2019年6月3日月曜日

「沈没」と「外こもり」 ③ 豊かな青春、惨めな老後

「豊かな青春、惨めな老後」とは


「豊かな青春、惨めな老後」とはバンコク中華街の一角にあった
伝説の安宿「楽宮旅社」の壁に書かれていた落書きと言われています。

20代である程度のお金を貯めて世界を周る旅に出る。
まさに「豊かな青春」そのものではありますが、
帰国してそれなりの仕事につけるのか?
そういう不安が表れているような気がしますが、
作者の真意は知る由もありません。

ただ、この言葉を初めて聞いた30年前から気になり続けている言葉ではあります。

ちなみに楽宮旅社は2005年頃に既に閉鎖されていますが、
その残滓を見ることはできます。

(旧楽宮旅社)















私のセミリタイア生活までを表すとすると?


そんな楽宮旅社の跡を見ながら自分のセミリタイアまでの歩みを振り返れば、

「普通の青春、惨めな中年、豊かな老後」

と言ったところでしょうかね?

私は大学生時代まではごく普通の生活だったとは思いますが、
サラリーマンになってからは思い通りにいかないことだらけで、
特にサラリーマン時代の後期は惨めという言葉がぴったりでした。

今のセミリタイア生活を「豊かな老後」と言ってしまうと、
少々盛り過ぎのような気がしますが、
経済的にはともかく気持ち的には豊かといっても良いと思います。

本当は「豊かな青春、豊かな老後」が理想でしょうが、
現実問題としては難しいでしょう。

そうであるならば、学生時代はある程度悔いのないレベルで楽しく過ごし、
サラリーマン時代は豊かな老後に向けての準備期間と割り切り、
豊かな老後をなるべく早く開始すべくセミリタイアを目指す...

ベストな選択ではないかもしれませんが、一つの考えではないかと思います。
刹那的な沈没者達のことを思い出すと、その思いが一層強くなりますね。



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