2019年6月9日日曜日

カネカ炎上問題で独身がますます辛くなる

カネカ炎上問題で起こりそうな問題


「育休を取得した夫が復帰直後に転勤を命じられ、退職した」
というツイートを発端に大炎上したカネカ。

カネカは「法律的には問題なし!」で押し切ろうとしているようですが、
「有給休暇を取らせなかったのは違法では?」とか
「育介法26条の規定 "転居を伴う異動で育児や介護が困難となる労働者に
その状況に配慮すること" に違反しているんじゃない?」
など新たに突っ込まれて炎上は止む気配がありません。

モラルや法律の問題は一旦置いておくとして、
この事件の影響で、ますます独身サラリーマンが厳しい状況に置かれるのでは?
という懸念を私は抱きました。

育児休暇でしわ寄せがくる独身者


育児休暇に関する個人的な経験ですが、
育児休暇を取得した場合、その人の代替で入るのは派遣社員のケースが多いです。
派遣社員の中には「残業できません」という条件のケースもあり、
その場合、こなしきれなかった仕事は残った正社員にしわ寄せがきます。

しかし、派遣社員が代替で入るのはまだましと言えます。
その人の仕事を複数で割り振るなんて場合は、
単純に残された人(多くは独身者)の仕事が増えます。
現行の育児休暇制度でもすでに独身者へのしわ寄せが来ている企業は多いでしょう。

この手の問題で、私は育児休暇を取得するのに反対をしているわけではなくて、
企業サイドが育児休暇後の残された社員の事を考えていないのが問題だと思っています。

育児休暇制度だけ作ってドヤ顔の企業...
運用面も考えず全く困ったものです。

子育て世代に転勤命令を出すことが企業リスク?


今回の炎上騒動で企業サイドが、
「子育て世代に転勤命令を出すこと自体が炎上リスクかも?」
なんてことを考えても不思議ではありません。

そうなると誰を転勤させるか?
「独身のあいつがいるじゃないか!」
なんてケースが増えるのではないでしょうか?

育児休暇の人の分まで働く上に、
行きたくもない場所へ転勤するリスクも高まる...

独身者受難の要因がまた一つ増えたような気がします。


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