2022年1月8日土曜日

中高年リストラ本格化 ~ 考え方の転換が必要か? ~

昨年度のリストラは20年ぶりの高水準


コロナショックによるリストラというのは20年ぶりの高水準だそうです。

" 中高年をターゲットにしたリストラは、いつ止まるのかーー。2021年に希望退職を募った上場企業は80社を超え、対象人数は1万5000人を突破したことが「東京商工リサーチ」の調べで分かった。2020年は93社、1万8635人だった。2年連続の1万5000人超えは、02年、03年以来、約20年ぶりの水準である。"
(引用元)中高年リストラいよいよ本格化…「希望退職募集」2年連続1.5万人超えは20年ぶり
ここで述べられている2002年のリストラの主要因は、
ITバブル崩壊や平成不況によるものです。

あの超不景気な時代に並ぶと考えると、
今の置かれている状況の厳しさをより実感致します。

日本自体が地盤沈下


ただし、当時と大きく異なるポイントとして、

・日本の地盤沈下
・外国人労働者が多数流入

といったところが挙げられるかと思います。

当時はバブル崩壊がどうしたといっても、
日本が先進国から転落するとか、
アジア諸国に抜かれるとか、
そういう話はなかった気が...

また、外国人労働者が今ほど多くなかったことから、
賃金低下や雇用の面で一定程度の歯止めがあった気も致します。

そういう意味では、当時リストラされた中高年より今の中高年の方が、
より厳しい局面に立たされていると言えるのではないでしょうか?

唯一の救いは価値観の変化かもしれない


上記に加えて、年金財政の悪化など、老後の不安は当時以上であり、
良いことなど何もないように思えますが、
考え方・価値観の変化は唯一の救いかもしれません。

ミニマリスト的思考やセミリタイア的思考がそれで、
一部の人にとっての金銭や所有物の価値は明らかに低下しています。

こういう人にとっては、
リストラなど人生のちょうど良い転機と言えなくもないかもしれません。
割増退職金なんか貰えたら猶更のことです。

私なんかも、20年前の価値観のままで会社を辞めていたのであれば、
かなりの挫折感を味わっていた気もしますので、
自分自身も随分と価値観が変貌したのを感じます。

まあ、今の花形企業に勤めている若手だって、
40~50代になったらリストラされるかもしれないので、
それに備えて色々なオプションを考えておいた方が良いでしょうね...

2 件のコメント:

  1. 花形ほど暴落するときは派手だからなあ
    地味なメーカーの方がいいんだろうなあ

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    1. 花形企業はある日突然暴落するのも問題ですが、、
      そこの古参社員がいつまでも一流企業気取りなのも気になります。

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