にとっては、
真逆の印象を持たれているのはちょっと意外という部分が大きかったです。

ただ今現在の生活だけみれば...


まあそんなこと言っても、
今は特に仕事もせず楽な生活をしているのも事実で、
この辺だけとりだして「要領が良い」と思われるのも致し方ないかも?
とは思います。

どれだけ嫌な思いをしてきて今のFIREがあるかなんてのは、
世間一般の人が気にしないのも事実でしょうから、
FIREしているなどというのは、
リアルな生活では言わない方が良いのを改めて実感ですね。

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2024年4月28日日曜日

【満期時には67歳⁉】個人向け国債・変動10年を買おうと思ったが躊躇してしまった...

円安進行!金利は上がらず


円安が進行していますね。
理由として日米金利差を主張する人がいます。

日本が金利を上げた方が良いかどうかは別にして、
個人的には金利をボチボチ上げてくるのかな?
と思っていましたが、日本銀行の動きは鈍いようです。

そんな中、ネット銀行の1年定期預金の満期が近づいてきており、
ネット銀行定期より有利そうな「個人向け国債・変動10年」を買おうかな?
という気持ちに近づいています。

満期時には67歳か...


セミリタイア民の中にも、円資産は個人向け国債という人は多いですね。
変動10年(第169回)の発行条件をチェックすると、
適用利率は0.50%となっています。

ただ、ふと自分の年齢的なものを考えてみると、
この国債が満期時には67歳になってしまいます。

改めてそういったことを考えてみると、
ちょっとどうしたものかな~と考えてしまいましたね...

普段の言動とは矛盾するが...


まあ、そもそもの商品設計として、
個人向け国債は発行から1年経過すればいつでも中途換金可能ですし、
元本割れをする心配はありませんので、
いざとなったら現金化できます。

さらに、私は年金受給開始を70歳、場合によっては75歳でもよいかも?
などと主張しており、長生きする気は満々でおります。

そんな私がまだ年金も受給していないであろう(?)67歳で満期を迎える金融商品を、
その受取年齢で躊躇するのは普段の言動とは大いに矛盾するのですが、
何か急に自分の年齢的なものが気になってしまいました。

私は過度な節約生活をしているわけでもなく、
欲しいものは比較的躊躇なく買ったりする方ですが、
これを機会に消費生活を若干見直してもよいのかも?
などと余計なことも考えてしまいましたね。

まだ、次回の個人向け国債発売まで時間がありそうなので、
この辺も含めてもう少し色々と考えてみたいと思います。

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2024年4月27日土曜日

FIREを目指す理由 ③ FIREはお金で買える幸せだから

FIREにガチャはない!


サラリーマンとして仕事で充実した人生を過ごすとすれば、
会社ガチャ、配属ガチャ、上司ガチャなどを潜り抜けなければならず、
また、配属・上司ガチャに至っては2~3年おきにひかなければならず、
心の休まる暇がないといったところです。

一方FIREはどうか?

差し当たって働かなくても良い資産を築きさえすれば、
そこには配属だとかの運任せな要素はなく、
あとの人生をどう生きるかは自分次第です。

そして実際問題として、
既に多数のFIRE実践者がそれなりに楽しい人生を過ごされています。

FIRE失敗についての考察


いやいや、そうは言うけど「FIRE失敗」という話もよく聞きますよ!
という反論は予想されます。

ただし、この辺りの反論について、
同意できるものはほとんどありませんね。

まず、経済的な理由、資金ショートなどによるFIRE失敗ですが、
これは資金計画の見通しが甘かったからであって、
FIRE生活そのものを否定しているわけではありません。

また、暇がつらいとかやりがいを求めて「FIRE卒業」などという人ですが、
この辺りは字句通り受け取れば感性の違いという部分が大きいかと思います。
個人的には、退職をしてから暇がつらいとかやりがいを求めた事はないからです。

ただ、ちょっと疑いをもってしまうのが、
こういった人達が本当に二度と働かない覚悟でFIREしたのか?
というポイントですね。

FIREを推奨する方の中には、
一度会社を辞めて無職生活を試してみて、
それに合わなければまた働けば良いという人もいますが、
一度無職を経てしまうと、一般的には以前より条件の悪い仕事にしかつけません。

私はこの辺を鑑み、二度と会社には戻らない覚悟はありましたが、
FIRE卒業の方々はこの辺をどう考えていたのでしょうかは気になるところです。

FIREはお金で買える幸せ


いずれにしましても、FIREの成功例も失敗例も、
ネットには多数実例がありますので、
自分がFIRE適正があるのかないのか?
この辺りを判断する材料は既に十分手に入るかと思います。

となりますと、FIRE適正のある人にとっては、
あとは資金をどうするかだけの問題になります。

まあ、お金で幸せは買えないと言う人もいますが、
FIRE生活レベルの幸せであれば、
お金で買える時代になった...ということは言えるんじゃないでしょうかね?

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2024年4月26日金曜日

FIREを目指す理由 ② 絶望的な難易度? ~ 仕事で充実した生活の達成可能性 ~

仕事で充実する為の条件


サラリーマンとして仕事を充実させる条件としては、
少なくとも次の4つを満たす必要があると思います。

① 相性の良い会社に入る
② 希望の部署・職種で働く
③ 上司・同僚・部下に恵まれる
④ 正当な評価を受ける

私が就職する前の大学生時代であれば、
これらをクリアすることは簡単に思えましたが、
サラリーマン生活を25年以上やってきた経験からすると、
絶望的に難しいことがわかります。

ブラック企業は論外、しかし...


仕事で充実した生活を過ごそう!と気合を入れたところで、
ブラック企業に入社したらその時点でアウトです。

しかしながら、超優良企業に勤めたところで、
仕事がきつかったり、競争が激しかったりで、
自分にとって良い結果になるとは限りません。

実際問題、公務員や大手企業に勤める方が心の病を訴えるケースは多く、
FIRE生活に入られている方にもこういったところで働いていた人が多数いらっしゃいます。

この辺りを考えると、①の自分にとって相性の良い会社に入る、
というのは相当難しいことがわかります。

どんなに素晴らしい会社に入っても...


そして、どんなに素晴らしい会社に入ったとて、
希望の部署なり職種に就ける人は限られます。(②)

また、運よく希望の職種で働けることになったとて、
上司がハズレなら一発でサラリーマン生活は地獄行きとなります。(③)

ここまでの高いハードルを仮にクリアできたとしても、
自分が納得いく評価なり待遇なりを受けられるかはまた別ものとなります。(④)

この辺りの様々なハードルを改めて考えてみると、
自分が仕事にそれなりの情熱を傾けていた時代というのは、
かなり運任せな危険なゲームをしていたようにも思えます。

私は運よくゲームを降りることができてFIRE生活に入れましたが、
ただ愚直に働いていたらどうなっていたか?
ちょっとオソロシイ物を感じますね。

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2024年4月25日木曜日

FIREを目指す理由 ① 「仕事で充実した生活」を目指すより「FIREで充実した生活」のが簡単に達成できるから

どっちが簡単だと思いますか?


以下の単純な比較を見てみます。
どちらが簡単に達成できるでしょうか?

A: 仕事で充実した人生を過ごす
B: 3千万円を貯める

今の私から見ると、Bのが圧倒的に難易度が低いのですが、
世間一般から見るとAのが圧倒的に簡単そうに見えるのではないでしょうか?

仕事で充実した人生...曖昧すぎませんかね?


前回「FIRE批判の違和感」のふれましたように、
FIRE批判者の多くは仕事で充実した人生というのが、
努力すれば誰でも手に入るみたいな論を展開することが多いです。

ところが、そもそも論としてなんですが、
「仕事で充実した人生」
という概念自体がわかったようなわからなかったようなです。

時々、「自分はこんなに充実した仕事をしている!」と熱弁をふるいながらも、
どの辺が充実しているのかさっぱり分からないケースもあります。

そう考えますと、仕事で充実した人生のハードルの高さというのは、
なかなかの高さだと思います。

とりあえず3千万円貯めてFIRE!


最初の比較対象で充実した人生に対して「3千万円貯める」としたのは、
3千万円あればとりあえずはFIREの入口くらいには文句なく立てるでしょうし、
うまく節約すれば、余裕で暮らせる金額ということで仮設定しました。
なので、この金額は個々人の事情で変わるかと思います。

3千万円は大金であるので、
誰でも簡単に貯められるとは思いません。

ただ、こちらは数字の話でありますので、
達成する方法は幾通りもあるでしょうし、
自分の収入なり投資収益見込みから、
ある程度計算できるというのは大きいです。

少なくとも、「仕事で充実した人生」のような曖昧さはないと思います。

なので、FIRE達成が幸福な生活をもたらすのであれば、
曖昧で不確実な「仕事で充実した人生」を目指すより、
FIRE達成を目指した方が簡単ではないか?
という仮説を立ててみました。

この辺について次項以降で詳しく述べてみたいと思います。
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2024年4月24日水曜日

老後の手抜き生活 ~ 高齢者向け宅配弁当利用者に聞いた感想 ~

大病が原因で宅配弁当生活をスタート


以前、老後の食事は宅配弁当で手抜き生活をしたい!
という類の記事を書きましたが、
実際に高齢者向け宅配弁当を頼んでいるご老人に会う機会がありました。

宅配弁当頼りの生活になったのは大病が原因で、
入院こそ免れたものの自宅でずっと療養、
とても食事を作れる状況でなかったので、
食事はほぼほぼ宅配弁当で賄うようになったとのこと。

ただ、病気からは快復して普通の生活に戻ったものの、
宅配弁当は相変わらず継続しているそうです。

美味しくないけど圧倒的に楽


病から回復してからも宅配弁当を継続するくらいなので、
その弁当はそれなりに美味しいのかと思いきや、
あまり美味しくはないとのこと。

どうやらその宅配弁当は品目数・栄養面に考慮しているのも売りらしく、
それが味覚面では裏目に出ているらしいですね。

例えば、ハンバーグなんてあまりまずく作れないと思うのですが、
栄養面を考慮した結果、色々な具材をハンバーグ本体、
さらにはソースにまでまぜた結果、
味的にはシンプルなハンバーグに劣るなんてことになっているようです。

それでは自分で好みのものを作れば良いじゃないか?と言いますと、
やはり、自分で色々と作るのは面倒になったとのことです。

味・コストを犠牲にしても、
手を抜くことができる宅配弁当の魅力が勝つとのことで、
なるほど、老後はそんな風に感じるのか...と改めて認識です。

宅配弁当を軸に一週間の計画を


その宅配弁当ですが、その方が実際にやられている方法ですが、
水曜日に宅配弁当を届けて欲しい日を1週間分伝えて、
その分の料金を前払いするそうです。

外出する日(息子家族と食事に行くとか)は事前に決めておけば無駄にならず、
システムとしてはなかなか良くできた仕組みだと思いました。

まあ、やはりコスパ的にはほか弁なんかに比べると、
3割くらいは割高感があるそうなので、
まだ弁当屋に気軽に行ける、今の私には不要のシステムかとは思います。

ただ、以前と同じ結論じみた感想としては、
3割くらいコストが割高になっても、
その程度は必要経費にできるくらいのキャッシュフローを老後にキープしたい!
というのを改めて思ったと言ったころですかね?

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2024年4月23日火曜日

FIRE批判の違和感 ③ 自分の経験を一般論化するのは間違い!

”暗黒のサラリーマン生活からの脱出”は経験


私は暗黒のサラリーマン生活をようやく脱出して、
今はそれなりに楽しいFIRE生活を堪能しています。

だだし、これはあくまで個人的な経験を語っているのであって、
この世のサラリーマンのすべてが暗黒の生活だとか、
サラリーマンを辞めてFIREすれば皆が幸せ!
などと言う事は言っていないつもりです。

仕事に夢や希望があるのは”個人的経験”


FIRE批判論者の多くは、
「退屈なFIRE生活」より「夢や希望のある仕事」という類の事を言いますが、
仕事に夢や希望を持っているのは、
その方の個人的な経験という部分が大きいかと思います。

ところが、そこのところがサラッと一般論化して、
すべての人の仕事に夢や希望があるみたいな前提から、
FIREを否定するというのは違和感があるところです。

FIRE肯定論者も似たようなものかも?


もっともこういった論理展開については、
FIRE肯定論者にも似たようなパターンはあります。

サラリーマンの仕事がいかにひどいかというのを個人的な範疇を越えて、
あたかもサラリーマン全員が不幸に陥っているかのように主張するとともに、
労働がいかにくだらないかみたいな論を展開するパターンです。

ただ、現実問題としては、
サラリーマンでも仕事に生き甲斐を感じている人も多く、
また、この格差社会の収入・待遇面から考えても、
サラリーマン全体を一括りにするのも無理があるかと思います。

この辺を鑑みますと、
FIRE批判をしている人の多くに対しては、
「夢のある仕事に出会えてよかったですね~」
くらいにしか思わなくなりましたが、
そんなところで良いんじゃないかと思いますね。

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2024年4月22日月曜日

FIRE批判の違和感 ② FIREに目的はない?という勝手な決めつけ

目的もなくのんびり暮らすのも楽しいですけど...


FIRE批判を展開する人の多くに人に共通するFIRE生活像は、

・目的もなくのんびり暮らす
・暇をもてあます

といったものになっているように思えます。

それだったら、仕事で夢を追いかけるとか、
適度な緊張を持った仕事があった方が良い!
と多くの人が考えるのは不思議ではありません。

しかしながら、目的もなくのんびり暮らす生活のどこか悪いのか?
それだけで十分楽しいですけど...という反論は、
実際にFIRE生活を続けている身からすると、
相当な説得力があります。

また、暇を持て余すのが辛いみたいな話ですが、
仕事が忙しくて睡眠時間も十分にとれないとか、
土日にいきなり電話が掛かってきて出社するとかに比べれば、
遥かに素晴らしいことだと私なんかは思いますが、
この辺はどうお考えなんでしょうかね?

FIRE生活にだって目的はありますよ...


私から見れば仮にFIRE生活が無目的だったとしても、
サラリーマン生活より遥かにマシなわけですが、
そもそも「目的もなくのんびり暮らす」というFIRE像は正しいのでしょうか?

例えば、FIRE達成者には映画好きの方が多いように見受けられますが、
彼らの中には、例えば年間500本映画を見るといった目標を掲げている人もいます。

私なんかも、今現在は推理小説の古典をできるだけ多く読むとか、
とりあえずは日本の都道府県を完全制覇するとか
(先週、和歌山県に行ったので、残るは徳島・高知・熊本・大分・沖縄)、
ささやかな目標を掲げて生活しております。

「そんなの目的じゃない」と言われても...


ただそんなことを言っても、仕事以外の目標を達成するなんてのは、
人生の目的にはなりえない!という反論が予想されます。

それに対して申し上げたいことは、
そもそも仕事に夢も希望も感じられないからFIREしたのに、
仕事以外の目標・目的は認めないと言われても...
という感じに私なんかはなってしまいます。

FIRE批判の文章を読むときは、
「目的のない生活」
みたいなさりげないFIRE前提に気を付ける必要があるんじゃないでしょうかね?

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2024年4月21日日曜日

FIRE批判の違和感 ① ”夢ある仕事 VS 目的のないFIRE” の比較のおかしい点

FIREで失敗する人の特徴


All Aboutに、「FIRE(早期退職)で失敗する人の特徴」という記事があって、
FIREで失敗する人の特徴として、以下の2つを挙げておられます。

1. FIRE(早期退職)が早すぎて失敗する
2. FIRE(早期退職)してみたが幸せになれず失敗する

これ自体はまあそんなものかな?と思いますが、
結論としての文章が個人的に引っ掛かる部分がありました。

"結局、FIRE(早期退職)は人生の目的にはならないようです。夢を持って、前向きに全力を尽くしている日々のほうが、目的もなくのんびり暮らす毎日と比べると、幸せになりやすいということなんだと思います。           (引用元) " FIRE(早期退職)で失敗する人の特徴"
この文章についても、多くの人が同意するところと推測しますが、
私がこの文章の何にひっかかったかについて述べたいと思います。

私の仕事には夢などなかった...


記事の結論部分を簡潔に述べますと、A > B ということかと思います。

A: 夢を持って全力で仕事に取り組む生活
B: 目的もなくのんびり暮らす生活

この2つの比較であるならば、確かに私もAの方が良いと思います。

ただ、私のFIRE前にやっていた仕事に夢などあったか?
全くありませんでしたね...

確かに、自分の希望がある程度通り、
その仕事でそれなりの結果をだせていたならば、
まあ、Aほどではないけど、方向性は同じかな...と思ったかもしれません。

しかしながら、自分の希望しない仕事を延々とやらされ、
おまけにろくな評価も受けてないとなれば、
仕事に夢なんて持てるはずもありません。

世の中の仕事の多くに夢などない


だったら転職するなり起業をするなりすれば良い!
と成功者は語ることが多いのですが、
成功できる人間の数は限られていると思うのですね。

皆が努力したら皆が夢のある仕事につけるか?
今の日本は残念ながらそんな世界ではないと思います。

なので、FIRE VS 仕事 で個人的にしっくりくる比較は、

B: 目的もなくのんびり暮らす生活
C: やりがいもなくただしんどいだけの仕事をこなす生活

であって、B > C となるということになります。

ただ、この比較にも違和感があります。

FIREをさらっと、
「目的もなくのんびり暮らす生活」
と言い切るのはいかがなものでしょうか?

この件については、次項に述べたいと思います。

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2024年4月20日土曜日

セミリタイア旅行者の楽しい朝食とサラリーマンの憂鬱な朝食

ホテル朝食を堪能


久しぶりの国内セミリタイア旅行でしたが、
旅行に行くまでは、移動とかちょいと面倒だな~と思ってましたが、
行ったら行ったでやはり楽しいものですね。

特に久しぶりに食べるホテルの朝食というのは、
なかなか良いモノがありました。

普段の朝食は糖質制限の問題もあって、
野菜ジュース+バナナ+卵+ヨーグルト
みたいなのを毎日続けていたので、
朝からご飯とか焼魚とか食べられるのはそれだけで幸せという感じでした。

ちなみに、朝食はこんな感じでした。





朝食はバイキングスタイルで900円、
なかなかお得感はあったかと思います。

慌ただしいサラリーマン出張の朝食


旅行に行ったのは平日ということもあって、
客層は出張ビジネスマンとリタイア旅行者が半々という感じでした。

我々リタイア旅行者グループはゆっくりと朝食を楽しむ感じですが、
サラリーマングループは急いで朝食を食べてさっさと去る感じでした。

私も出張が多い時期がありましたので、
出張時の朝食を楽しむ精神的なゆとりがないのはよくわかりますね...

出張時の朝食に困ったのを思い出す...


そんなサラリーマン風の方々の朝食を見ながら、
こちらはコーヒーなど飲みながらくつろいでいたわけですが、
出張時の朝食スタイルもまちまちでしたね。

同僚と時間を合わせて一緒に朝食を食べる人、
一応、挨拶だけして別々に食べる人、
挨拶もなしで各々勝手に食べる人、様々です。
(同じ会社と分かった理由は、技術者かなんかで同じ作業着を着ているからです。)

この辺りは会社によって異なるのが興味深かったですが、
自分がサラリーマン時代の出張で困ったことも思い出しましたね。

それは自分が朝食が食べ終わるくらいのタイミングで上司が朝食会場に来て、
私のテーブルで食べ始めて、上司が終わるまで一緒にいなければいけない時ですね。

これが雑談レベルならまだ我慢できますが、
説教とかだと始業前から地獄の時間がスタートです。

まあ、この日は説教している人は流石にいませんでしたが、
熱心に仕事の話をしている人はいて、
なんかすっかりそういう方々とは違う生活になったのを実感しましたね。

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